等一個人咖啡(景美本店)

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大ヒット映画の世界に浸れる素敵なコンセプトカフェ

こんにちは、台北ナビです。
日本でも人気の台湾映画。映画ファンの間ではロケ地めぐりをするのが旅行の楽しみ方とされています。実際に足を踏み入れられる場所は決して多くないのですが、台北郊外の文山区に映画でカフェとして使われたロケ地が、そっくりそのままコンセプトカフェとして営業している場所があると聞いて訪問してきました。映画を知らなくても楽しめる素敵空間をご紹介します。

「等一個人咖啡」の世界がそのまま残されています

閑静な住宅街にあり、目の前には公園が。直ぐ近くには景美渓が流れていて、遊歩道があります 閑静な住宅街にあり、目の前には公園が。直ぐ近くには景美渓が流れていて、遊歩道があります 閑静な住宅街にあり、目の前には公園が。直ぐ近くには景美渓が流れていて、遊歩道があります

閑静な住宅街にあり、目の前には公園が。直ぐ近くには景美渓が流れていて、遊歩道があります

出演者らのサインが書かれたカップ

出演者らのサインが書かれたカップ

カフェがあるのは文山区の閑静な住宅地。MRT「七張」駅から251バスに乗って約10分。景美女中という難関女子高が近くにあります。景美渓にも近く、堤防にある遊歩道を散歩なんてことも可能。YouBikeで政治大学や動物園、景美夜市方面から来るのもいいかもしれません。

カフェの名前は「等一個人咖啡」。台湾で2014年に公開された同名映画のロケ地です。日本では公開されていないのですが、「あの頃、君を追いかけた」の原作者、九把刀(ギデンズ・コー)の作品を原作とした映画と聞いて、ピンと来る方もいるのではないでしょうか。
大学生の思螢が、不思議な雰囲気を持つオーナーがいる行きつけのカフェの常連・澤于に恋をし、距離を縮めたい一心でカフェでアルバイトを始める。すると、カフェで人気のバリスタである阿不思は、思螢の大学の先輩である曾元拓(阿拓)の恋敵だったことが分かり……というストーリー。

映画の大部分がこのカフェで撮影されており、映画の象徴的存在となっています。公開から5年が経ちましたが、内装は映画の世界観はほぼそのまま残されていて、「あ、この風景見たことある!」と思うこと間違いなし。決して便利な場所ではないのですが、台湾全国はもとより、香港やマレーシアからのファンも来訪するというロケ地めぐりの聖地となっています。

映画ファンばかりが集うかというと、そうではなく、平日や休日の午前中は地元の人たちで賑わいます。ご隠居さんや奥様方の社交場になっていたり、学生さんが静かに勉強していたりと、郊外ならではの比較的地元に密着している感じがして居心地がとてもいいです。
映画の「あのシーン」が再現できます 映画の「あのシーン」が再現できます

映画の「あのシーン」が再現できます

コンセプトカフェだからと言って侮るなかれ。ドリンクは本格的

こういったコンセプトカフェって往々にして「写真映えはするけど肝心の味はそれほどでも……」というイメージが付きがち。でも、ご安心ください。等一個人咖啡を運営しているのは、エスプレッソマシーンで有名なイタリア・ビアレッティ社の台湾代理店。「コーヒーをもっと台湾で広めたい」とカフェをオープンしたそう。映画と関連を持つことになったのは「たまたまご縁があったから」ということ。ちょっと珍しいケースですね。
エスプレッソマシーンやタンブラーなどの関連商品も販売 エスプレッソマシーンやタンブラーなどの関連商品も販売

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お洒落なオリジナルパッケージのドライフルーツやコーヒー豆、ギフトセットもあります お洒落なオリジナルパッケージのドライフルーツやコーヒー豆、ギフトセットもあります お洒落なオリジナルパッケージのドライフルーツやコーヒー豆、ギフトセットもあります

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【老闆娘特調(オーナーオリジナル)】155元

お店のお薦めとしてまず出されたのが、こちらのアイスコーヒー。映画の中のオーナーが作ったという設定です。大き目のカクテルグラスに入れられ、レモンの輪切りが刺さっているのが特徴。

そうなんです。黒糖、レモン果汁、オレンジ果汁を入れたコーヒーです。酸味の強いフルーツと苦いコーヒーの融合に一瞬尻込みしてしまいましたが、飲んでみると、サッパリ&フルーティーで爽快感がありました。少し気温の高い日に飲みたい一杯。頭がシャキッっとする感覚もあるので、遅く起きた休日の昼下がりに飲んでもいいかもしれません。

【阿不思莊園拿鐵(アプスのスペシャリティーラテ)】180元

映画に登場するクールなバリスタ・アプスが入れたラテ。ビアレッティのモカエキスプレスで丁寧に淹れられているのと、ミルクの泡がきめ細やかで、ちょっと一味違った風味が楽しめます。ラテが苦手なナビが飲んでも飲みやすいと思える一品でした。

このほかにもワッフルやサラダ、パスタや丼物のフードメニューも充実しています。ランチ・ディナータイムでも時間を選ばずに訪問できるのは旅行者にとってみると嬉しい限りです。

まだまだ旅行者には知られていない文山区にある「等一個人咖啡」。一人でも気軽に入れる雰囲気なので、映画ファンに限らず、どんな人にもお薦めできるカフェです。休日は行楽客で賑わうので、来訪予定の時は早目の時間か予約が吉。地元の人たちに混じってまったりと自分だけのコーヒータイムを楽しんでくださいね。

以上台北ナビがお伝えしました。

記事登録日:2019-12-02

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2019-12-02

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