YANA人拿咖啡 (台南市)

YANA人拿咖啡

閉店・移転、情報の修正などの報告

パワーアップして戻ってきました!アーティストがつくる香港と台南のコラボカフェ


こんにちは。台北ナビです。
台南から飛行機で1時間ちょっとで到着する身近な都市、香港。最近、香港から台南に移り住む人が増えているそうです。何でも、時間の流れ方がひと昔前の香港に似ているんだとか…。今日ご紹介する「YANA人拿咖啡」も、台南の魅力に取りつかれ、移住を決意した香港人オーナーさんのお店です。香港と台南、それぞれの良さが入り混じった気になる店内に、早速入ってみましょう。

台南大学近くの慶中街にお店を構える「YANA人拿咖啡」。
このあたりには、お腹をすかせた学生さんたちに嬉しい小吃店やリーズナブルなカフェが多く立ち並ぶ通りです。以前は三越新天地店ほど近くの樹林街にあったお店ですが、最近ここへ引っ越してきました。たくさんのお客さんを迎えられるよう、もともと中華レストランだった建物を改装し、メニューもリニューアルされました。
樹林街から来たよ…という意味で飾られた草(樹林)…

樹林街から来たよ…という意味で飾られた草(樹林)…

オーナーさんはこんな方…


開放感たっぷりの店内で、ナビが最初に目にしたのはあちらこちらに飾られたアート作品の数々…。なんとこれらは、オーナーさん自らデザインしたんだそう。オーナーの林子邦さんは、カフェオーナーでありながら、時に大学で教鞭もとるアーティストでもあります。香港の伝統スイーツ、雞蛋仔を指に挟んだ名刺は、教え子によるデザインなのだとか。

香港のスターがモチーフに、デザインされたポスターも至る所に。近づいてよくいてみると、台湾の歌の歌詞が細かく描かれています。そこには、オーナーの目指す香港と台南のコラボレーションが表現されています。
オーナーの林子邦さん 

オーナーの林子邦さん 

黒を基調とした落ち着く店内の2階はオーナーのデザインオフィスになっています。なるほど~内装が凝っているのも納得。現在、客席は1階のみですが、これから改装をはじめ、ゆくゆくは2階にも客席を設ける予定だそうです。今から楽しみですが、改装するペースは台南タイムでゆっくりと…なので、のんびり待ちましょう。

お客さんを入り口でお迎えする、大きなマスコットは、オーナーがキーボードにのせた指が、たまたまI、M、Aの3文字であったことから、IMAと命名されたそう。今ではお店になくてはならないシンボル的存在になりました。
テーブルのひとつひとつに香港の地名が記されていたり、広東語が描かれていたり、ノスタルジックな雑貨があったりと、あちこちに香港テイスト満載です。
デザインオフィスの窓が見えます。

デザインオフィスの窓が見えます。

飛び出す香港の街並み絵本

飛び出す香港の街並み絵本

あちらこちらに広東語

あちらこちらに広東語

テーブルの隅には香港の地名

テーブルの隅には香港の地名


すべてのお客さんが目にするペーパーテーブルクロスにも、よく見るとメッセージがこめられています。魚や野菜など台南の新鮮な食材を思い浮かべている人や、オーナーの好きな歌、懐かしい故郷、香港の街並み、それにIMAの姿も…。まさに、オーナーの頭の中の縮図なのです。

香港式、台南味

入り口のハーブガーデン

入り口のハーブガーデン


「そもそも、香港料理というものはないんだよ。」とおっしゃるオーナー。
そういわれてみると、日本でも香港料理を掲げた看板は見たことがないような…。かつて植民地であった香港には、西洋や、インド、マレー料理などがもちこまれ、独自にアレンジされていったんだそう。もともと、レパートリーの多い広東料理がベースになっていることもあり、香港で楽しめる料理は、多種多様です。それを、台南の新鮮食材をつかってアレンジするのが、YANA流。ここでも香港と台南のコラボレーションを見ました。
メニューは、栄養学の知識もあるオーナーとスタッフによって考案されています。新鮮な食材を選び、ハーブは、店頭で自家栽培。なにより科学調味料を使用せず、出来たてにこだわった手作りのおいしさを提供しています。

特製漢保肉 苺果乳酪 太陽蛋 (特製目玉焼きハンバーグ イチゴチーズジャムベーグル付) 220元

ボリューム満点の手作りハンバーグは、ちょっぴりスパイシーで目玉焼きとの相性も抜群です。台南の新鮮な野菜もたっぷりトッピングされているので、お腹を空かせた学生も大満足の一品。セットのベーグルに添えられたイチゴとクリームチーズのジャムも手作りで、優しい甘さです。



瑞士雞翼飯(スイスチキンウイング) 170元

瑞士(スイス)と名前が入っていますが、香港発祥の料理です。昔レストランで、西洋人のお客さんに対し、この料理をスイートチキンと説明したところ、スイスチキンと聞き間違えたのが名前の由来なんだとか…。冰砂糖とたくさんのスパイスから作られるYANA特製ソースは、じっくり煮込まれたチキンウィングにしっかり味がしみ込みごはんがすすみます。



中環雞蛋仔 160元

雞蛋仔とは、ポコポコした見た目がかわいい香港の国民的おやつです。最近台湾の夜市でも見かけるようになり子供にも人気ですが、香港では50年代にすでに登場していたそうです。たまごを売っていたお店の主人が、売れ残りのたまごをもったいないと思い、小麦粉をまぜ焼いてみたのがはじまりなのだとか。夜市で食べてパリパリしたイメージのあったナビですが、こちらは生地が厚めで中がモチモチしていました。雞蛋仔は3種類味があり、トッピングのフルーツは季節によって変わりますよ。



今日ご紹介したメニューにドリンクをセットにすると30元引きになります。
ナビが気になったドリンクはこちら。

港式奶茶(香港式ミルクティー) 130元

台湾のミルクティーとは、使っている茶葉が違う香港スタイル。ほどよい甘さですっきりとしています。

咸檸七(塩レモンソーダ) 130元

咸は塩、檸は檸檬、七はセブンアップということで塩檸檬ソーダの事です。香港では、ミルクティー、レモンティー、コーヒーとミルクティーをまぜた鴛鴦茶、それにこの咸檸七が、四天王に君臨しているそうです。特に夏、おすすめの一杯。

高登果茶(ゴールデンフルーツティー) 170元

南国のフルーツをたっぷり使ったなが~いドリンク。まるでパフェのような食べるフルーツティーです。

You are not alone


店名であるYANAとは、You are not aloneの頭文字です。
ペーパーテーブルクロスにも書かれていた「Not alone」という曲は、オーナーの思い入れのある一曲なのだそう。「Suede」というロックバンドでギタリストとして活躍していたバーナード バトラーが、メンバー間の確執によりグループを脱退した後に生まれたこのナンバー。歌詞の中には、「自分も相手の事を理解していなかった…」という当時を振り返るような一節が…。
そして繰り返される「I’m not alone, these days…」という優しいメロディーに、オーナーは涙したんだそう。その後、バーナードは絶縁状態だったメンバーとも和解し、また一緒にステージに立つ日を迎えました。オーナーもさぞかしうれしかったことでしょうね。


考え事をして新しい自分を発見するのに、カフェは最適の場所ではないでしょうか?
ドリンクやスイーツは、それを手伝う友達。YANA人拿咖啡は、香港に出会える場所であり新しい自分に出会える場所です。
そこに集まった人たちのそれぞれの思いが交錯するカフェには、「You are not alone」のミュージックがぴったり。ゆっくり流れる香港タイムに、ついつい長居してしまいました。

以上、台北ナビ(岩田優子)がお届けしました。 

記事登録日:2015-11-24

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2015-11-24

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