黄氏蝦仁肉圓(台南市)

閉店・移転、情報の修正などの報告

ツルリとしてて、ペロリと食べられる極上のエビ入り肉圓

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メニューは、蝦仁肉丸と魚団子スープ、ワンタンスープの3種のみ。 路地の入口に店先が突き出していました。台南駅の方から中山路を歩いてくると、巷の数字に気を付けていないと思わず通り過ぎてしまいそう。
1つの目印は、格式のある2階建ての古い家屋。「黄氏蝦仁肉圓」はその隣にあります。屋台っぽい店舗ですが、テーブルが並んでいるスペースには100年老店の看板がその歴史を物語っています。聞けば1892年からだそう。安平の海で捕れる台湾で火焼蝦と呼ばれるエビは、甘みがあり、蒸した時に赤身がきれいに光るのが特徴的。肉圓の皮から透き通って見える赤は本当にきれいです。捕獲量がどんどん減っているのもかかわらず、お店はこのエビ以外は使用しないとしているので、上質の火焼蝦が手に入ったらお店を開けます。今日のエビが無くなれば店終いだそうで、店の営業時間は全くエビにゆだねられています。黄老板曰く「去年の3,4月はいいエビが手に入らなくて、店を40日も休んじゃったよ~」と。でもそんなに苦しそうにも見えないのは、長年蓄積してきた商売のコツからでしょうか。
蝦仁肉圓は、朝ごはんとしても最高。ナビが朝9時過ぎに食べていたら、テイクアウトの男の子、常連のようなおじさん、いろんな人が途切れず来ていました。注文を受けたら大きなセイロの蓋を開け、数を取ったらすぐ閉めます。蓋を開けた時の湯気と香りとエビの赤。これは食欲がそそられますね。ここへ来たらちょっと坐りましょう。ツルツルした皮と甘いエビと肉汁、肉圓にたっぷり掛けられたエビ殻でとったスープも8時間煮込みの極上なので、汁も残さず飲んでほしいです。

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2015-03-06

スポット更新日:2015-03-06

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