【台湾観光】台湾の人気リゾート「澎湖島」にある台湾最古の媽祖廟「澎湖天后宮」でパワーをいただこう!

澎湖島の定番観光地。媽祖参りはもちろん、建造物も見ものです!元宵節(小正月)には「乞亀祭り」の会場にもなります!

海・漁業、海をつかさどる神様として知られる媽祖は、台湾で古くから篤く信仰されています。この女神様は台湾各地でまつられていますが、台湾で最も古いとされる媽祖廟が、ここ澎湖にある「澎湖天后宮」です。

海・漁業、海をつかさどる神様として知られる媽祖は、台湾で古くから篤く信仰されています。この女神様は台湾各地でまつられていますが、台湾で最も古いとされる媽祖廟が、ここ澎湖にある「澎湖天后宮」です。

工事中でした……

工事中でした……

以前の外観

以前の外観

ナビが訪れた時は修築中!

実に400年以上もの歴史を誇る廟は、これまで清仏戦争などの被害を受けてたびたび損壊の憂き目に。しかしその都度修復され、大切に信仰されてきました。

実に400年以上もの歴史を誇る廟は、これまで清仏戦争などの被害を受けてたびたび損壊の憂き目に。しかしその都度修復され、大切に信仰されてきました。

今日の廟は日本統治時代の1922年に中国・潮州からやってきた職人らによって行われた作業による影響が色濃く、台湾本土で見られる煌びやかな道教の廟とは一線を画す落ち着いた色合いとなっています。石と木を組み合わせた造りは大変珍しいのだとか。

今日の廟は日本統治時代の1922年に中国・潮州からやってきた職人らによって行われた作業による影響が色濃く、台湾本土で見られる煌びやかな道教の廟とは一線を画す落ち着いた色合いとなっています。石と木を組み合わせた造りは大変珍しいのだとか。

この時、廟の敷地も拡大され、廟前の広場(廟埕)と後殿が増築されました。緩やかな坂の土地の形状に沿って奥が高い造りとなっています。廟内に置かれた模型を見ると一目瞭然ですよ。ちなみに後方のこんもりとした緑地は、高い山のない澎湖で風水の吉相をなぞらえているそうです。 この時、廟の敷地も拡大され、廟前の広場(廟埕)と後殿が増築されました。緩やかな坂の土地の形状に沿って奥が高い造りとなっています。廟内に置かれた模型を見ると一目瞭然ですよ。ちなみに後方のこんもりとした緑地は、高い山のない澎湖で風水の吉相をなぞらえているそうです。

この時、廟の敷地も拡大され、廟前の広場(廟埕)と後殿が増築されました。緩やかな坂の土地の形状に沿って奥が高い造りとなっています。廟内に置かれた模型を見ると一目瞭然ですよ。ちなみに後方のこんもりとした緑地は、高い山のない澎湖で風水の吉相をなぞらえているそうです。

下

中

上

天井や壁、柱には細かな細工が施されています。彫刻は人々が触れることで風化せぬよう、人の手が触れやすい下部はシンプルに、上に行くにしたがってより繊細に文様が刻まれています。

正殿にまつられているのは、大媽(媽祖),二媽(千里眼)、三媽(順風耳)と呼ばれる3体の媽祖像。一般に黒の面が多い台湾の媽祖にあって金色の面は珍しいのだとか。大媽はどっしりと構え、二媽は遠くまで見渡す監視役、三媽はどんな音をも聞き分け悪を退治する役割があるんですって! 正殿にまつられているのは、大媽(媽祖),二媽(千里眼)、三媽(順風耳)と呼ばれる3体の媽祖像。一般に黒の面が多い台湾の媽祖にあって金色の面は珍しいのだとか。大媽はどっしりと構え、二媽は遠くまで見渡す監視役、三媽はどんな音をも聞き分け悪を退治する役割があるんですって!

正殿にまつられているのは、大媽(媽祖),二媽(千里眼)、三媽(順風耳)と呼ばれる3体の媽祖像。一般に黒の面が多い台湾の媽祖にあって金色の面は珍しいのだとか。大媽はどっしりと構え、二媽は遠くまで見渡す監視役、三媽はどんな音をも聞き分け悪を退治する役割があるんですって!

ほかに天津から香港、台湾へと海を渡ってきた大きな天津媽祖も。こちらは黒い面ー!

ほかに天津から香港、台湾へと海を渡ってきた大きな天津媽祖も。こちらは黒い面ー!

ほかにもさまざまな神様がまつられています。これらは至聖先師(孔子)。賢くなりますように……!

ほかにもさまざまな神様がまつられています。これらは至聖先師(孔子)。賢くなりますように……!

人

井

そして足元に目をやると……敷かれたレンガのタイルにも注目です。斜めに貼られているのは「人」という字に見えることから歓迎の意を表し、四角く貼られているのは「井」、つまり囲われているように見えることクローズド空間を表しているそうです。そして、レンガのナンバリングは修築作業の時のためです。

六角形は亀の甲羅に見えませんか?そう、長寿の記しです。そうそう、亀と言えば、澎湖の元宵節(旧暦1月15日の小正月)は亀が主役のお祭りなんだとか。「乞亀」と呼ばれる行事が澎湖各地の廟で行われます。もちろんここでも。 六角形は亀の甲羅に見えませんか?そう、長寿の記しです。そうそう、亀と言えば、澎湖の元宵節(旧暦1月15日の小正月)は亀が主役のお祭りなんだとか。「乞亀」と呼ばれる行事が澎湖各地の廟で行われます。もちろんここでも。

六角形は亀の甲羅に見えませんか?そう、長寿の記しです。そうそう、亀と言えば、澎湖の元宵節(旧暦1月15日の小正月)は亀が主役のお祭りなんだとか。「乞亀」と呼ばれる行事が澎湖各地の廟で行われます。もちろんここでも。

これは穀物や麺、菓子などで作った亀をお供えし、1年の平安を願う伝統行事。台湾本土ではランタン祭り(花燈)やスカイランタン祭り(天燈)が有名ですが、澎湖や南部の一部では「乞亀」でお祝いするのです。

これは穀物や麺、菓子などで作った亀をお供えし、1年の平安を願う伝統行事。台湾本土ではランタン祭り(花燈)やスカイランタン祭り(天燈)が有名ですが、澎湖や南部の一部では「乞亀」でお祝いするのです。

ナビが訪れた翌週には次期大統領の賴清德氏もお礼参りに訪れたそうですよ。由緒正しき廟、「澎湖天后宮」に訪れてみてはいかがですか?

ナビが訪れた翌週には次期大統領の賴清德氏もお礼参りに訪れたそうですよ。由緒正しき廟、「澎湖天后宮」に訪れてみてはいかがですか?

スポット情報

■澎湖天后宮
澎湖縣馬公市正義街1號
7:00~19:00

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2024-02-12

ページTOPへ▲

関連記事

天后宮(澎湖県)

天后宮(澎湖県)

台湾で最も古い海の女神を祭る廟です

その他の記事を見る