旧草嶺トンネル(福隆舊草嶺隧道)は、日本統治時代に作られた全長2,167mの元鉄道トンネルで、新北市貢寮区と宜蘭県頭城鎮を結ぶ北東部・東北角に位置しています。完成した当時は東南アジアで最も長い鉄道トンネルだったそうですよ。
しかし、1985年に新たなトンネルが開通し、旧トンネルは閉鎖。その後2008年にサイクリングロードとして再び開放されると、宜蘭県の県指定古跡として、また台湾歴史建築百景の1つとして脚光を浴びています。
サイクリングを楽しむには、まず台鉄「福隆」駅に行くのがおすすめです。駅周辺には数多くのレンタル自転車屋さんがあり、予約なしで自転車を借りることができますよ。
本日、電動自転車レンタル券付きのバス乗り放題チケット片手にやってきたナビ。こちらは台湾好行バス黄金福隆線のバリューチケットで、11月末までお得に旅ができちゃうんですよ!
そんな訳で、チケットに表示されたレンタル自転車屋さん「福隆驛站」へとやってきました。(支店で手続きの場合もあるのでスタッフに確認してくださいね)
バリューパスがあるから手続きはとっても簡単で、QRコードをスキャンしてもらうだけでした。お店で借りる人は、自転車のタイプを選んでお支払いをすればOKです。
ママチャリは100元、2人で漕ぐ協力自転車は200元、親子自転車は150元(いずれも2時間)などさまざまなタイプがあり、レンタル料も異なります。いずれもレンタル時に身分証(パスポートなど)を預ける必要があり、返却時に身分証も戻ります。
ナビはバリューパスプランに組み込まれていた電動自転車をレンタルしました。最近新車が導入されて値上がりしたそうで、こちらは350元/2h。バリューパスは2路線のバス乗り放題券付で380元だったので、とってもお得です♪
台鉄の線路沿いを走っていたはずが、いつのまにやら両脇は緑、緑、緑の木々!ここは普通の道路だから車も通りますが、さほど交通量は多くなくサイクリングには最適です。
昔の踏切の前で記念撮影~!
そうこうしているうちにトンネルの入り口に到着です。苔むしたレンガの壁が雰囲気あります。多くの人がここで撮影をしていましたよ。
中へ入るとひ~んやり!35℃越えの本日ですが、ウソのような涼しさです。時折自転車に乗る人や歩いている人とすれ違いますが、車が通らないので走りやすい~!なにより電動自転車なのでラクラク~!
途中、新北市と宜蘭県の県境地点がありました。
そしてトンネルを抜けると……青い海と青い空と亀山島!
宜蘭側の入り口は小さな集落になっていて、ちょっとした軽食やドリンクを売る店がありました。もうここは福隆ではないので、さすがに福隆弁当はありませんでした……。買ってくればよかったな。
トンネルは全長約20kmの旧草嶺トンネルサイクリングロード(舊草嶺隧道自行車道)の一部でもあります。
ここから海沿いを走れば、馬崗や卯澳といった漁村へと通じ、さらに美しい風景が待ち受けています。アップダウンが激しい道なので、全行程制覇をもくろむ方は電動自転車をレンタルすることを強くおすすめしま今回ナビは引き返しましたが、健脚自慢の方はチャレンジしてみてはいかがですか~?
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記事登録日:2023-09-07
台湾北東部のビーチラインへ絶景ハンティングに出かけよう!