北投の外れにある「貴子坑水土保持教学園区」へふらり出かけてみました。
階段を上ると、(石の)フクロウがお出迎えしてくれました。
夜なら本物のフクロウにも出逢えそうな自然豊かな場所。池には鯉やメダカ(?)やアメンボ、亀、カエル、イモリ……それらを狙う?鳥たちが。
マイナスイオンを浴びながら、ウォーキングやジョギングを楽しむ市民の姿も。
ふむふむ、先ほどの池は「情人湖(Valentine Lake)という名が付けられているようです。「情人」と聞くと、ちょっぴりドキッとしますが、中国語では「恋人」という意味。そういえば、台湾では七夕バレンタインデーとして旧暦7/7もお祝いするんですよ。今年は8/22。もうじきだ~!
看板が指す方を眺めてみると、眼下に広場が見えます。キャンプエリアのようです。
やがて台湾一の陶芸工場となり、機械化が進むと土は大量に掘り出されるように。北投の磁器産業はますます繁栄していきましたが、地盤が弱くなっていたところにやってきた台風……そうして起きたのが土石流災害でした。
ちなみに、ここ貴子坑の山は、台北地区最古の「五指山層」と呼ばれる地層でできており、陶磁器に用いられる粘土・カオリン(高陵土/白陶土)と釉の原料に用いる石英砂が豊富に含まれるとか。
北投といえば温泉を思い浮かべますが、それだけじゃなかったんですね~!
「貴子坑水土保持教学園区」入口の脇には、登山道(貴子坑親山歩道)の入口もありました。台北のトレッキングルート「台北大縦走」へと続いています。健脚の方はぜひこちらも!
スポット情報
■貴子坑水土保持教学園区台北市北投區秀山路161號
24時間開放
https://learning.swcb.gov.tw/Class-Detail.asp?Class=class_03※MRT「北投」駅前から218バスに乗り、「貴子坑水土保持園區」下車、徒歩15分