ナビスタッフと行く花火クルージングツアー

花火をクルーザーから見るって、こんなに贅沢な気分になれるんですね♪淡水から行く花火クルージングツアーに参加してきました!

こんにちは。台北ナビです。

8月後半に突入すると、大稲埕煙火節がやってきました。この花火フェスは今年で8回目を迎えるそうで、年々レベルアップしているという噂を耳にしていたので、いつか見に行きたいと思っていたところ、船の上から見られるツアーがあるというので、早速申し込みをし、この日を楽しみにしていました。

気合充分、レッツ水上で花火鑑賞!!

集合は夕暮れの淡水 集合は夕暮れの淡水

まだ明るいうちに MRT淡水駅に集合です。土曜日だったので淡水も人がいっぱいでした。おなじみオレンジ色のナビツアーの旗のところに集合です。参加者が揃ったので、ぼちぼちと船着場へ移動を開始しました。

なんと、ライチ狩りやマンゴ狩りツアーに参加された方々と再会しました。お土産やさん立ち寄りがないから、ナビツアーは無駄がなくってよいですよね、なんておしゃべりしたり。
この旗が目印

この旗が目印

駅の河側が集合場所です

駅の河側が集合場所です

ナビツアーでおなじみの周さん(Debbieさん)について歩いてゆきます。対岸の観音山がくっきり見えています。

身近すぎてあまり来ていなかった淡水ですが、なかなかいいものですね。自転車に乗ったり、犬を連れていたり、そぞろ歩きを楽しんだり、地元の人々は、昼間の暑さが静まるこの時間を待って、涼みながらそぞろ歩きを楽しむのですね。
お子さん連れやご夫婦、カップルでの参加者もいらっしゃいました。雨かもしれないと前日の天気予報では言っていましたが、いい具合に晴れました。参加者に、晴れ男女が多かったのでしょうか。とにかく、雨に逢わずによかったよかった。

夕闇迫る淡水は、とてもいい雰囲気でした。カップルで来た~い!とついつい思ってしまう程、とてもロマンチックな雰囲気です。遊歩道沿いのお店のライトもつき始め、ナビのやる気もますますUP。おいしそうな台湾の屋台おやつ達に、すご~く惹かれながらも、船着場に到着です。
対岸の観音山がくっきり

対岸の観音山がくっきり

夕焼けも

夕焼けも

刻一刻と変わってゆきます。

刻一刻と変わってゆきます。

水路で大稲埕へ

これに乗ります!

これに乗ります!

ナビたちのクルーザーが来ました。みんなゴキゲンで乗りこみます。

クルーザーに乗るだけでも嬉しいのに、夜景もきれいで、しかもメインは花火です。こんな幸せがあっていいんだろうか?と、喜ぶナビとナビ友。
いざ!乗り込みます。

いざ!乗り込みます。

出発~!!

出発~!!

船内の座席

船内の座席

船尾の様子

船尾の様子

いよいよ出発です。

ナビスタッフが、お水かドリンクを手渡してくれます。船酔いしない自信のある方々は、スナック持参で乗船。ビールにおつまみを用意されているツワモノも。クルーザーの船室に入って座っていてもよし、先端に回って夜景を見てもよし、いろいろ楽しめます。

以前、これよりずっと大きな高速船で移動した時、もの凄い船酔いに苦しんだ経験のあるナビは、今日のこのイベント参加に喜びながらも、実はとっても不安でした。乗船前に食事も控えたほどでした。でも、そんな心配は無用でした。エンジン音が多少うるさいのですが、行きは、夜景のきれいなポイントで徐行しながら、とてもゆっくりと行くので、外にいても中にいても、とても快適でした。

延々と続く夜景を堪能

淡水河をさかのぼります!

淡水河をさかのぼります!

MRT淡水線を、逆に進んでいきます。暗くなって紅樹林は見えませんでしたが關渡宮が見えてきました。表札のように水上に向かって「關渡宮」とライトでかいてあるので、ものすごーく解りやすいです。ランドマークとなるようなビルや、いろいろな橋がライトアップされてきれいです。豪華客船風の船ともすれ違いました。
あそこに関渡宮が!台湾のお寺は夜もきらびやか!

あそこに関渡宮が!台湾のお寺は夜もきらびやか!

ゴージャスなクルーザー。

ゴージャスなクルーザー。

ランドマークとなる建物で、今どの辺りにいるのかが想像されます。三越タワーも見えています。そして、遠くに台北101も。橋の下、というか裏を始めてみました(笑)。
水面に光が写ってロマンチック~

水面に光が写ってロマンチック~

遠くにマッチ棒みたいな101

遠くにマッチ棒みたいな101

橋という橋、陸という陸には人がびっしり!

橋という橋、陸という陸には人がびっしり!

気がつくと、陸の堤防沿いには沢山の人が花火のスタートを待って集ってきています。なんと、橋の上にもそれはそれは沢山の人々が。

開始時間が近づいているのと、ナビたちの船が会場にますます近づいているのとで、心なしか会場附近が観衆の期待に満ち溢れているように感じてしまいました。

会場となる大稲埕について

景色ばかりではなく、この辺りで大稲埕豆知識を少し。大稲埕は、清の時代末期から日本統治時代にかけて、経済、社会、文化の中心として、台湾で最も発展した地域です。この時代、陸路より海路を利用することが多かった事から、海から淡水河を遡り、茶葉や布などを載せた商業船などが着く港として、交易のメッカとなり、多くの貿易会社が林立していたそうです。

今では普通の生活で、海路を使うことは滅多になくなっているので、大稲埕の存在は知っていて、行って見た事はあっても、あまりピンとこなかった部分がありましたが、今回は水の上から陸地に沿って川を遡って行くので、まるで100年前の当時の人になった気分を楽しむことが出来ました。以前はもっと簡単なつくりの船で大海原を航海し、淡水から陸沿いに進む頃には、ホッと一息といったところだったのでしょうね。今は、花火を見るために、クルーザーで川をさかのぼっているナビたち。時代は変わり、目的は違っても、ちゃんと河はそこにあり、目指す大稲埕も変わらぬ場所にあるのですね。

ここなら全方位から花火を楽しめる

ちょっと隅田川の花火に環境が似ているかなと思います。

周りは陸で、360度周囲から花火を楽しめます。海岸で上げる花火もいいですが、そうなると海岸線からしか楽しめないので、ちょっと勿体無い気がします。海から遡ってくると、大稲埕までが、対岸までの距離がたっぷりあるのですが、それ以上遡ると二つの支流に分かれてしまいます。橋が複数かかっているし、大稲埕のこのあたりからなら、たくさんの人が生で花火を楽しめるというもの。

まさにここが、台北で花火を上げるなら、安全でベストなポジションかと思われます。

ポイントに到着

船が速度を落とし、Uターンを始めました。

淡水を出発してからほぼ一時間15分くらい経っています。一体何処から上がるのでしょう。クルーザーの屋根の上にみんなで上って、カメラを構えて始まりを待ちます。お隣のクルーザーと船を縛りあって安全確保。さあ、いつでもOK。

台湾花火の密度はスゴイ

おおっ、花火が始まりました。

一斉に、おおーーっというどよめきが起こります。クルーザーだけではなく、遠くのどよめきも一緒に聞こえてくるようです。ハートの形や、スマイルの形の花火が連続であがり、そのあと、横幅のとてもおおきい水中花火とナイアガラ。そして、同時に上空でも連発が始まります。
日本の花火と比べると綺麗なのですが、なぜか途中で違和感が。花火の上げ方があまりに盛りだくさんで、同時にいろいろな花火が上がるので、一つ一つに集中して見れないのです。ひゃー、水中花火をじっくり見ていると、上空が見れない。もったいなーい。ペース落として~!といっても無理なので、画像でおとどけしましょう。
最後までペース落ちず!

最後までペース落ちず!

大玉のソロがみたいなどという、ナビの願いは当然の如く届かず、景気良く連発が続きます。この景気のよさが台湾っぽいなと思いました。

食べ物も具沢山、拝拝のお供えも盛りだくさん、デパートのセールの景品も豪華な台湾は、花火もゴージャス!いいではありませんか。でもちょっと、大玉のソロもみたかったかも(贅)。
突然訪れた静けさ。余韻と理解します。

突然訪れた静けさ。余韻と理解します。

20分間の夢の饗宴はあっというまに終り、静寂が辺りを包みます。暗いし遠くて顔は見えませんが、その辺りに、というか、地域に、暫しの満足感と脱力感が漂っているのを感じました。

夢のような20分、なにもかも忘れて花火に没頭できました。この短さと密度、意外といけるかもしれません。忙しい都会の時間を20分だけ拝借、と言った感じでした。

帰りは一目散(笑)

全員が船の屋根から下りて、安全が確認されると、クルーザーはもと来た淡水河を全力で戻り始めました。流れに沿って進むせいもあってか、もの凄い速度です。エンジン音も半端なく大きく、おしゃべりは殆ど出来ない状態です。クルーザーって、本来はこんなふうに風を切って水上を進む乗り物だったのですね。行きは一時間強かけて行ったのに、帰りは30分かからずに、あっというまに淡水に到着してしまいました。メインを味わったらさっさと帰る。無駄がない実務的な構成が心地よいツアーでありました。あとは、夜市をブラブラするなり、ホテルに帰ってゆっくり休むなり、夜の残りの時間を自分で遣うことができるので、良いと思いました。ナビたちは、折角淡水にきたので、まだ開いている屋台で何か食べてから帰ることにしました。
行きに見た景色が

行きに見た景色が

飛ぶように

飛ぶように

後ろに去ってゆきます

後ろに去ってゆきます

台北で花火を間近で見ることのできる、とても贅沢なツアーでした。混雑を避けて豪華花火を満喫できるこのツアーは、お勧めです。陸路は、海上にたどり着くだけでも大変そうですものね。

来年も絶対参加しようと誓って、2012年大稲埕煙火節のレポートを締めくくりたいと思います。
以上、台北ナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-09-10

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