唐禹哲(ダンソン・タン)独占インタビュー

10月16日、avex taiwan所属の台湾アーティストが集結する、華流ライヴイベント『Asia Music Summit』(会場:東京品川ステラボール)に出演!

こんにちは、饒波貴子です。今回は歌手として俳優として、確実にキャリアを積んでいる唐禹哲(ダンソン・タン)にインタビュー! 一見クールな印象もありますが、実はキュートで親しみやすい魅力を持っているダンソン。10月16日には、avex taiwan所属の台湾アーティストが集結する、華流ライヴイベント『Asia Music Summit』(会場:東京・品川ステラボール)に出演しますので、日本で会うチャンスがありますよ! 今をときめく華流トップアイドル、ダンソンの素顔に迫ってみました。

 
Q:台北ナビへの初登場、ありがとうございます! まずは自己紹介をお願いします。

みなさん、こんにちは。ダンソン・タンです。身長179センチで体重65キロ、乙女座生まれです。血液型はわからない! 昔調べたことがあるけれど、忘れちゃった(笑)。
 
Q:どういうきっかけで芸能界に入りましたか?

実は芸能界に憧れたことはなくて、目指していたわけでもないんです。大学に入ってアルバイトをしていたら、「芸能界に入りませんか?」と声をかけられた。その方は芸能事務所のマネージャーで、乗り気じゃなかった僕や家族を2~3か月かけて、根気よく説得してくれたんです。熱意が伝わってきたし、芸能界の仕事はおもしろそうだな…と思い始めて、2004年に事務所入りを決めました。よく考えてみると僕は子供の頃から歌が大好きだったので、歌手になれて嬉しかったし、芸能人になったことは自然の成り行きだったのかもしれません!? 毎日の仕事は生活の一部になりました。ちなみにスカウトされたお店は、「忠孝復興駅」近くのフードビル・Bistro98にあった日本モ―ドのカフェ。日本料理を出して、J-POPのMVを店内で流していました。だから日本と縁があるのかも。残念ながらその店は、今はもうなくなってしまいましたけどね(笑)。 

Q:6月にニューアルバム「D1秒」をリリースしましたね。このアルバムのセールスポイントはどこですか?

今までの僕とは100%違っているところ。ビジュアルもアルバムの内容も、すべてです。歌手としてのイメージ、それから歌い方も変えました。“ダンソン・タンは変わった!”とみなさんが思ってくれたら、嬉しいです。初めて曲作りにも挑戦したんですよ。「灰色河堤」という曲で、詞も曲も僕が書きました。これからは創作活動を含めて、新しい自分をどんどん表現していきたいと思っています。 
Q:レコーディング中、苦労したことはありましたか?

自作曲「灰色河堤」のレコーディングが一番大変でした。今まではプロの音楽家の先生たちが作った曲を歌ってきたので、感情の込め方や歌い方などいろんなアドバイスがもらえました。でもこの曲は僕が作ったので、すべて自分で考えなきゃいけない。どういう風に表現したらいいか、考えるのに苦労しました。

 Q:では楽しかったのはどんなことでしたか?

オープニングナンバー「I’m Back」は、実際に最初にレコーディングした曲で、17か月ぶりにスタジオに入ったので、とても嬉しかったことを覚えています。この曲の歌詞には、17か月間の僕の気持ちがつまっています。スタッフや作詞・作曲の先生と何度も話し合いながら自分の気持ちを伝え、歌詞の内容やメロディ、アレンジ方法などを考えぬいて完成した曲なんですよ。ダンソン・タンが久しぶりに発表する曲なので、どんな仕上がりがいいのか…とみんなで一生懸命考えました。歌詞には僕の心境がつづられているし、本当に大好きな曲です! 

 Q:日本では去年から今年にかけて、ダンソンのドラマ「トキメキ!玉子チャーハン(中国語タイトル:翻滾吧!蛋炒飯)」、「ぴー夏がいっぱい(中国語タイトル:熱情仲夏)」がDVDリリースされました。撮影当時の思い出を教えて下さい。

まず「トキメキ!玉子チャーハン」はシェフの役で、料理を作らなければいけなかったから、たくさんの苦労がありました。油がはねてよく火傷をしていたし、一番ひどかったのがパスタ料理にチャレンジして、フライパンにお酒を入れた時! ものすごい勢いでが~っと炎が上がって、帽子のつばや眉毛がこげちゃったんです。今だから笑えるけれど、本当に怖かった(笑)。僕は普段ほとんど料理はしなくて、作ると言えば麺や野菜をゆでる簡単な料理程度。だから、あの炎が忘れられません。「ぴー夏がいっぱい」はモデルの役だったので、ウォーキングやポージングが勉強できました。今でも撮影の時に役立っているんです。あの時に学んだことを、体が覚えているんですね。
 Q:10月に東京・品川で開催される『Asia Music Summit feat.avex taiwan』がいよいよ近付いてきました。日本ファンは大期待していますが、ダンソンはどんなパフォーマンスを見せてくれますか?

ニューアルバム「D1秒」の曲はもちろん、過去2枚のアルバムからも僕の代表曲を歌いたい、と思っています。もちろんダンスも披露します! 本格的な日本の音楽イベントに参加するのは初めてなので、すごく楽しみにしています。そして日本のファンに東京で会えることが嬉しい。よく台湾に来てもらっていますから、僕が行く番ですね。このイベントにはジョセフにアリエルにエディ、そしてA-Linやdance flowというメンバーが出演しますが、みんなで歌う時間があるのかどうかまだわかりません。僕としては一緒にパフォーマンスできるといいな、って思っています。 

Q:ダンソンは日本好きで、プライベートを含めてよく来ていますね。どんな所が好きですか?

東京、横浜、箱根、富士山、大阪、京都などに行きました。日本の一番いい所は、女の子がすご~く優しい所(笑)! そして特に好きなのは空気です。台北は空気が悪くて鼻の調子が悪くなるけれど、東京に行くとスッキリします。東京は人が多い都会だけれど、台北よりはキレイで空気がいいと思う。整然としている街並みを歩いていると、フレッシュな感覚になり、気分良く過ごせます。 

Q:日本の食べ物で好きなものは?

(即答で)ラーメンとカレーライス!(日本語で)おいしいね~、ダイスキ!! 

 Q:台北ナビは、台北を始め台湾の魅力や情報を紹介しているサイトです。日本のみなさんに、ダンソンが薦める台湾のスポットや食べ物を教えてください。

まずは中部の「南投」です。山の景色が美しくて、農場や民宿がたくさんあって、のんびりできる美しい場所。そして海なら「墾丁」。友達とドライブしながら時々行くんですよ。食べ物がおいしいのは、僕の出身地「基隆市の夜市」。台湾にはたくさんの夜市がありますが、僕のお気に入りはやっぱり基隆夜市で、どこの店がおいしいか全部把握しているし、おいしい食べ物がいっぱいあります! 
 
 Q:「基隆夜市」の名物料理を紹介してください。

揚げサンドイッチ。船型になっていて長くて、食べ応えがあります。そして海産物や、鼎邊趖(具だくさんの太麺スープ)も人気。僕が一番好きなのは、「阿華炒麺」というお店の「咖哩炒麺(カレー焼きそば)」。夜市から少し離れた所にありますが、絶品です! 観光客にはあまり知られていないお店だと思いますよ。

 Q:台北のお気に入りスポットはありますか?

観光で来たら、買い物がメインって感じですよね。僕が普段行くのはジムや映画館で、お気に入りのカフェでは、食事をしてコーヒーを飲んで読書して、ゆっくり過ごしています。内装にこっている落ち着いた雰囲気のカフェで、照明はちょっと暗め。明るい所は好きじゃないかもしれません(笑)。コーヒーはカプチーノが一番好きで、ホットミルクやホットチョコレートも好き。ほろ苦いビターなチョコレートの味が好きなんです。 


Q:健康上控えている食べ物はありますか?

油と牛肉。塩からい物も、なるべく食べないように気をつけています。牛肉は宗教上の問題ではなく、3年前から家族が食べなくなったので、僕も自然に食べないようになりました。知り合いの影響らしいです。 
 
Q:最近夢中になっていることはありますか?

写真! ロシア製のLOMOというトイカメラで、よく写真を撮っています。フィルムを使って撮影するので、デジカメとは違った色が出てきてなんだか新鮮。自分好みの色に調整することもできるので、写真撮影の楽しさを味わっています。プリントして、研究してますよ。風景を撮ることが多いけれど、時々人物も撮ります。 
 
Q:健康管理の面で気を付けていることを教えてください。

体力をつけることが大事なので、時間があるとジムに行って運動しています。ダンスレッスン中に腰を痛めたこともあるので、ケアも続けています。他には栄養を考えて食事をとったり、たっぷり寝たりとか、みなさんが気をつけていることと同じですね。昔は夜更かししていましたが、最近は規則正しい生活を心がけ、健康管理に気を配っています。 
 
Q:最後に、これからの予定や目標を教えてください。

しばらくはアルバム「D1秒」のプロモーションが続くので、年末頃落ち着いたら新ドラマの出演を考えます。そして音楽制作の楽しさを実感したので、これからどんどんチャレンジしたい。詞も曲もそしてアレンジも手がけて、セルフプロデュースのアルバムを完成させるのが、目標です。日本のみなさん、これからもダンソン・タンをよろしくお願いします! 


落ち着いた雰囲気をかもし出しているダンソンは、実年齢よりも大人っぽく見えるようで飛輪海(フェイルンハイ)のウーズンやジローより年下にも関わらず、ドラマでは先輩や兄を演じた経験あり。このインタビューの日はサングラスをかけていたのですが、「今日は寝不足で目が赤いので、サングラスをかけることをお許しください」と最初に断りを入れていました。そんな礼儀正しさや誠実なところが、大人モードを感じさせるのだなと納得! 今後年齢を重ねるごとに、ますます素敵な男性へと成長していくのだと思います。ダンソン・タン……これからも、目が離せません!
 
画像提供:avex taiwan inc.(愛貝克思股份有限公司)

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-10-06

ページTOPへ▲

その他の記事を見る