台北ナビさんの特集記事が非常に魅力的だったので、旅行最終日に母と二人で行って来ました。前日、パソコンで軽く調べて、簡単にいけると思っていたら、情報収集不足で結構時間がかかりました。
まず、新幹線の駅と鉄道の駅について、詳しく調べていなかったので鉄道の新竹駅と、新幹線が別の場所だと知りませんでした。鉄道のほうで行ったので、降りてから、地元のバスに案内され、片言英語のバス運転手に乗り換えが必要だと言われました。その時点でも自分の間違えに気が付かす、ナビさんの言っている観光バスのことをなぜみんな知らないのか疑問でした。偶然、乗客の一人が日本語の話せる若い方でバスの運転手が乗換駅までついていって説明をしてあげてよみたいなことを言ったのか、彼は自分の降りる竹東駅で降りずに乗り換えの所まで来てくれ、乗るバスを教えてくれ、行く時と帰るときにバスの運転手に見せる紙を描いてくれました。
乗換駅にいる人達も興味津々に私達を見ていて、全然英語も日本語も話せないのに話しかけてくる人や、日本語世代の人達が多かったので、カタコトで話しかけてくれる人がいました。また、みんな親切で雨が降っていたので自分の傘を持って行きなさい、便利だよというおばさんや、降りるときにちゃんと降りてくるか見守ってくれるおじさんなど、本当に心温まる人たちでした。
さて、降りたはいいけどどちらに行けばいいかなとキョロキョロしていたら、さっきのおじさんがどこに行きたいの?日本語で話しかけてくれて、ナビさんの冊子の写真を見せたら、連れていってくれて、天水堂では、突然、呼び鈴を鳴らして中を見せてくれるように頼んでくれました(もちろん無理でしたが、、、)。そろそろお昼にしようかと3人で食堂に入り、おじさんも好きなものを食べてと注文して待っているときに、また突然、外の方に行っておみやげを買ってきてくれてびっくりしました。ご馳走するお礼かなと思ったら、いつの間にかお勘定も済ましていて、それは申し訳ないから絶対にダメだという母の申し出もことわり、いいからいいからというおじさん。おじさんは77歳で、小さい時に3年日本語を習っただけだけど、ちょっとした会話は出来ました。じゃあお礼の手紙と何か贈ろうと住所を聞いて紙に書いてもらいました。次に、擂茶屋さんに行きたいといったら、食堂のお姉ちゃんが案内してくれて、そこで擂茶のおみやげを買い、そのすり鉢も買いたいなといったら、みんなにびっくりされたけど、おじさんは他の売っているお店まで案内してくれて、一軒目は高かったので迷っていたら、つぎのお店まで連れていってくれてそこは小さくて手頃なのがあったのでそれに決めました。そうしたら、またおじさん、いつの間にかそれも払っていてくれて断ってもお金も受け取ってくれずににこにこしているのです。そこのお茶屋さんのおじさん91歳の方(それもこのおじさんが隣の家から呼び出してくれた)は日本語がペラペラで、これも何かの縁ですから、気持よく受け取ってください、このオウさんはいい人です、私もいい人です。とみんなニコニコしていてそんなに深刻に考えないでといった感じでした、
帰りもバスまで案内してくれて、(今度はちゃんと観光バスで新幹線の新竹駅に行くやつ)バスの運賃まで出してくれたんです、また、バスの運転手に私がお金を出しても受け取らないんです。母はずっと、嬉しいけどそんなにしてもらって申し訳ないと言っていました。
乗り換えのたびに30分以上待って、結構雨も降っていたのでゆっくり観光は出来なかったけど、そのおじさんのおかげでこの旅がとても印象深いもので終わり、帰りの飛行機のかなでおじさんの人柄、あのような優しく穏やかな毎日を送るのが夢だなと考えると涙が出てきました。
台北や、九份、陶器の町などの観光地も色々行ったけど、ここは特別でした。
私の人生観に触れるほど、強烈な印象の場所でした。
ありがとうございました。
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