【台南イベント】「2024台南国際ヨットフェスティバル」で海から陸から台南観光！

台湾旅行で人気の都市、台南。今年は台南にある台湾最古の「安平古堡(ゼーランディア城)」が建城されてからちょうど400年というおめでたい年に当たります。そんな台南で開催される「2024台南國際遊艇生活節(2024台南国際ヨットフェスティバル)」のお披露目会へ行ってきました！

台湾の古都として知られる台南は「安平古堡」をはじめ、人気の観光スポットが多数あるのはご存じの通り。これらを陸上から観光するのもいいですが、本日は趣向を変えて水の上から見学です。GO・GO・GO～！

集合地点は「有艇俱樂部(國瑞造船廠)」。広ーい倉庫みたいなここは、元々主に漁船の製造を行っていた工場で、現在は船製造以外にもマリーンアクティビティなど水上レジャーの推進に取り組んでいます。

「富裕者層だけでなく、全ての人にマリーンレジャーを楽しんでもらいたい」というのは有艇俱樂部のオーナー張鴻文さん。というわけで、本日は庶民派を代表して、工場脇のマリーナからナビも豪華クルーザーに乗り込みます！

靴を脱いで「おじゃましま～す！」スリッパに履き替えてと……
見てみてみて～！1階は冷房の効いたリビングスペースになっています。TVやカラオケ、冷蔵庫、トイレなんかもあってまるで水に浮かぶお金持ちのおうちみたい♡

見えてきたのは安平港に立ち並ぶ造船所「安平九間造船廠」です。船づくりの工場が9軒ほどが軒を連ねます。

ほどなくして目に飛び込んできたのが大きな白い像、航海の女神として知られる媽祖様です。今では神として各地の廟に祀られている媽祖ですが、実在の人物で本名は林默娘といい、この像のある場所は「林默娘公園」として台南市民の憩いの場となっています。

公園の対岸には「安平魚市場」も。クルーズ時はただの閑散とした建物でしたが、深夜から早朝のオープン時はにぎわうそうです。卸中心のため個人の少量購入には不向きですが見学はOKですよ！

漁の時間にはまだ早い？たくさんの漁船が停泊中です。近くには船専用のガソリンスタンド「安平漁船加油站」も。運がよければ船に給油する様子をキャッチできるかもしれません。

遠くに「安平古堡(ゼーランダ城)」が見えてきました。赤いとんがり屋根が目印です。もっと近づいたら城全体が見えるのかな？と楽しみにしているナビですが、さっきから見えるのは先っちょだけ……むむむ。

代わりにでっかく見えたのが風車小屋。オランダ人によって築かれた「安平古堡(ゼーランダ城)」にちなんで建てられたのでしょうか？現在は休業中のようですが。

さらにでっかく見えるのが巨大なホテル「フォルモサヨットリゾート(福爾摩沙遊艇酒店)」です。なんとプライベートマリーナを併設するアーバンリゾートホテルで、ここからクルージングにも出られちゃう！

現在クルージングしている安平港は、かつての名を臺灣港と言い、往時は台湾最大の港だったこともあるそうです。土石の堆積とその後の浚渫により通航できる船は50トン以下に限られています。そのため高雄港などの大きな商港と異なり、クルーザーでぐるりと周遊することができるそうですよ。

先ほどからちょこちょこ見えて気になっていた組み木は、カキの養殖場「蚵棚展示區」。安平はカキの養殖が盛んな地域として知られています。陸に上がったらおいしいカキを食べたいな～！

ヨットクラブ「亞果遊艇會」も見えてきました。ゴージャスなプライベートマリーン付きのマンションは2億元～とか！こちらはちょっと手が届きそうにない……。

「德陽軍艦」はかつて陸海空軍で使われていた軍艦が展示されている台湾初の軍艦博物館です。ミリタリーファンならずとも海からもその雄姿を眺めてみてはいかが？下船後は陸からアクセスしてみるのもおすすめです！

ぐるりとおよそ1時間、安平港を1周してスタート地点に寄港しました。本日ナビが体験したのはクルーズ体験②「漫航挺港灣」港湾クルージングでした。イベントでは、ほかにも各種コースが用意されていますよ。

今度の台南旅行はいつもの陸上からの観光にプラスして、水上からの観光も楽しんでみませんか？新たな発見があるかもしれませんよ！