でも、あながち嘘でもありません。だって「茶の魔手」は台北では決して出逢うことはないから(一時は新北市にあったのですが)。1993年に台南で誕生し、今では600店以上のショップを構えますが、そのうち200越えの店舗が台南にあるんです。だから台南では街を歩けば「茶の魔手」に当たるほど。飲みたい時にすぐ「茶の魔手」、便利~♪ナビも台南に来ると必ずお世話になってます。
そんな便利さもさることながら、豊富なメニューとコスパのよさも人気の秘密です。プレーンの台湾茶シリーズなら20元(小)!タピオカミルクティーだって35元(小)です。これでも今年に入って値上げしたそうですよ。カロリーや砂糖の量などの案内もあって美容と健康が気になる人(ナビ)にもうれしい~!
甘さと氷の量がカスタマイズできるのは、台湾ドリンクスタンドの基本ですが、「茶の魔手」はかなり細かく指定できます。それにしても砂糖に「正常(スタンダード)」のさらに上、「多糖」があるなんて初めて見たかも?台北のお店では最上級は「正常」が一般的です。さすが甘いの大好き、台南です。さっきナビが見ていたカロリー表の意味とは……?
ナビが日本人だとわかると、店員さんはドリンクを作りながら、「渋谷にあるんだよー」言います。なんでも2019年の日本へ海外初進出。しかし、その後すぐにコロナ禍に見舞われ、残念ながら現在は休業中だとか。
日本でのタピティーブームも去り、同業他店の中には撤退する店も出てきたそうですが、それでも日本出店を目指す「茶の魔手」。地元メディアのインタビュー記事を見ていたら、オーナーは「台湾文化を輸出したいのであって、儲けのために進出する訳ではない」と。カッコイイ……!再開の詳しい日程は未定だそうですが、待ち遠しいですね。ちなみに日本では「MACIG TEA(茶之魔手)」という名前になっています。「の」がなくってるや~ん!と台湾で話題になったこともありますよ。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2023-04-25
台湾南部人が大好きなドリンクスタンド「茶の魔手(お茶とマジック手)」!
発泡スチロールのカップで保温機能が良すぎ~!