台東県池上鄉文化藝術協會と台湾好基金會が共同で開催された「2020池上秋收稻穗藝術節」。12回目の開催となった今年はすごかった!
何がすごいかって、まずは集まったアーティスト達!どの歌手も台湾の最大の音楽賞である金曲獎(ゴールデン・メロディー・アワード)の受賞経験があるだけでなく、人気者ばかり!
それだけじゃないですよ~!なんと、蔡英文総統も駆け付けたんです!!池上の天堂路(天国の道)に、総統の車列が走る様子は鳥肌ものでした。
「池上秋收稻穗藝術節」は毎年地元池上の人々を招いて、彼らのためだけにパフォーマンスが行われます。総統が忙しい合間を縫って訪れたのはまさにこの日!
池上の人々に大きな拍手で迎えられ、このステージを満喫されました。今年は新型コロナウイルスの影響で会場内はマスク着用が義務付けられていたため、総統もマスクを着用。限定品のマスク、手に入れたい……。
白色のシャツを着て登場した「桑布伊」。一瞬誰だかわからないほどキリリとしていてビックリ~!
澄んでいながらも力強い独特の歌声が響き渡ると、天が喜んでいるように風がぶわぁ~と吹きこみます。歌とともに稲穂がたなびく様子は天と地がつながったようで、何ともいえず幻想的!
人気者の「盧廣仲」が姿を現すと観客からひときわ大きな歓声が上がりました!田んぼがよく似合う~♪
初めて池上で演奏をした小隊長。ちょっと緊張しているようでMC中は「Yeah!」を連発していましたが、嬉しそうに、そして気持ちよさそうに歌っていました。それを見てナビも癒される~♡
ちなみに小隊長のよく動く足はこの日も健在!そして強風にもほぼ乱れない完ぺきな前髪セットに司会者から突っ込みが入っていました。歌で聞かせながらも、笑いも取る、さすがのステージでした!
台湾人はもちろん、台湾に住んだことがある、そして台湾音楽が好きという外国人も必ず知っているであろう「張震嶽」の登場に老いも若きも大興奮~!もちろんナビも♡
飾らず自然体でありながら、ぐっとたくさんの人を引き込む独特の雰囲気で会場がどんどん一体になっていきます!
特に最後の一曲「自由」では会場がこの日一番の盛り上がりを見せて、その人気の高さを見せつけました。いやぁ、すごかった!
次の日の25日は太陽が差し込んできました!トップバッターとして登場したのは「艾怡良」!
歌に入り込み、そよぐ風に身を任せて歌う様子はディーバそのもの!
ほかの人の歌も織り交ぜて8曲も熱唱してくれましたよ~!
2回目の登場となった「A Lin」は勝手知ったるという感じで終始リラックスした様子!
歌いながらどんどん風が強くなってきたら……「風はこんなに強く吹かなくてもいいんだよ~」って言っちゃうくらいホーム感が漂っていました。そしてその後ほんとにちょっと風が止んだのもすごい~!
4曲だけの披露で、もっと聞きたいなぁ……と思っていたら、田んぼに向かってアカペラで歌ってくれました!言葉はまったくわからなかったんですが、心を揺さぶられました!!是非動画でご覧ください。
トリを務めたのは「茄子蛋」!今をときめく人気バンドですよね~。ちょっとやんちゃそうな見た目ですが、話すとキュートでポジティブ!
メインボーカル「阿斌」のハスキーな声、この日はいつもよりハスキーだなぁと思っていたんですが、パフォーマンスが終わってからの囲み取材で、その理由が判明しました。なんと歌っている最中に虫が口に飛び込んできて、喉がちょっと変だったよう。田んぼならではですよね~!
最後には大ヒット曲の「浪子回頭」を歌い、会場が田んぼの中のカラオケになったような大熱唱で幕を閉じました♪
この2日間の様子は「台灣好のYouTubeチャンネル」にて11/7(11/24分)と11/14(11/25分)の各17:00(台湾時間)から3か月間公開されます!海外からも見られるように交渉を進めていたようですが、最終的に見られないことになってしまったようです……涙