「奉茶」そして「十八卯茶屋」のオーナーであり有名な茶人葉東泰さん。今日は台南「十八卯茶屋」にお邪魔し、葉東泰さんにお茶を入れていただきました!茶人に入れていただくお茶は格別。阿里山高山茶や年代物のお茶などどれもおいしかったです。
日本時代に「柳下食堂」だった場所をリノベし「十八卯茶屋」として現在は茶芸も楽しめるお店になっています。実はこの日、ナビ友の柳下昌子さんが台南に来てくださったのです!柳下昌子さんは創業者の柳下勘蔵さんから数えて 「柳下食堂」 の四代目。
葉東泰さんから100年記念の際(2018年10月30日)に販売された「百年柳下食堂記念便當」のケースを見せていただきました。数量限定2000元のお弁当は全て完売。台南の小皿料理をモチーフに幕の内弁当風にアレンジしたお弁当だったそうです。食べ終わった後は茶器として使えるそうです!ナビも欲しかった……。イベントなどはフェイスブックで告知されるので、フェイスブックをこまめにチェックしようと心に誓ったのでした。
こちらは 葉東泰さん の友人であり「莉莉水果」のオーナー李文雄さんが手作りされたもの。台風で倒れてしまった孔子廟内の廃木などをリサイクルして工芸品を作っているそうです!
「おじいちゃんが歩いた道を辿ってちょっとでかけましょう」と葉東泰さん。まずは旧台南公会堂の中へ。柳下食堂の紹介もありました!そして模型を見ながら場所を確認。
次に呉園で「王育徳記念館」を周ってから外へ出て、岩を見始めた葉東泰さん。昔は船で塩を輸出するときに帰りに重石としてこれを載せてきたんだそう。この中、空洞になっているんです。子供時代にお父様の柳下忠夫さんはここで遊んだかもしれないと語ります。
呉園を後にして、更に民族路を渡って忠義路の小道へと入って行きます。
立ち寄ったのは古物店「烏飛古物店」。ナビも幼い頃に家にあった日本のタンスや時計、黒電話などなど……懐かしいものがたくさん。日本で使っていないものを持ってきたら台南で売れるよ、と葉東泰さん。
それから公園路と民権路の小道で日本時代から残る今なお現役の家を見学。まだここに住んでいる方がいるんです!
次に歴史ある老舗「新裕珍餅舗」で台湾マカロンを購入。ナビもいただきましたが、確かにおいしい!購入した台湾マカロンを持ってアートギャラリー「B.B.ART」へ。
葉東泰さんは陶芸もしているアーティスト。説明に耳を傾けながら、じっくり作品を鑑賞されていましたよ~。「B.B.ART」 は二階にカフェもあって気軽に入れるアートギャラリーです。
最後に十八卯茶屋に戻って二階を見学。暗くて写真がないのが残念ですが、特別に屋根裏までご案内いただきました。ちなみに二階に展示されている茶器は販売しているものだそうです。
十八卯茶屋を巡って、日本時代にタイムトリップした時間。夢のような時間でした。皆さんもノスタルジックな台南路地裏巡りをしてみませんか。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2019-12-25
十八卯のある呉園と台南公会堂の敷地内では色んなイベントが行われます♪
台南で一番雰囲気のある茶芸館、とっても安らぎます