ウェイ（魏徳聖）監督の新作「52Hzのラヴソング」、12/16（土）～日本公開決定！

さまざまなカップルたちがバレンタインデーに繰り広げる心温まるドラマをミュージカル仕立てで描いた『52Hzのラヴソング』が、12/16（土）よりユーロスペースなど全国で公開されることになりました。
（画像提供：太秦株式会社）

監督は、台湾映画史上第1位の興収を誇る『海角七号　君想う国境の南』や日本統治時代の霧社事件を描いて大ヒットした『セデック・バレ』で知られるウェイ・ダーション（魏徳聖）。これまで台湾の歴史を題材にした映画を撮り続けてきたウェイ監督の6年ぶりの新作は、なんと全17曲のオリジナル楽曲で綴られるハッピーなラブストーリーです。

その公開プロモーションのためにウェイ監督とメインキャストたちが来日。台湾文化センターとアジアンパラダイスの共催で、8/19(日)にスペシャルトークイベントが行われました。

会場に詰め掛けたのは多くの報道陣と、高倍率をくぐり抜けてチケットを手にしたラッキーなファンの方々。今回のメインキャストはそれぞれ、台湾で人気のバンドのリードボーカルという異色の抜擢だったため、ミュージシャンとしての彼らのファンもたくさん来ていたようです。

奥手なチョコレート職人を演じたのは、日本でもCDデビューしている人気バンド宇宙人のボーカル、シャオユー（小玉/左）。軽快なトークでみんなを笑わせ、監督にもジョークを飛ばすなど、ムードメーカーとしても大活躍。

恋を夢見る花屋の女の子を演じたのは、もと棉花糖のボーカル、シャオチョウ（小球/左）。役柄そのままのキュートさで、観客からも「カワイイっ！！」の声が。
小男孩樂團でボーカルをつとめるミッフィー（米非/右）は、夢想家の彼との将来に悩む女性を熱演。「私はアミ族なので、監督からオファーを受けたときは、『セデック・バレ』の原住民役をやるのかと思いました」と言って会場を沸かせていました。

実は8/16がウェイ監督の誕生日だったということで、なんと永瀬正敏さんがサプライズゲストとしてケーキを持って登場！　観客からも大きなどよめきが……
撮影：泉山美代子

山のようなプレゼントを渡しながら、「僕が台湾に行くと、いつもすごくたくさんのお土産をいただくので」とはにかむ永瀬さん。永瀬さんご自身がデザインしたというネコのアロマキャンドルをもらったキャストたちも大はしゃぎ。

ベテラン俳優の登場にテンション上がりまくりのシャオチョウ。
すでに映画を観たという永瀬さんは「ウェイ監督の優しさがにじみ出た、素敵なラブストーリーですね」と絶賛！

シャオユーが「（KANOの）近藤監督に叱られたい！」とリクエストすると、永瀬さんはやおら立ち上がり、「オイッ！　よく歌った！！」
これにはシャオユーも日本語で「ウレシイ！！」と大感激。

最後は特別映画観賞券の販売とサイン会。サインしながら一人ひとりと言葉を交わし、写真撮影にも気軽に応じるキャストの皆さんとウェイ監督。映画のワクワク感がそのまま伝わってくるような、とっても楽しいイベントでした。12月の公開が待ち遠しい！