そして、登場したのは、実在の人物で映画のモデルとなった楊儒門と、彼を演じた主役の黃健瑋
楊儒門は、1978年生まれ、彰化県二林鎮の農家の出身で、2003年~2004年の間に、合計17個の爆発物を台北市内の各所に放置しました
ストーリーは、楊儒門の幼少時代から兵役時代、そして、台湾農業の未来への助けを探し求める中で壁にぶつかり、人に危害を加えない程度の爆弾を作るしか方法は見つからなくなってしまった2000年代に入ります。
爆弾には白米が詰められ、「反對進口稻米」(輸入米反対)、「政府要照顧人民」(政府は人民を守るべき)などと書かれていました。台湾が2002年1月1日WTOに加入したことから農民の生活が苦しくなってきたからです。彼の苦悩を演じる黃健瑋は、この映画のために自転車で台湾を回ったり、減量したり、万全の態勢で挑みました
この日は、お馴染みの「KANO」の監督である馬志翔と先ごろ東京映画祭で上映された『総舗師 ― メインシェフへの道』の監督である陳玉勳も応援に駆けつけました♪
この後は、皆で田植えの儀式に入ります
楊儒門は懲役5年10ヵ月と罰金10万元の刑を受けましたが、2007年の特赦で釈放されました
彼という台湾農民界の英雄がいたから、映画が作れたとは監督・卓立(左端)の弁
プロデュサーの李烈と葉如芬も出席、台湾映画界で制作に携わる人たちは女性も多いですね
馬志翔監督は今や引っ張りだこです
主演の楊儒門を演じた黃健瑋は、先ごろ台北ナビでもインタビューしました!
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記事登録日:2014-04-03
台湾の個性派俳優・黄健瑋(ホアン・ジェンウェイ)にインタビュー!
今年の金鐘賞で主演男優賞にノミネートされた黄健瑋に話をうかがってきました