小規模な庶民的市場が新しくなりました。2階で朝食を済ませたらぶらっと一周してみませんか?
こんにちは、台北ナビです。市場めぐりが好きな方って結構多いんじゃないでしょうか?地元民の生活が覗き見できて、ディープな場所って感じだから?ナビも以前友達を朝市に連れて行ったら想像以上に喜ばれたことがあったっけ。リピーターの方なら市場について詳しい方も多いと思いますが、そんな方に「ここは知ってますか?」と試し聞きしたくなるほど、カワイイ規模の市場をご紹介しましょう。
「こんなところに市場が潜んでいたの!?」と言いたくなるほど意外な場所にあったんです。MRT「善導寺」駅5番出口すぐ横!出口を出たらすぐにビルに飛び込んでしまえば雨にも濡れません。そう、この市場はビル内にありました。市場は1階部分。2008年に内部の全面改装を行いました。しかもそのビルはオフィスビルを思わせる佇まい。「市場」というイメージを持って探していると見落としてしまいそうです。通りを挟んだ目の前が「善導寺」。台北駅にも程近く、この場所ならシェラトン台北や家美飯店の徒歩圏内です。
実はナビたち、この日のお目当てはこの市場の2階にある「阜杭豆漿」でした。台北ナビではすでに紹介済みで話題にもなっているお店ですが、改装したと聞いてやってきていたのです。ここは台湾でも知る人ぞ知る超有名な朝ごはんやさんで、ナビが行ったこの日も朝の9時に関わらず長蛇の列。「みんな出勤時間は大丈夫?」と言いたくなるほど、その列は10時を過ぎても一向に減る様子がありません…有名だとは聞いていたけど、これほどまでとは。ですが、実際に食べてみて納得!特にナビ的には鹹豆漿と卵入りの焼餅がオススメです。一度食べたら忘れられない台湾朝ごはんの味になるかも。こちらのお店は12時くらいまでですが、同じ空間でお昼からは麺やごはんものなども食べられるフードコートに変身するので、夜まで食事が可能です。お腹がいっぱいになったら消化のためにも、1階の市場をぶらっとしてみてくださーい。
「市場」といっても、あの暗くて臭くてじめ~っとしてて…という市場とは全く違います。もっぱら以前はオリの中に入れられたニワトリなどがいて、この子たちがここでどんな姿になるかがわかるような雰囲気だったらしいのですが、今はここでは一切そういったことはしなくなったそうです。ナビが見たところ肉屋さんは2軒。どちらにもガラスの冷蔵ケースが備え付けられ、見た目も衛生的ですし、ニオイも全くありません。ガラスケースをじっくり覗いてしまったナビは、頭や脚がそのままついたニワトリ君が目に入ってしまい、ぎょっとはしてしまいましたが…ほかには八百屋、果物屋さん、花屋さんが1軒ずつ入っていましたよ。ナビたちが歩いていると、どこからともなく笑顔が素敵なおばさんが市場のことをアレコレ教えてくれました。野菜などはスーパーと比べると安くはないそうなのですが、どれも新鮮度が高いんだとか。パックや袋詰めされていないので、実際に目で見て触れることもでき安心ですね。ナビも一目見て「キレイな野菜」という印象を受けました。こういうところが市場ならではですよね。
個性的なお店がたくさん
…と、このようにここは一般客向けの小売り店舗が集まった市場。細々と小さなお店が20軒以上は入っているでしょうか。その中でナビたちの目を惹いたお店をご紹介しますよ~!
●雑貨屋さん
八百屋さんの斜め向かいにある雑貨屋さん。キレイに並べられた石けんが目を惹きました。この石けんは手作り石けんで、タイからの輸入品だそう。タイの5つ星のホテルでも使用されているそうで、あの「FOUR SEASONS HOTEL」もそのひとつだとか…1個250元からです。驚きなのがその原料の数。米、海藻、バナナなどなど…その数は50種類以上!じっくり自分のお気に入りを探してみましょう。ほかには、スクラブやボディークリーム、アジアンなバッグやポーチなども扱っていました。カワイイ飾り付けのお店なので、ぜひ立ち寄りたいところ。
天象国際有限公司
電話:(02)2502-8197、2504-4769
いきなりベッド発見!…ということは、こんなところでスパ!?おそらくできるのでしょう。店員さんが行方不明で尋ねることができませんでしたが、漢方化粧品やメイク用品を扱っているお店のようでした。…と思ったら、向かい側では供養用の紙のお金が売られていて…なんでもアリの市場なようです。
忠孝東路沿いの入口の目の前に、キラビヤカなビーズのお店を見つけました。作業台があり、この場で作っているようです。こちらにいらっしゃる女性はビーズデザインの先生もされているとか。お手頃なストラップからガラスケースに入れられた結構なお値段の作品まで幅広くあります。あるストラップは色のグラデーションがキレイなだけでなく、金運がUPするとかしないとか。そのほか、キャラクターもののキーホルダーなどが目立っていました。ナビはかわいいチャイナドレスのビーズ作品を見つけたのですが…そのお値段にビックリ…。台湾らしい壁掛けの飾りなど、大ぶり作品もありましたよ。
イイ匂いにつられてたどり着いたのが角にある蛋捲の店。蛋捲とは台湾でよく見かけるお菓子で、ロールクッキーみたいなもの。実際にここで焼き上げているので、こんなにイイにおいがしていたんですね…ここのは特大サイズなのに10本入りで100元。破格のお値段です。というのも、こちらは身体障害者の女性が開いたお店。彼女は障害を抱えながらも、自分の夢であるお店をオープンさせることができました。蛋捲はすべて彼女たち障害者の方の手作り。この日もひとりの男性が楽しそうに蛋捲の袋詰めをしていました。
なにやら店先にカワイイアクセサリーの数々が並んでいます。それぞれに赤い実のようなものが付いているのですが…これは「相思豆」といって台湾の中部でよく採れる木の実なんだそう。赤くてハート形をしていることから、「幸せの豆」「縁結びの豆」といわれています。ここには「相思豆」を使った縁起ヨシのアクセがズラリ。お守りとして常に身につけることができるブレスレットや、ネックレス、ストラップなど。お値段は100元からとリーズナブルなのでオススメ!
台湾の原住民、布農(ブヌン)族のオーナーが開いたグッズショップ「阿米濃原舞原味有限公司」。「阿米濃」とはブヌン族の言葉で、「乾杯」の意味なんですって。空港にも店舗があるそうですが、こちらで買った方がおトクだとか!ストラップも原住民らしいハデカワデザインで、おみやげにもよさそう。5つ買うと1つ無料でGETできます。早速ナビの目を惹いたのは…ビンロウストラップ!かなりマニアックですが、絶対台湾でしかないでしょ!?いろんな柄のぐい呑みコップもイイ♪合わせて特産の小米酒も購入することができます。映画「海角七号」で話題になったネックレス(690元)も。ナビはどこかで倍のお値段で見かけました…そのほか、アクセも充実しています。プユマ族の大判の柄布はベッドカバーやテーブルカバーにしたらステキでしょう。でもコレ4000元以上と結構なお値段がしています。ペットボトルケースやポシェットもビーズがほどこされていてかわいかったのでぜひ見てみてください。彫刻の壁飾りも個性的。