閉店・移転、情報の修正などの報告

龍山寺から徒歩10分にあるお茶屋さん。日本語もちょっと話せるオーナーはとってもフレンドリーですよ。



こんにちは台北ナビです。

今回皆様にご紹介するのは日本語の通じるお茶屋さん、和春茶行をご紹介します。

店主はチェアマン?


名刺をもらう際に“ミネオ”です、と流暢な日本語で挨拶されて、ビックリ!お聞きするとお母さんは日本の方とのこと、通りで日本語が上手なはずですね。そんな店主のフルネームは“陳峰男”さんですが、実はものすごい経歴の持ち主でした。かつては、奥さんと2人で有名な高山烏龍茶の茶処、梨山で茶農家をしていた陳さん。お茶屋に転身してからも当時のコネクションを使い、各地で質のよい茶葉を自らの手で買い付けて加工、そして販売と、すべてを一貫作業、できのよいお茶だけをお客さんに提供しているとのこと。その姿勢と実力は、台北市内のお茶屋さん組合の理事長さんをしていたことからわかります。

数々の表彰状

店内を見ると何枚もの表彰状がかかっています。これは、陳さんが自分で加工したお茶を台湾全土の品評会に出して獲得した勲章の数々だとか。そんなプレミアムもののお茶も購入することができますが、品評会で特賞を獲得するとるだけあって600gで5000元(!)とたいへん高価。そこで店主おすすめの手軽な価格のお茶をティスティングさせていただきました。

おすすめのお茶

梨山烏龍茶 (150g)

「高山烏龍茶」は普通、海抜1600m以上の場所でとれたお茶を指しているので、産地の山はどれかわかりませんが、こちらの「梨山高山烏龍茶」は高山の中でも一番品質がよいと評判の高い梨山の海抜2600m以上の高地で取れたお茶だけを使っているのです。ですから普通は春夏秋冬と年に4回収穫できるのですが、2600m以上だと年に2回しか収穫できないのです。厳しい自然環境で育ったお茶は甘みが強く、清清しい香りがします。


東方美人茶 (100g)

通常店内に並んでいませんが、リクエストすると大きな缶から出してくれます。紅茶のようですが苦味がなく、蜂蜜のような香りがします。陳さん曰く「紅茶もワインも東方美人茶も発酵度が高いので一緒に混ぜて飲んでもいい」そうですし「東方美人茶に牛乳を入れるミルクティーは大変おいしい」らしいです。が、ナビにはもったいなくてできそうにありません。



ジャスミン茶やプーアール茶や凍頂烏龍茶(100g)、高山烏龍茶(150g)はおみやげにも最適。

お値打ちな茶器がいっぱい



ナビが高い作家の茶器を写真に撮ろうとしたら、陳さんは「初めから高い茶器を買う必要はない、安い茶器で十分」とのことでした。商売っ気があまりないご主人の人柄の良さが表れたヒトコマでした。
茶壷(チャーフー)、茶海(チャーハイ、味を均等にする器)、杯子(ペイズ)2種類、細長いのは聞香杯(ウエンシャンペイ、香りを楽しむ器)、茶杯(味を楽しむ器、聞香杯から移して飲みます)。他にも茶器や茶道具が盛りだくさんです。

台湾土産も充実

「和春茶行」では、お茶以外の台湾の特産品も充実していて、とっても便利。烏魚子(カラスミや蓮の実、かぼちゃの種などのお茶請けも各種揃っていて、お土産屋に比べて低価格で品質も優良。特に茶所、坪林の特産品で、口に入れるとお茶の香りがフワッと口に広がります。なかなかレア物のお土産もそろえていて、バッチリ買物が楽しめちゃいます。ここでお茶を買った日本人観光客からの多くの礼状もありました。主人の信用の厚さが表れていますね。
以上、台北ナビでした。

記事更新日:2009-09-01

ページTOPへ▲

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2003-03-11

スポット更新日:2014-09-03

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供