「千と千尋の神隠し」のような雰囲気が広がる幻想的な九份で、CHIPAO(旗袍=チャイナドレス)を着て散策、してみませんか?
画像提供:CHIPAO
こんにちは、台北ナビです。
台湾と言えば、絶対に行ってみたい観光地にランクインするのが「千と千尋の神隠し」の舞台になったのでは?と噂される「九份」。今日はそんな有名観光地にできた、CHIPAO(旗袍=チャイナドレス)を貸し出してくれるお店をご紹介します。
いろいろな種類の中からお友達と一緒にワイワイしながら選んで、チャイナドレスを着て、より中華な台湾を楽しむ。こんな九份での過ごし方、いかがでしょうか?さらに思い出深くなること、間違いなしですよ!
お店はとってもわかりやすい場所にあります
チャイナドレスのマネキンと赤い提灯が目印です
九份に行くには台北から、車窓からの景色もバスやタクシーからの景色も楽しみながらの台湾鉄道→バスorタクシー、ゆっくりバスのみで、もしくは時間節約のタクシーでなどの行き方がありますが、この際最終のストップ地点になるのがこのお店の目の前辺り。
バスで行った場合、降りて振り返るとお店があります。赤い提燈とチャイナドレスが見えたら、それが「CHIPAO」なんです。
値段がきちんと表示されているから安心!
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親子でレンタルして写真を撮るのも楽しそう♪
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チャイナドレスを選んでいると、ついついテンションが上がっちゃう♪
家族写真を撮れますよ~☆
画像提供:CHIPAO
こちらのお店に揃うチャイナドレスや小物などは、オーナーの相さんが台湾各地や中国の旅先で買い付けてきたもの。女性用が70着、子供用20着、男性用も10着あります。
サイズもチャイナドレスはS~5XL、女性用の靴は22.5~25cmと幅広く、バリエーションも豊富です。丈や袖の長めなものや短めなもの、スリット有無、カラーや柄も派手目なものから落ち着いたもの、現代風だったり、クラシックだったり、あまりチャイナドレスでは見かけないチェック柄などもあり、迷ってしまいますが、その選ぶ時間もとても楽しいです。
友達同士やカップル、家族で、グループでと、みんなで着て、九份の街と一緒に写真に収めれば、いい思い出になると思います。
このパーティションの裏で着替えます
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荷物用のカゴもあります
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小物は無料で借りられちゃう! 明瞭会計だから安心♪
お財布と携帯が入るサイズのバッグ
お財布と携帯が入るサイズのバッグやキラキラした髪飾り、キュートなチャイナシューズもあります。これも追加料金なしというから良心的! 着替えた後、貴重品以外の荷物はお店で預かってくれるので、身軽に行動できるのも嬉しいです。
料金は時間制限なしで、営業時間内であれば1着800元。もしも次の日もそのまま借りるのであれば2日で1200元と、とてもお得です。以前、九份に宿泊したお客さんでチャイナドレスをとても気に入り2日間借りた方がいたそうです。
チャイナドレスは不定期ですが、入れ替えもあります。
MIT雑貨もあります
こちらが大人気の中華な刺繍の施された室内用のスリッパ。刺繍が精巧なんです
店内にはチャイナドレスのほかにメイド・イン・台湾(MIT)雑貨も販売しています。そのすべてが相さん自らがいいなと思ったもの。
特に人気なのは、中華な刺繍の施されたカラフルな室内用のスリッパや麻のような布でできた台湾美食や縁起物が描かれたハガキ。価格もお手軽なので買いやすくお土産にする方が多いそうです。
衛生面にも気をつかっています
相さん
画像提供:CHIPAO
こちらのオーナーの相さんは日本の方なので、日本語がバッチリ! 2年ほどアメリカにも留学していたそうで英語も堪能です。
そして日本人のこともよくわかっているため衛生面にも気をつかっています。チャイナドレスは返却されるごとに自分で洗濯するのではなく、きちんと1着1着クリーニングに出し、チャイナシューズを履く場合は、それ用の短い靴下も用意してくれています。靴下は返却不要なのでそのまま持ち帰れます。わざわざ持参しなくて良いのは、気楽ですよね。靴自体も履くたびにシューズスプレーで除菌&消臭を行っていますよ。やっぱりきれいに管理されたものを着て履けば、気分もアガりますよね♪
お店の上にスタジオ?
見て~! 赤い壁で写真を撮ればいい感じに写るでしょう?
画像提供:CHIPAO
チャイナドレスや小物などは1階にありますが、2階にはテーブルや椅子などの空間があります。壁が赤く塗られているので、とてもチャイナドレスとよく合います。ゆくゆくはカフェを開く予定ですが、今はまだ空いているのでココでも撮影ができるというわけです。
隣にももうひとつ白い壁の部屋があり、ソファとテーブルのみがあります。こちらも撮影OKで開放してくれています。窓からの眺めも良いので、いろいろな角度から工夫して撮ってみてくださいね。
九份の街へレッツ・ゴー
九份から下を見下ろす夕方の景色が綺麗です。
スタジオのような2階で撮影した後は、やはり九份の街へ。おすすめの時間帯を聞いたところ、夕方3時くらいだとか。チャイナドレスに着替え、散策しながら日が出ているお昼の景色と夜の幻想的な景色で写真を撮れます。2つの景色が楽しめて良いですよとのこと。確かに徐々に街の明かりが灯り出すのを見ながらの散策もロマンティックです。
ナビは5時過ぎに九份到着。少し遅すぎたかなぁ…。外に出ると夕陽が沈んできていました。ちょっと暗くなってしまいましたが、散策開始~♪ 行ってみましょう。
今回は夕方になると夜の九份を楽しもうと観光客でごった返すので、メイン階段(豎崎路)への近道を歩いてみることにしました。九份老街入口の目印であるセブンイレブンの右手にある階段を下り、九份の街に繰り出した途中に突然壁にドアのみ付いている写真スポットを発見。そこで撮影してみたり、葉書屋さんがあったので入って撮影してみたりと、チャイナドレスを着ると気分もまた違ってテンションが上がってきます。お店で撮影する時は店主さんに声をかけてくださいね。多くのお店が喜んで撮影させてくれます。チャイナドレスを着ていたこともあり、「いいね~! 私も写真撮らせて~。この角度から撮影するといい感じに撮影できるよ~」と声をかけてもらえ、いつも以上にお店の方と仲良くなれちゃいました。
どんどん奥に行き、あの有名な景色の阿妹茶樓のある階段(豎崎路)まで行ってビックリ。夜の18時すぎくらいでしたが上りの階段で全然進まないほど、ツアーの観光客から個人旅行まで、人でごった返し。あまりの人だかりに一瞬上がるのをくじけそうになりましたが、列に並んで上りつつ、やっと阿妹茶樓辺りまで辿り着きました。