鉄道好きなら特に!子供も大人も楽しめる 「哈瑪星台灣鐵道館」
こんにちは、台北ナビです。
今回ご紹介するのは台湾の南の都市・高雄のクリエイティブなスポット駁二藝術特區内にある「哈瑪星台灣鐵道館」。すぐ近くには高雄港やレストランやカフェ、雑貨屋などの集合体「棧貳庫」などがあり1日かけて遊べるスポット一帯の一部に位置します。
青空の下、童心に返ってはしゃごう♪
倉庫を改築した粋な感じと青空が映えます
なんと言っても楽しいのが、実際にミニ電車に乗れること。実はナビ、これは子供のみが乗るものだと思っていたのですが、この日大人も乗って楽しめることを知ったのでした。12歳以下や150cm未満のお子さんは、大人が一緒に乗ることを条件に乗車できます。
鐵路模型展覽と駁二線小火車は各チケット(各149元)が別々にありますが、展示も汽車も両方とも体験したい場合は、219元でセットのチケットが用意されていてお得です。
すぐ近くにライトレールが走っています
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屋外アートに囲まれています
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ちょっぴりハリポタちっく!
ミニ電車の走行距離は短くはありません。楽しかったね!と、ちょうどイイ感じで満喫できるくらいです。哈瑪星台灣鐵道館横から乗車し、出発〜。アートのある風景をぐるりと一周してから、裏の方へ走ります。乗車した状態の写真を撮影するにも鐵道館前辺りでご家族やお友達などがカメラを構えていれば、バッチリ撮れます!ナビの場合は特にミニ電車にあまり期待してはいなかったので、余計にこんな楽しいんだぁ〜と思えてしまいました(笑)
今回乗ったのは、ミニ高雄LRTでしたが、他にもCT688やBR24の蒸気機関車もあります。蒸気機関車は、写真に撮った時には更に絵になるでしょうね!
濱線(はません)から由来した「哈瑪星(はません)」
この哈瑪星台灣鐵道館の名称にもなっている「哈瑪星(はません)」は、日本語の「濱線(はません)」に由来しています。100年前に台湾総督府は、港湾輸送業務を改善するため縱貫鉄路の最南端に臨時停車場を設置。陸、海上輸送そしてそれは、後の街路開発に大きく貢献しました。「哈瑪星台灣鐵道館」は、高雄港第二埠頭の隣にある放棄された倉庫を改築して造られました。
通常の鉄道展示館とは違い、哈瑪星台灣鐵道館は鉄道の情景、軌道、電車模型などで構成されていて、台湾の鉄道の発展の軌跡を時代と共に展示しています。
館内は大きく2つの展示スペースに分かれていて、チケット売り場やプラットホームなどと、奥に進んで行くとアジア最大級の鉄道のジオラマがあります。途中手前と奥のスペースを繋ぐ間に、電車の車窓から見られる風景を体感できる場所が。景色がどんどん変わっていくので座っていてワクワクしました。
このスペースでは電車好きだけではなく、ダレでも楽しめると思います!
高雄からスタートして台湾の西側にある幾つかの都市を経由しながら台北まで、台湾鉄道1083kmの魅力をぎゅっと凝縮したジオラマです。ここにいるだけで、台湾の全体図が一気に見渡せるような感じです。1980年の古い台北駅のホームは、故郷を離れて上京した若者たちで溢れていました。以前の西門町の中華商場の街並みが再現されていたり、鶏が餌をつつきながら食べている模型が細かな動きをしていたり、關渡や淡水はデートスポットだったようで、見れば見るほどおもしろいです。
旗津へ行くフェリーかな?
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高雄MRTの列車は地下を走っていました~
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以前の台北駅はこんな感じだったのですね!
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小南門のロータリー
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ずっと見ていると入り込みたくなる西門町の中華商場の街並み
十分の天燈(スカイランタン)
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東港の送王の様子も再現!
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林業が盛んだった嘉義
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廟會遶境の様子
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新竹のビーフン干し!
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細かく精巧です! |
資料展示のされている二階部分もあり、上からジオラマ全体と見渡すことができます。ただ、厚めのガラスで覆われていたので、残念ながら写真は撮れませんでした。
お土産販売も要チェック!
入口入ってすぐの哈瑪星台灣鐵道館チケット売り場横には、ミニ電車や台湾を走る鉄道のポストカードなどが販売されています。ここは入場料不要で誰でも購入が可能です。
とにかくかわいいので、鉄子でないナビもうっかり買いそうになってしまったくらい、お財布の紐は緩みます。お気をつけください!
哈瑪星台灣鐵道館のある駁二藝術特區は「遊ぶ」「見る」「食べる」が揃っていて楽しめます。高雄旅行へ来た際には、是非立ち寄ってみてください。
以上、台北ナビでした。