台北から1時間、米粉と貢丸湯、ハイテク科学工業園区(サイエンスパーク)の街へ行ってみよう!
こんにちは、台北ナビです。
今日の小旅行は台北の南方向にある中都市、新竹です。新竹といえば台湾が誇る科学工業園区(サイエンスパーク)を思い出しますか?はたまた米紛に代表されるB級グルメでしょうか?今回は主にローカルな街の様子をナビがレポートします。
台北から中距離バスで行きましょう とっても豪華なバスです!!
さてさて、目指すは新竹、出発は台北車站の北側にあるQスクエア内のバスターミナル。各社から新竹行きのバスがでます。で、今回乗るのは「豪泰客運」。赤い車体が目立ちます。バス停でお姉さんに促されて乗り込むと、さあ、出ました「総統椅子」。「総統椅子」とは大きなソファー椅子で、一台で20座席しかありません。また他の設備もなかなか豪華で、パーソナルテレビ、ゲーム機など完備。噂ではマッサージ機付き椅子のもあるとか。残念なのは新竹まで大体1時間ちょっとで到着しちゃうことですよね。
新竹駅は日本人の設計だって。とっても立派
知ってました?鉄道の新竹駅は現存する台湾最古の駅で、設計は松ヶ崎萬長という日本人なんですって。駅は欧風のグレーの建物でなかなか素敵ですよ。ただ近年、内装などに手を加えて様子が変わったようで、構内に入るとちょっと味気ない感じかも。そうそう夜のライトアップはまたきれいなんですよ。駅前にはSOGOがそびえ立っています。それから、駅前にはイベント広場もあって、ナビが行った時には、夕方からチャイナオペラが演じられていました。ちょっと名の知れた方が演じているらしく人がいっぱいでした。
さて、新竹で外してはいけない屋台街「城隍廟」
うっかりしてました。
取材日は鬼月(旧暦7月)1日。ここ「城隍廟」の中はがらんどう~。実は初一、つまり旧暦の1日目は「城隍廟」の中は一斉休日なんです。皆さんもご注意。でもせっかく新竹まで来たのですから超有名な新竹米粉を食べて帰らなくてはいけません。挑戦するのは「城隍廟」の外側のお店「陳」さん。廟の内側は休みですが、外側のお店は今日も開いてます。頼んだのは炒米粉。 あとは「バーワン(肉圓)」これは中に肉はもちろん、筍、 栗などが入ってるのもあります。台北のよりはちと小さめです。 そしてお土産に「貢丸」(一袋120元)を買って満足。「貢丸」ってつまりは肉団子ですね。 しかし「城隍廟」内のお店紹介できなくて残念。美味しいB級グルメ屋台たくさんあるのです。でもまた別でレポートできるといいですね。ナビ自身もとっても心残りだし。
さっぱりお味の愛玉はいかが?
そうそう「城隍廟」の外側にある「粉愛」さんで愛玉を頼むのもよしですよ。愛玉とは黄色の寒天みたいなものでここではジュースにして飲めますね。レモンを利かしてさっぱり味付けがいけます。
こんな祭りに出会いました。
新竹の小さな廟では今まさに鬼月(旧暦の7月)のお祭りが行われていました。爆竹が鳴り、人々が行進し、背の高い鬼の扮装(2m以上ある!!)が踊り、暴れ、火を飛び越し、なんだか異様な雰囲気。
首から下げた魔よけ(らしい)黄色い三角のお札のようなものも不思議。祭りの後ろでは、女性たちが、祭りのための炒麺を取り分けていました。ナビにも「食べていけ~」なんてやさしく声をかけてくれました。
風のさわやかな都市新竹
新竹の街は海も近く、風も強いので空気がこもりがちの台北よりずっと快適。さらに台北より人がよくて、なんだかのんびりしていて、また路地もちょっと狭くて生活観あふれた街なのです。その一面で、サイエンスパークで働く人も多く住んでいたりして、ビジネスで長期滞在者向けの国際ホテルもいっぱいある、という近代的な一面もあります。中には数ヶ月単位でホテルに泊まっている、というケースも珍しくないんですって。だから新竹のホテルは5つ星でもコインランドリーがあったり、休憩室が充実してたり。またホテルのスタッフとお客の間柄が非常に近かったりして、ちょっと面白いですね。
以上、台北ナビでした。