豆腐好きな方へ、大満足できる場所がここにありました
こんにちは、台北ナビです。
ナビは何年ぶりかで、深坑老街にやってきましたが、すごくきれいに整備されていたので驚きました。
台湾で豆腐と言えば、臭豆腐が思い出されますが、深坑老街には、美味な臭豆腐をはじめ、各種豆腐料理店が並んでいます。
料理だけでなく、豆花や豆腐のアイス、ソフトクリーム、お餅、豆腐チーズケーキ、豆腐パン等々の豆腐スイーツもいっぱい。豆腐好きにはたまりませんねえ。
日本統治時代から栄えてきました
深坑は標高350mの高さに位置しているため、台北市内よりは若干涼しいようです。
1755年、泉州安渓地方の人たちがまず開墾に入り、「萬順寮」「烏月」…と名付けた村を各地に作りました。
その後明治34年になって、日本政府は深坑を台北の東南方面の中心と定め、深坑廰を設立しました。深坑廰の場所は、現在の新北市深坑戸政事務所で、入口には日本統治時代の写真と紹介があります。
また、日本時代の面影は、もう一つ橋にもあります。現在「中正橋」と呼ばれている橋は、大正14年時には「深坑橋」という吊り橋でした。ここからの景色はなかなかきれいです。
大分薄くなっていますが、日本時代の字
|
|
橋からの景色
|
建物も楽しんでください
この大樹のところから入ります
日本統治時代になって水路も完備し、茶葉業が盛んとなりました。深坑の目印となっている大樹もこの水路のおかげで枯れずに生きてこられたそうです。その後国民党の時代に入り、深坑は廃れていきますが、2012年老街は完全に整備され、93軒の老舗が復旧となり、現在約125軒がこの通りに軒を並べています。
こんなにきれいになった老街の長さは、約220m。お店の住所で言えば、深坑街16号から161号まで。多くの人は大きな樹があり、賑やかな161号の方から入っていきます。ナビたちも今回は161号から歩きました。老街の通りは、大陸から来た人たちが作った萬順寮街の通りが元になっています。
それでは、豆腐店を中心にいろいろ見ていきましょう!
手描きMAPなので、わかりにくいかもしれませんが、左から入っていきました!
木の右です
① 大樹下豆腐小吃店深坑街163号 (02)2662-5688 営業時間:10:30~22:00
名前の通り大樹のふもとにあり、深坑老街の入口の右で、すぐにわかります。手作りの豆腐は、新鮮で美味と評判。
② 老爺豆腐美食深坑街161号 (02)2662-1007 営業時間:10:30~21:00
「大樹下」の隣。こちらの看板は、店内からのきれいな景色。もし席が空いていたら、窓際の席に座ってみましょう。2Fもあります。こちらでは、地鶏、豚肉、筍、豆腐と深坑の名産料理をお試しください。
③ 金大鼎串焼香豆腐深坑街160号 (02)8862-6629 営業時間:9:00~21:00
ここ数年で屋台でも見られるようになった串焼きタイプの臭豆腐。ソースを豆腐に塗りながら焼くので、あたりにいい香りが充満しています。開店間際の時に買わなかったら、いつのまにか大行列になっていました~。
ナビ今度来たとき挑戦します!
④ 土豆齋深坑街152号 (02)2662-8719 営業時間:9:30~22:00
30年の老舗で、ピーナッツやゴマ、松の実、アーモンドなどの豆類を、水あめで固めたお菓子です。試食もでき、お客さんは後を絶たず。香ばしくて、うまい!豆腐以外の深坑のお土産として、ここを指定する人も多いそうです。
⑤ 客來樂豆腐美食深坑街150号 (02)2662-8625 営業時間:10:00~21:00 火曜日休み
通常の豆腐料理に飽き足らず、芒香(マンゴー)豆腐など、旬の食材を使った豆腐料理を次々と開拓。マンゴー臭豆腐、なんてあるのかな???
台湾の典型的な食堂って感じです
⑥ 好隣居深坑街147号 (02)2662-3229 営業時間:10:00~20:30
家庭的な豆腐料理の店。麻辣鍋によく入っている鴨の血を固めた鴨血と臭豆腐の煮込み料理は定評あり。
⑦ 老地方
深坑街143號 電話:(02)2662‐3323
途中入ってみたお店は、昔の家の壁を残した跡にガラスをはって、お客さんに見えるようにしていました。
古道の地図もあります
店内の両側の壁はこんな感じ
|
|
ナビが見入った古道の地図
|
⑧ 古早厝美食餐廰深坑街140号 (02)2662-2543 営業時間:10:30~20:30(土日~21:00)
紅焼豆腐が有名だけど、ぶら下がっているチキンの方が目を引きます。
⑨ 六嬸婆食府深坑街139号 (02)2664-8889 営業時間:9:30~21:00 水曜日休み
ナビたちはここでお昼をいただきました。100年以上経った建物で、店の奥の方は昔渡り船が出ていたそう。レトロなムードはなかなか風情があります。
まず出てきたのは、煮込み臭豆腐。アツアツでホクホクしていて、しっかりと味を噛みしめました。おいしい臭豆腐は、上等なチーズの香りがするといいますが、この日最初に口にした臭豆腐の煮込みはまさにそれに近いもの…。大変美味でございました。他にも揚げ豆腐、豆腐スープなど豆腐づくしの料理の品々。こちらでは8品で500元くらいのセット料理もあります。
店先には手作り豆腐8個くらいが入ったお持ち帰り用が70元で販売中。ソース30元は買ってもいいし、辛いので買わずに自分で味付けするのもOK。ショウガ、ネギ、トウガラシ、肉、海鮮、キムチなど、お好みのものを加えると美味に仕上がります♪
廟は右
⑩ 集順廟深坑街135号
ナビが食事したレストランの隣にありました。1838年建立の媽祖廟で、旧暦の1月にはお祭りが行われます。
⑪ 廟前阿家的店
深坑街123号 (02)2662-6213 営業時間:9:00~21:00
深坑の名産料理はすべて網羅。平日の午後、店内は混みまくっていて、しかも外にも行列ができていました。
⑫ 吉萬
深坑街122号 (02)2662-9036
渋い雰囲気の豆腐食堂。
とてもいい匂いが漂っていて、引きこまれました。
⑬ 寶桂的店 深坑街114号 (02)2664-5399 営業時間:10:00~20:00
豆腐料理を食べた後のデザートと言えば…。こちらも太っ腹で、店頭で試食ができます。おすすめは、豆腐もち。豆腐の甘味と香りが、モチモチっと口の中に広がります。お土産としても喜ばれる品。
⑭ 大胖子冰店
深坑街62号 (02)2662-1111 営業時間:9:00~21:00
豆腐アイスの店と言えばこちら。味は6種で、プレーンと黒豆腐、白豆腐、タロイモとゴマ、そしてサトウキビ味です。最近はイチゴ味も。昔ながらのアイスキャンディーも大評判。ナビは黒豆腐(35元)を買ってみました。中を開けると…以前黒豆花を食べた時はグレー色でしたが、こちらは白い…。豆腐の味はかなりします。
今度は他の味と比較してみたいですね。
⑮ 嘉義閣小吃店深坑街58号 (02)2662-3888 営業時間:10:00~20:00 水曜日休み
古めかしい店構えに風情があります。
老街では老舗の臭豆腐店。紅焼豆腐がおすすめ。
⑯ 頂街串焼臭豆腐深坑街41号 (02)2662-6933 営業時間:10:00~20:00
大樹から一番遠い有名店と言えます。が、有名なのでやはり人は並んでいます。串焼豆腐1本30元。
揚げ豆腐や手作り豆花にも惹かれますね~。
通りの番号が早いエリアは、この建物が目印、深坑豆腐街の入口になります
豆腐DIY
深坑遊客服務中心 (深坑農產品直銷暨遊客服務中心)深坑区阿柔村阿柔洋27号 電話:(02)2662-6185
豆腐街を満喫した最後は、豆腐のDIYに挑戦。ここは、深坑のツーリストセンターなんです。5人くらいが1テーブルに座って、豆腐作り。最初に説明を聞いて始めましたが、ぜ~んぜん難しくありませんでした。まずは豆腐液を85度まで沸騰させ、火を止めたら、にごりを加えてかき混ぜ10分置きます。
その後豆腐をおたまですくって、布を敷いた升の中にゆ~っくりと全部入れます。勢いよく流し込んではダメ。豆腐液の量は、升の中にきっちりと収まるようになっています。そして、板を上から推して水分を出します。男性がいたら、ここは男性の出番かも。水分がほぼ出切ったら、引っくり返して、布を徐々に剥がしましょう。後は切って、醤油をかけていただきます。
でも温かい手作り豆腐は、醤油をかけないでもおいしかったですよ。
水分を飛ばしたら、引っくり返して、
|
|
ガーゼを取ると、こうなりました!
|
後はザクザク切って
|
|
お好みで醤油をつけて(つけなくてもおいしい!)、いただきま~す!
|
深坑老街から少し離れると…
青山香草教育農園 (旧・青山香草生態農園)深坑区阿柔村大崙尾1-1号 電話:(02)8662-6699
営業時間:10:00~22:00(平日は団体のみ入場可)
深坑老街から車で約20分。
800坪のハーブ園を持つ、山間部の農園へも行ってみました。日本でもハーブ園はありますが、台湾のハーブ園見学の醍醐味は、日本では見られない南国の植物に出会えることでしょうか。特に花は南に向かうほど鮮やかで、大きくなる傾向がありますよね♪
この日は台湾でも、もう冬。しかも雨だったので、農園オーナーの「夏と比べたら見学するには残念だけど…」と言いながらの解説に、それでも新しい発見をして楽しんだナビでした。
また、農園歩きの後は、季節の果物とハーブ茶をいただき、お好みのハーブを苦茶油に入れて、MYオイルを作るDIYを楽しみました。
以上、台北ナビでした。