聚園餐廰

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要予約の焼き立て北京ダックがオススメ!気さくな雰囲気の店内でいただくお料理はリーズナブルでお得感満点!

こんにちは、台北ナビです。今日はMRT文湖線「中山國中」駅からほど近い、地元住民やサラリーマンに人気の北京料理店「聚園餐廰」にやってきました。
お店のあるのは、たくさんのレストランが立ち並ぶ復興北路、そして銀行や航空会社のオフィスが立ち並ぶビジネス街である民生東路から1歩裏に入ったエリア。実はこのエリア、なかなかの名店ぞろい。昼は近隣のサラリーマン、夜は地元住人でにぎわう、知る人ぞ知るグルメストリートなのです。

今日うかがった「聚園餐廰(以下:聚園)」も、ガイドブックなどにはあまり紹介されていない地元住人御用達のかくれた名店。知らなければ通り過ぎてしまうほど、さりげない店構えのお店です。

職人気質なオーナーと笑顔がステキな奥さん

16歳の頃からコック見習いを始めたオーナーが、20年前にオープンしたのがこの「聚園」。大陸出身のシェフの下で何十年も修行したので、その腕は本格的。安くておいしいとあって、近隣の住民やサラリーマンに愛され、今では天母に支店を出すほどまでになりました。

がしかし、この話を教えてくれたのはオーナーご本人ではなく、オーナーの奥さん。恥ずかしがりやのオーナーはあまり表に出たがらず、取材などがやってきても「俺は出ない!」の一点張りなんだそう。そんな職人気質なオーナーを支えるのが、よく笑いよくしゃべる奥さん。彼女が笑うと、お店がなんだか、ぱあっと明るくなるような爛漫さなのです。オーナーの腕と奥さんの接客、この2つがあったからこそ、お店がこんなに繁盛しているのですねー。なんともステキなお2人です!

注文を受けてから焼き始める6斤の北京ダック!

「聚園」の人気料理は、夏は北京ダック、冬は酸白菜火鍋。大人数が集まったときにはかかせない料理。台湾の人は、家族や親戚、友人が集まってわいわいがやがや食事をする機会が多いので、人気があるんでしょうね。ナビが取材にうかがった日も、昼から親族でお食事されているグループを発見。やはり北京ダックを召し上がってらっしゃいました。

「聚園」の北京ダックは、塩などの調味料は使わず、麦芽をかけて乾かし焼き上げるオーソドックスな北京タイプですが、大切なこだわりがふたつあります。
ひとつは、台湾産の6斤(3.6kg)以上の大きく生育したダックのみを使用することです。十分に生育していないダックは肉に臭みがあり、また皮が薄いため、北京ダックの命でもあるパリパリサクサクの食感が生まれないのだそう。

そして、もうひとつのこだわりは、絶対に2度焼きをしないということ。注文を受けてから焼き始めるため、焼き上がりまでに約1時間かかります。焼きたてだからこそ、皮サクサク、お肉はほどよくジューシーに仕上がるというわけなんですね~。

さて、北京ダックを注文の際は、最低1時間前には予約が必要とのことで「英語や日本語が話せるスタッフはいないか」とたずねてみると「スタッフはぜーんぜんダメよ~。お客さんが時々しゃべれるけど」と、大笑いの奥さん。困ったなぁと思いつつも、奥さんの清清しさい笑いっぷりにつられて、思わず大爆笑のナビ一行。そんな我々にオカミさんは「予約の時は、ペキンダックワン!っていってもらえば問題なし!」と提案。「でも名前は・・・?」「必要ない。日本人でOK!」「じゃあ時間は・・・?」「英語でOK!」と自信満々に答えつつも、我々がシミュレーションで「Today seven o’clock」とふってみると「???」な奥さん。うーん、キケンだ・・・。

というわけで、北京ダックを予約する場合、予約の日時を中国語で言える場合は自分で、言えない場合はホテルのレセプションなどにお願いした方がいい感じです。
さて、オカミさんと談笑している間に、北京ダックがタイミングよく焼きあがってきました。焼きたてが命の北京ダック、さっそくいただいてみました!
「北平烤鴨(北京ダック)」 880元

こんがりキツネ色に焼けた北京ダックは、さすが6斤(3.6kg)以上のダックを使用しているというだけあって、ボリュームたっぷり!小麦粉でできた餅に、テンメンジャンとネギ,キュウリをくるんでいただくと、噛んだ瞬間にダックの脂があふれだしてきます。脂がよくのっているため、パリパリというよりはサクサクという食感がステキです!

さて「聚園」の北京ダックは、「三吃」という、ダックの皮,肉,骨まで食べつくせる食べ方で味わえます。「一吃」は基本の食べ方、こんがり焼けたダックの皮や肉を、小麦粉で作った餅でくるんでいただきます。「二吃」は、ダックの骨まわりのお肉と野菜をさっぱり味に炒めたもの。「三吃」は、ダックの骨の部分と「酸白菜」という山東地方の漬物を鍋にして、骨の髄まで味わいつくすという欲張りぶり。

「聚園」では、「一吃」でも「三吃」でも値段は変わらず880元ということなので、そりゃあ迷わず「三吃」でしょう!基本の食べ方もおいしいですが、酸白菜と骨のスープは満腹でもやめられないとまらないのおいしさ。オススメです!

リーズナブルでボリュームたっぷりのメニューがたくさんです

聚園自慢の人気料理を、ご紹介いたします!
「拌菜心(白菜の中華サラダ)」 128元

長時間水にさらしたシャキシャキ白菜と豆腐で作った豆干の中華サラダ。香菜やネギなどの香味野菜とピーナッツがアクセントになって、さっぱりしているのに深い味わい。お酢と醤油をベースにしたタレの味はお店によって千差万別。北京料理の定番なので、お気に入りの味を探すのもいいかも。
「合菜代帽(中華オムレツ風 野菜炒め)」158元

青菜、ネギ、人参、キクラゲなどの五目野菜炒めの上に、まるで帽子をかぶせたかのように、フワフワの卵焼きがのっています。そのまま食べてもおいしいですが、テンメンジャン,白葱のブツ切りと一緒に「薄餅」と呼ばれる小麦粉で作った薄い皮でくるんで食べるとまた格別です!
「牛肉麺(牛肉スープ麺)」98元

いまや台湾グルメの定番にもなっている「牛肉麺」。こちらのお店の牛肉麺は、こってりとしたピリ辛スープの「紅焼」と呼ばれるタイプ。コシのない柔らかめの白麺に、コクがあるけどクドくないスープがよくからみます。牛肉もほどよく柔らかく煮込まれていて、Good!
「葱油餅(中華風 ネギパイ)」 28元

刻んだネギがたっぷり入った中華風のパイ。ネギを巻いて細長くしたものを、円形に巻き込んでいるので、パイが何層にもなっていて素晴らしい食感。香ばしくてとてもおいしいです。辣醤をつけて食べてもおいしさが引き立ちます!
「酸白菜炒肉絲(白菜の漬物と豚肉の炒めもの)」 188元

山東地方の「酸白菜」という酸味の強い漬物と、豚バラ肉の炒め物。豚バラ肉のこってりした旨みと、さっぱりとした酸白菜の酸味が、複雑な味を作り出しています。汁までご飯にかけていただきたい!ビールにも合います~。
「鍋貼(焼き餃子)」 78元

たっぷりとお肉がつまった1個1個のボリュームがたっぷりの焼き餃子。こんがりと焼かれたもちもちの皮が香ばしいです。このボリュームで78元とはお徳!

さすが、地元の人たちに愛されている店とあって、お値段のわりにボリュームたっぷりで、お得感のあるお店でした。奥さんの気さくな接客もいい感じ!

月~金曜日は麺や点心類が20%引きとますますお得。大人数なら北京ダックを、少人数でも気軽にいろいろな北京料理を楽しめるお店です。

以上、台北ナビでした。

記事更新日:2009-08-02

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2007-07-02

スポット更新日:2011-10-13

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