衆流素食

眾流素食

閉店・移転、情報の修正などの報告

ベジタリアンも糖尿や痛風の気がある人も、もちろん健康な人も!精進料理のお店です。


こんにちは、台北ナビです。

台湾に来ると、「素食」とか「素菜」の看板を掲げたレストランをよく目にします。
これはいわゆる精進料理レストランのことで、熱心な仏教徒、イスラム教徒の人のみならず、最近では健康志向の若い人たちのあいだでも「今日はベジタリアンフード食べに行くんだ♪」なんて結構人気があるんですよ。
せっかく「食の台湾」に来たけれど、脂肪の取りすぎが気になるから…と、レストラン選びに苦労している方、ここ「衆流素食」がありますよ!

戴さん姉妹のお店です

由紀さおり&安田祥子のコーラス姉妹のように息もぴったり

由紀さおり&安田祥子のコーラス姉妹のように息もぴったり


お店に入るとまず入り口付近にはデーン、と神々しい仏像が。そして、その奥から「こんにちは!」と戴さん姉妹のご登場。経営は元ステーキハウスを営んでいたという妹さんが、接客は主にお姉さんが担当の様子。きびきびと従業員にテーブル・セッティング指示する妹さんと、各テーブルを隅々まで見回し「ゆっくり召し上がってくださいね」「これはご自宅用にお包みしましょうか」と声をかける細やかな気配りのお姉さん、いい感じの組み合わせです。

衆流素食ができるまで

20年前まではステーキハウスを経営していた妹さんですが、どうして一転して精進料理のお店を開くにいたったのか。ここにちょっと興味深いお話が。もともとお姉さんの方は熱心な仏教徒で、妹さんのステーキハウスを辞めさせたいと願掛けをしたそうです。そのせいかその後、妹さんの体調が悪くなったり、経営上のいろいろな障害がでてきて、とうとう精進料理「衆流素食」を開くことになった、と。ちなみに「衆流素食」の店名は、さる位の高いお坊さんによって、国籍も宗教も関係なく、いろいろな人に食べに来てほしい、と命名されたそうです。入り口付近の仏像といい、このエピソードといい、なんだかここの料理を食べるとご利益がありそうな気になってしまいます。
地下にも席があり、300人は収容できるとのこと。結婚式にも利用できます。 地下にも席があり、300人は収容できるとのこと。結婚式にも利用できます。

地下にも席があり、300人は収容できるとのこと。結婚式にも利用できます。

「世界ウルルン探訪記」にも登場

しかも、この「衆流素食」、テレビ番組「世界ウルルン探訪記」でも取り上げられたことがあるんです。これは戴さんが教えてくれた裏話なんですが、番組のプロデューサーが、台北でのロケハンでベジタリアン中華料理店を探していたんだそうです。が、なかなか理想的な店が見つからず、20数件目にたどり着いたのが戴さんの店。で、食べてみてその本格的な味にすっかり魅了され、「番組にとりあげよう」と決まったということです。放送は2002年の12月。その反響から日本の観光客がグーンと増えたため、慌ててメニューに日本語訳をつけ始めたのだそうです。

化学調味料は一切カット!

もちろん、肉、魚、卵、酒、化学調味料は一切使用していません!なのに、見た目はお肉、スパイスをバリバリ使った中華料理と全く変わりなし。しかも盛り付けも美しい!味、歯ごたえも、大豆やキノコを巧みに味付け、調理した“肉”や“鮑”で本物そっくり。これはもう芸術的といってもいいくらいで、驚きの連続です。「おや、これは何でてきているのかしら」と、時間をかけてゆっくり堪能する楽しみがあるところが、ちょっと日本の懐石料理みたいだな~、なんて思ったりして。

オーナーのおすすめメニューご紹介!

樹果猴菇 

樹果猴菇 

このお店の看板料理。パパイヤの器に盛られている鶏肉もどきは「猴頭茸」。味付け、歯ごたえともに、焼き鳥そのもの。パパイヤに盛るのも大変美しくてよいのですが、ネギと一緒に串にさして、“ねぎま”が食べたくなってしまいました。
麻油鮑餘ツォン(中の下に皿)

麻油鮑餘ツォン(中の下に皿)

中国のイスラム圏・ウイグル地方の食材を使った料理。ここで使用している「鮑もどき」は、キノコの一種で、これがウイグル地方のもの。生姜、ナツメ、ハスの実が入っていて体が温まります。肝臓によいとか。
鐵板朱排 

鐵板朱排 

豚肉もどきの鉄板焼風。肉汁がしたたるようなその外見に、まさか中身が大豆系でできているとは信じられない!歯ごたえも、厚切りハムみたいで、もとが豆とはとても思えません!
涼拌木瓜 

涼拌木瓜 

タイやベトナムでよくみられる青パパイヤのサラダ。すっぱ辛くて、しゃきしゃきの歯ごたえ。あっさり、涼やかな味。夏を彷彿させられます。胃腸もによいです。
翡翠玉腦 

翡翠玉腦 

アーモンドで作った豆腐に、海藻とココナッツのあんかけがとろ~り。もったり、ふんわりしていて不思議な食感。珍味。
蜜汁淮山 

蜜汁淮山 

珍しい、山芋のフリッターの麦芽糖風味。見た目は大学芋。でも、山芋を使用しているので甘くないです。甘いものがダメな人、デザートにいかが?
炒葵花苗 

炒葵花苗 

これまた珍しい、ひまわりの芽の炒め物。しかも、このひまわりの芽は有機肥料で大事に育てたものです。
碧玉蔗苗 

碧玉蔗苗 

サトウキビの芽を炒めたもの。筍を柔らかくしたような歯ごたえ。歯が弱い人でもだいじょうぶ。
清蒸圭餘 

清蒸圭餘 

蒸しネギ、鮭もどき。鮭もどきは外側が鮭風なものの、中身はハンペンのような味わい。

ナビからひとこと

「素食」といいながら、高級中国料理とほとんど変わらないゴージャス感、深い味わい。こちらではポピュラーなのに日本ではあまりなじみがない精進料理、このお店ではメニューをみて迷っても戴さん姉妹がいろいろ親切に説明してくれるので、ぜひ試しを!

以上、台北ナビでした。

記事更新日:2009-08-01

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2003-03-10

スポット更新日:2014-11-17

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