バリスタが専属でおもてなし!バリスタ世界チャンピオンのカフェであなたが求める1杯(The Coffee One)に出逢おう!
こんにちは、台北ナビです。
台湾は近年、コーヒー界が熱いんです。時をさかのぼること2016年、台湾人の吳則霖さんが世界のバリスタ選手権でチャンピオンになりました。その勢いが下の世代にも伝わり、いま、若いバリスタたちが着実に育っています。
「
Simple Kaffa The Coffee One」は、そんな台湾コーヒー界を牽引する吳さんが開いた新店舗で、「
あなたが求める一杯を追及する」がテーマのカフェです。
門をくぐると、そこには別世界が……
お洒落な門構え
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門をくぐると左手にお店の入り口があります
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お店はMRT「東門」駅や永康街からも徒歩圏内の新リノベスポット「榕錦時光生活園區」内にあります。日本統治時代の刑務所官舎をリノベした建物で、お洒落な店構えに入店前からわくわく!
広々とした空間にゆったりと配置されたテーブル席
一面ガラス張りに、高い天井。スタイリッシュながら落ち着いた内装の店内には、テーブル席とカウンター席が設けられています。
シックな雰囲気のカウンター席
空間デザインのテーマは「山々を登る未知の旅」。一杯のコーヒーに対する終わらない追求を、山登りになぞらえたそう。カウンターの奥に目をやると、山脈をモチーフにした大きな作品があります。それにしてもなんて壮大なテーマ。コーヒーにあまり詳しくないナビにも、吳さんのコーヒーへの情熱が伝わってきます。
山脈をイメージしたという作品は、近くで見ると本物の苔のよう!
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カウンターに座ると、ちょうど足のあたりにも不思議なデザインが。鬱蒼とした山奥を連想させます
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お店の一番の目玉は、この店舗のために特別に開発されたという「コーヒーワゴン」!コーヒーを注文すると、このワゴンを客席まで移動させて、バリスタが目の前でコーヒーを淹れてくれます。しかもこちら、登山というテーマに合わせて、京都・嵐山のトロッコ電車などをモチーフに作られたそう。たしかにちょっと電車っぽくて可愛い!
袋から出した瞬間に良い香りが
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店内でギフトボックスも売っています
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今回注文したのは、グアテマラ産モカのドリップ(1杯1000元)。メニューにコーヒー豆の産地や特徴、値段が書かれていて、その中から好みの豆を選びます。
豆はまず10~14日間は置いて熟成させているそう。さらに豆の酸化や変質を防ぐため、コーヒー1杯分の豆をアルミの袋に入れ、空気を窒素ガスに置き換えて冷凍保存。
お店で使う豆はどれも、世界のオークションで出品された豆や希少豆など。台湾産の高級豆「ゲイシャ」も取り扱っています!価格帯も大胆です!
豆を選んだら、今度はカップが運ばれてきました。この中から好きなものを選んでいいそうで、どれも素敵で迷っちゃう!
カップにもそれぞれ特徴があり、高さがあるものだと香りがまとまって一気に鼻に届くのに対し、広めのものはコーヒーが口全体に広がり、フレーバーが一つ一つ順番に感じられるのだと、バリスタさんが説明してくれました。知らなかった!
ドリップし始めてからの時間と、注いだお湯の量が表示される計り
豆とカップを選ぶと、いざバリスタさんが目の前で豆を挽き、ドリップしてくれます。
写真で使っている計りは、ドリップし始めてからの時間と、注いだお湯の量が表示されるという優れもの。時間、お湯の量をこんなにも厳密にコントロールすることで、コーヒーのおいしさが最大限引き出されるんですね。
カップへと丁寧に注がれていくコーヒー
さて、完成です!できたてを早速一口いただくと、フルーツを思わせる上品な酸味の奥に、まるでチョコレートのような重厚なコクが。一口一口に深みがあり、同行したナビも思わずうんうん唸っています!
また、バリスタさんは作業をしながら、豆の特徴や産地、背景について色々な説明してくれます。バリスタさんとこれほど近い距離で専門的な話を聞け、何でも質問できるなんて、コーヒー好きにはたまらないはず!これもこのお店の醍醐味の一つです。
初めて味わうの高級ラテの深みに感動
挽いたコーヒー豆を特別な道具で混ぜて均一化させてからマシンへON!
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抽出されるエスプレッソ
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お次はラテを注文。
豆はエチオピアの品評会に出品されたもので、さらに牛乳にもすごいこだわりがあります。なんと、普通は実験室にしか置かれていないような回転蒸留器という特殊な機械を使って、牛乳中の水分を抽出するというもの!
ナビも一口いただくと、普通の牛乳よりずっとまろやかで濃厚、さらに甘みも感じられました。
出来上がったラテは、トロピカルフルーツのような華やかさ!そして、しっかりしたコクと苦みを牛乳のまろやかさが包みこむ、まさにこれまでに飲んだことのないお味!
お恥ずかしながら普段はコンビニのラテで満足しているナビはものすごい衝撃を受けました。
コーヒーに合うスイーツとして用意されているのはフィナンシェ。
これのみで勝負しているのですが、どちらもコーヒーにとても合い、絶品!金桔(キンカン)と白みそのフレーバー2つ1セット。色が濃い方が白みそ味で、コーヒーと合わせると酸味をまろやかにしてくれる感じ。皮が練りこまれているのが見えるのキンカン味は、フレッシュな柑橘系の爽やかさがあって、コーヒーと合わせた時の印象が白みそとは全く異なって面白い!
何より本当においしいのでぜひ一緒に注文してほしいです。
あなたのコーヒーの旅に寄り添ってくれる「Simple Kaffa The Coffee One」
店内のいたるところ、道具の一つ一つまでにこだわりと情熱がつまった「Simple Kaffa The Coffee One」。
店主のコーヒーへの愛が溢れ、かつ、お客さんのコーヒーへの好奇心や期待をがっちり受け止めてくれるお店です。旅行の合間に、特別な体験を求めるコーヒー好きのあなたに。ナビのようなコーヒーにあまり詳しくないあなたも。ここへ来れば忘れられないあなたが求める1杯(The Coffee One)にきっと出逢えますよ。
極上のコーヒータイムを味わってくださいね!
基本完全予約制なので、興味がある方はオンライン予約してから来店してくださいね。簡単な英語でのやり取りも可能です。
以上、台北ナビでした。