スタイリッシュな台湾茶の新世界へ!かわいい×おいしいがい~っぱい♡
こんにちは、台北ナビです。
高雄発の食事のできる台湾茶サロンに行ってきました!今回訪れたのは台北にある支店、「永心鳳茶(新光南西店)」です。かわいくって、おいしくって、もうトキメキっぱなし♡それでは、さっそくご紹介します。
「永心鳳茶」は、高雄の有名老舗台湾料理店「老新台菜」の3代目であるオーナーが2015年に高雄で開いたティーサロンです。「老新台菜」は本格的な台湾海鮮料理と古き良き台湾の雰囲気が人気のレストランですが、ここ「永心鳳茶」もその流れを汲み、台湾ムードがいっぱい!シックでスタイリッシュな店内は、時代を感じるアンティークやヴィンテージの数々が至る所に飾られています。
近年のコーヒーブームに伴い、個性派カフェが増加してきた台湾ですが、その反面、台湾茶を専門に扱う茶芸館やティーサロンは縮小傾向にあります。そこで「若者をはじめ、多くの人に台湾茶の魅力を再発見してもらいたい!」と考えて誕生したのが「永心鳳茶」です。レトロ&モダンをテーマに、伝統文化の1つであった台湾茶の世界を「ファッショナブルな茶文化」として確立、改めて台湾茶の魅力を広く伝えているのです。
「永心鳳茶」流のワイングラスで味わう台湾茶
ワイングラスで味わう冷たい台湾茶にもそんな精神が表れています。
ワイン好きでよく嗜んでいたというオーナー夫婦は、ある時ふと、「ワイングラスにお茶を注いで味わってみたらどうだろう?」と思い付いたそうです。試してみると、茶杯(湯呑)で飲むより一層深い後味を感じたとか。加えて透明なグラスだからこそお茶の色もよりクリアに楽しめました。こうして、台湾茶の新しい味わい方『ワイングラスで飲む台湾茶』は生まれたのです。
もちろん、茶葉にもこだわります。オープンに当たり、台湾中の多くの茶農家を訪ね歩いたそうです。そうして自分たちの目と舌で納得のいく最高品質の茶葉だけを選び抜きました。それが「永心鳳茶」のお茶コレクション。現在、台湾各地の選りすぐり11種の台湾茶を味わうことができます。
優雅にティータイム!うっとりするような台湾茶の新世界へ
店名の「永心鳳茶」は、台湾語の「用心奉茶(心を込めてお茶のサービスをする)」と同じ韻であることから名付けられたとか。永遠に心を込めてお茶文化を伝えていきたい、という気持ちが感じられます。また、「鳳」は「鳳梨酥(パイナップルケーキ)」、「茶」はもちろん「台湾茶」を表しているそうですよ!
それでは、さっそくいただいてみましょう。
オリジナルのボトルもかわいい
花蓮蜜香紅茶-芙蓉 180元(冷泡/瓶) ※ホットあり
Hualien Honey Arome Black Tea
花蓮産の蜜香紅茶は、新竹で栽培されている東方美人茶と同じく、ウンカという虫が噛むことで生まれる茶葉です。名前の通りハチミツのような甘い香りが特徴で、半発酵のウーロン茶である東方美人とはまた異なる味わいが楽しめます。そんな茶葉をじっくりと丸1日かけて水出しして、ワイングラスでいただくのが「永心流」。まるでワインを飲んでいるかの如く、芳醇な香りが楽しめます。ぜひとも味わいたい商品です。1日の生産量に限りがあるため、売り切れ終了。
梨山烏龍茶-碧松 220元(熱沖/壷) ※アイスあり
Lishan Oolong Tea海抜2000メートル前後の高地である梨山は、年間を通して低い雲が垂れ込め、霧が立ち込める水気が多い場所。また1日の寒暖差も20℃前後といった環境下です。そこでじっくりと育まれた茶葉はふっくらとした柔らかさがあります。透き通るような青緑色をしたお茶は、爽やかな甘さと清々しい香りが楽しめます。生産量が少なく希少性の高いお茶です。
紅烏龍焦糖千層 180元
Red Oolong Caramel Crepe Cake台東で栽培されたウーロン茶・紅烏龍をクリームに練り込んだミルクレープです。紅烏龍は紅茶と同じ完全発酵だから、紅茶のような琥珀色をしていて、熟したフルーツのような甘い香りがします。このしっかりとした味わいの紅烏龍と軽い口当たりの爽やかなクリームがベストマッチ!表面にはジンジャー黒糖クリームでさらに香りをプラス。幾つにも重なるクリームと柔らかな生地がおいしくってたまらな~い♪
ジンジャー黒糖クリームを焦がしたら、味も見た目も◎!
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重なる生地とクリームのハーモニーを楽しんで
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まるでブルーチーズを食べているような独特の風味
高雄土鳳梨酥(手工核桃土鳳酥) 45元
Handmade Walnut Pineapple Cake元々は「老新台菜」の常連さんだけに配られていたという非売品でしたが、量産体制が整った今は「永心鳳茶」だけで手に入るようになりました♪餡にはパイナップルの産地として知られる高雄・大樹産の台農17号パインを使用。ほかにも、高山バラ岩塩や天然バター、赤玉卵などこだわりの原料を集めています。生地にはパルメザンチーズが練り込まれ、パイン餡に練り込まれた香ばしいクルミの香りとも相まって、パイナップルケーキというよりまるでチーズのような重厚な香りと濃厚さ!ワインのような水出しの花蓮蜜香紅茶と相性抜群です。
味自慢!「永心鳳茶」の定食風台湾料理
幼き頃から「老新台菜」の美食の数々に触れてきたオーナーですが、なんと5歳で厨房に入り、手伝いを始めたとか。その後、国立高雄餐旅大学で学び、料理に関する幅広い知識も。そんなオーナーの店だからこそ、「永心鳳茶」では食事メニューも大充実!
高雄の風を感じる海鮮をふんだんに使った台湾料理をベースにした定食が豊富です。台北・台中・高雄とそれぞれの場所に合わせたメニューで、ヘルシーなおいしさを提供しています。
什錦酸辣海鮮飯 380元
Hot Chilli Seafood and Vegetables with Rice
澎湖産のイカと大ぶりのエビが3匹のった1プレートライスです。台湾の街角でもよく見かける新鮮食材をサッと炒めた「熱炒」風の味付けで、濃いめのピリ辛ソースがごはんと相性抜群!キンカンを絞って食べると、より一層爽やかな味が口の中に広がります。
ワカメとネギの味噌汁は、白みそ仕立てでホッとする味わい。付け合わせは、ワカメのキムチ和え・龍髭菜のゴマ和え・ミニトマトの梅漬けの3種で、ワカメはごはんの進むもう1つのおかずとして、龍髭菜は箸休め的に、トマトは食後のデザート感覚で楽します。
青蒜魷魚五花鍋 380元
Tradition Squid and Pork with Garlic Hot Pot日本統治時代に流れを組む高級料亭で出された台湾料理 「酒家菜」の定番だった「魷魚螺肉蒜鍋 (スルメとサザエの鍋)」をアレンジし、ニンニクの芽や彰化産花田ポークのバラ肉などと共に煮込みました。温泉卵をのせてトロトロの状態でどうぞ♪具だくさんでボリューム満点!豚バラの脂が絶妙にスープに溶け込んで最高のだしとなっています。伝統的な酒家菜では大鍋を大勢でつつくのが一般的ですが、ここのはひとり用のお鍋で。ひとりでも味わえるのがいいですね!
ここに来て「永心鳳茶」のこだわりを感じたい
笑顔でおもてなし。レトロ調のかわいい制服もマル!
お茶の味わい方や新鮮な料理と多彩なメニューはもちろん、レトロなインテリアや細やかなサービスにも、「永心鳳茶」ならではのおもてなしが感じられるはずです。
特に、適度な距離感を保ちながら、お客さんの欲するところで寄り添ってくれるサービスは心地よい♪頃合いを見計ってお皿を下げに来てくれたり、午後の陽射しにブラインドを下ろしに来てくれたり…小さな気遣い1つ1つがうれしいです。居心地よくってナビもリピートしています。
ファッショナブルなお土産なら…!
おいしい時間を過ごした後は、お土産もお忘れなく!店内でいただけるお茶は全て販売もしています。本日味わったお茶以外にも、人気の阿里山高山烏龍茶や凍頂烏龍、日月潭紅玉紅茶、東方美人茶なども。いずれの茶葉も50~100gの缶入り入りで480~880元となっています。
パイナップルケーキもお土産として持ち帰ることができます。270元/6個入りはプライスもサイズもプチ感があってナビのお気に入り!もっと数が欲しいなら540元/12個入りも。そして、こちらのパイナップルケーキはお茶と一緒に楽しんでこそより一層旨さを感じられるもの。そこでおすすめしたいのは、パイナップルケーキ+お茶セットです。パイナップルケーキの数(6個または12個)を選んだら、好みのお茶をセットしてギフトセットの出来上がりです(価格はパイナップルケーキの値段+選んだお茶の値段)。
小さ目のパイナップルケーキが
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パイナップルケーキ&お茶セット
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2019年9月には、新たに台中に支店をオープンしたばかりの「永心鳳茶」ですが、12月には台北の「微風信義」内に系列の台湾チャーハンの専門店を展開する予定だとか。こちらも「永心鳳茶」と同様、インテリアもメニューも全てに於いてスタイリッシュを目指しているそうですよ。今からオープンが楽しみですね!
以上、台北ナビでした。