【台湾土産】台東・長濱で出逢った手作り黒糖「阿貴手工黑糖」

ここは台東・長濱。花蓮と台東をつなぐ花東海岸公路(台11線)を脇道へ。すると長濱の昔ながらのストリート、老街が現れました。今でも長濱一のメインストリートとしてにぎわいます。

ストリートの目印は、ちょうど両サイドの入口にそれぞれあるセブンイレブンとファミリーマート。通り沿いには役場や小学校、図書館、保健所……など、お店だけでなく公共施設も並んでいました。

そんな町通りの端っこにあるのが、「阿貴手工黑糖」です。手作りの黒糖を売る小さなお店。以前、購入したことがあるというナビじゃんぼイチオシの黒糖のお店なんだとか。そう聞けば行くしかありません！

黒糖はプレーン味(300元600g/180元300g)とジンジャー味(350元500g/200元250g)の2種類。小さいのは袋入り、大きいのはプラボトル入りとなっています。それぞれ粉末状とつぶつぶのものから選べますよ。

黒糖はここから少し離れた山で育てられたサトウキビを使い、1年に1度作られています。長濱は水も空気もよく、海風に晒されて香り高い最高のサトウキビが採れるとか。

黒糖作りのその日はまだ暗いうちからはじまります。サトウキビを絞り、煮詰めて不純物を取り除き約5時間。60㎏あった液体は濃縮されて13～15㎏ほどの黒糖に。骨の折れる作業です。

もともと阿貴さんのお父さんがはじめたという黒糖作り。阿貴さんは2代目で、仕事をリタイアした後、この道に入ったのだとか。(写真は以前美食展で阿貴さんを撮影したもの)

丁寧に作られた黒糖は、香ばしくやさしい、ほどよい甘さが特長です。だからそのまま食べても、コーヒーや牛乳に入れても、ヨーグルトにかけてもおいしくいただけます。ジンジャー味は身体を温めてくれるから、特に冬におすすめです。

実はナビが訪れた時、お店は閉まっていたのです。今日はお休みかとあきらめてバスを待っていたら……いつの間にかお店がオープンしているではありませんか！おかみさん、ちょうどお出かけから戻られたそうです。ラッキー♪そんなのどかな感じなので、電話をしてから訪問すると安心かもしれませんよ。