福隆に行ってきました。福隆といえば「福隆弁当」でしょ!
駅前にはさっそくお弁当屋さんが並びます。「便當」とは「弁当」のことですよ~。「どれがいいかな~?」とりあえず、パッと目についた駅近の2店舗で購入してみることに。
駅を背に左側にある「鄉野便當」は、民国47年(1958年)創立。地元メディアに登場しているようですね。イートインスペースもあります。
こちらがお弁当、「招牌便當」80元也。ゆる~い感じのイラストもいいじゃないですか!それではオ~プン。
パカッ。台湾のお弁当といえば、こんな風にごはんの上におかずがぎっしりのっかったスタイルが定番です。2種(脂肉・痩肉)の豚肉の煮込みがお得感を醸し出しています。その他、野菜や煮卵など、バラエティに富んだおかずが目を引きますね。さらに辛い漬物も置いてありました。ナビはもらいませんでしたが、お好きな方はセルフでどうぞ。
お次は駅を背に右側にある「福新福隆便當」へ。
はい、「福隆弁当」80元也。いずれのお店も最近(?)値上げしたようですが、協定でも組まれているのでしょうか……。パッケージには鉄道が描かれていましたよ。鉄ヲタなら迷わずこれ??
ではでは中身といきましょう。ジャーン!おおお、こっちの豚肉は痩肉の方が大きいな。
比べてみるとこんな感じ~!上が「鄉野便當」、下が「福新福隆便當」です。おかずの種類は似たり寄ったりですね。「鄉野便當」の方が味が濃く、「福新福隆便當」のが薄味とのことですが、どうかな?どっちもおいしい。
ナビは弁当らしくテイクアウトして、福隆のビーチを眺めながらいただきました。車内で食べるのもいいけれど、海を眺めながらのお弁当もまた格別♡絶景はお弁当の味をさらにおいしくしてくれます。
ところで、どうして福隆弁当は有名なんでしょう?調べてみると、鉄道が交通の要だったころ、駅のホームでは台鉄の駅弁はもちろん、地元業者もお弁当を販売していたのだそうです。
しかし、モータリゼーションの波が押し寄せます。交通手段は鉄道から車へ。駅弁市場も次第に縮小していきます。そして2016年台鉄と地元業者との間で出店に関する折り合いがつかず、ホームでの販売は終了。地元業者は駅の外で弁当販売をするようになり、今日に至るのだとか。
今回は購入しませんでしたが、駅前にはもう1軒人気のお店が。創業者のお顔が看板になっている「宜隆福隆便當」です。次はこちらのお弁当にチャレンジしてみようかな、車内で食べるのもいいかもな……と夢が膨らむナビなのでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2023-11-30
東北角海岸の美しさを代表する黄金色の海水浴場です
バリ風のヴィラ、そして、野外ライブやサーフィンでも有名なリゾートビーチ福隆へやってきました!