【台湾音楽】今年の金曲賞にもノミネートされている台湾の人気バンド「宇宙人(Cosmospeople)」のサマーツアー「2023夏季巡迴演唱會」レポート！

「宇宙人」はコロナに振り回されたバンドと言っても過言ではありません。元々2021年にZepp New Taipeiでライブを予定していたのですが、コロナで延期に延期を重ね、結局キャンセル。それにも負けずオンラインライブを開催してくれたんです。そんな「宇宙人」がZepp New Taipeiでやっとライブを開催できると聞いて、6月18日にナビも参戦してきましたよ～！

ライブはコロナ禍に発売となったアルバム「理想状態」の曲を中心に、新旧様々な曲を盛り込んで、約25曲を演奏。しかも、これにプラスしてファンからのリクエストに応えてその場で歌ってくれるサービスも！歌詞をすっかり忘れている曲があったのはご愛嬌ですが、歌で聴かせて、トークで笑わせてくれる、宇宙人の人柄を表すような温かく楽しい2時間半はあっという間！

宇宙人と彼らのファン(宇宙友)ってお友達っていう感じで、突っ込みあっているんです。例えば、ファンのリクエストを取り入れてセットリストを作った今回のライブ。「宇宙人のライブで『淹沒』を聞いて初めてライブで涙を流しました。それから宇宙人ライブで聴いていないので是非！」というような書き込みを読み上げて、小玉が「ほかにも涙する歌はあるやろ！」と突っ込んだかと思ったら、阿奎が「見事リクエストが選ばれたのに、このファンは高雄在住で台北公演には参戦してない」と見事にオチをつけてくれたり。そして、今回のライブグッズのひとつに水鉄砲があったのですが、小玉に水鉄砲攻撃しまくって、「お願いだから楽器だけはぬらさないで～」と言ってみたり。ナビもこの水鉄砲を狙っていたんですが、早々に売り切れ～残念。

もうひとつの「トランプ」は売れ行きがあまりよろしくないようで、イマドキ「トランプ」って、今の子は使わないよね……と自分で作っておきながら突っ込んだのは方Q先輩。でもこの「トランプ」、ほんとかわいいんですよ～！方Q先輩と言えばボケ担当みたいなところがありますが、今回は「Zepp New Taipeiでどうしてもライブを開催したかった……だってココの楽屋にはウォシュレットがあるんだよ～！」とボケたくらいかな？でも『自己來』ではラップ部分を担当し、新たな魅力を見せてくれました～！でもやっぱり先輩はベースを演奏している姿がかっこいい！

パパになった阿奎は今までどおり「ムードメーカー」という感じで、ライブを盛り上げていきます。阿奎が作詞作曲した『心向夏天』では、ボーカルも阿奎が務めます。夏の訪れとアオハル感が詰まったかわいい曲は阿奎らしくて、ほっこりしちゃんうんですよね～。

ラップバージョンの2曲は動画で聴いてみてくださいね！

「閃亮」と宇宙人の歌声の相性がすごく良かったから、動画を公開してくれたらいいのになぁ～！

ライブの時間は2時間を予定していましたが、2回もアンコールにこたえてくれて、気づけば2時間半！最後は『一起跑步』を熱唱して終了～！
コロナでのうっ憤を晴らすべく、とにかく楽しそうな3人の姿が印象的なライブでした。また、来年結成20周年というだけあって、楽曲の幅がどんどん広がっているなぁと感じました。次のアルバムではどんな曲を聴かせてくれるのか今から楽しみでなりません。そして、7月1日に開催される「金曲獎(金曲賞)」、ノミネートされたことだけでも嬉しそうでしたが、やっぱり受賞したいという気持ちがひしひしと伝わってきたので、ナビも「金曲獎」の会場から「宇宙人」にパワーを送りたいと思います！