東京・虎ノ門の台湾文化センターでアートイベントを開催!

日台のアーティストがコラボした「made in Koganecho」と、台湾美術・在野の旗手「張義雄画伯追悼展」のオープニングセレモニーが行われました

2月18日(土)、台湾文化センターに多くの美術関係者が集まりました。<br>というのもこの日、台湾に縁のある二つのアートイベントが同時開催されたんです。

2月18日(土)、台湾文化センターに多くの美術関係者が集まりました。
というのもこの日、台湾に縁のある二つのアートイベントが同時開催されたんです。

一つは、昨年5月に102歳で亡くなった台湾美術界の大家、張義雄画伯の追悼展。<br>オープニングセレモニーでは台湾駐日副代表の郭仲熙氏が「張画伯の数々の絵を改めてじっくりと拝見し、<br>作品から溢れ出る故郷・台湾への想いが胸に迫りました」と挨拶されました。

一つは、昨年5月に102歳で亡くなった台湾美術界の大家、張義雄画伯の追悼展。
オープニングセレモニーでは台湾駐日副代表の郭仲熙氏が「張画伯の数々の絵を改めてじっくりと拝見し、
作品から溢れ出る故郷・台湾への想いが胸に迫りました」と挨拶されました。

「嘉義の英雄になれ」という父親の願いから「義雄」と名付けられた張画伯。<br>その生涯を本展企画者の森美根子さんが紹介してくれました。<br>日本で絵を学び、台湾に戻ってからは自らの画塾を開き、数々の栄誉ある賞を獲得するなど、精力的に活動した張画伯。<br>また、60代になってからフランス・パリに在住し、その明るい画風が高く評価されたそうです。

「嘉義の英雄になれ」という父親の願いから「義雄」と名付けられた張画伯。
その生涯を本展企画者の森美根子さんが紹介してくれました。
日本で絵を学び、台湾に戻ってからは自らの画塾を開き、数々の栄誉ある賞を獲得するなど、精力的に活動した張画伯。
また、60代になってからフランス・パリに在住し、その明るい画風が高く評価されたそうです。

静物画、人物画、風景画などさまざまな作品が展示されていますが、中でもナビが惹かれたのは「台湾の風景」と題された5枚の連作。<br>素朴で温かみのあるタッチで、台湾の田舎の風景が描かれています。

静物画、人物画、風景画などさまざまな作品が展示されていますが、中でもナビが惹かれたのは「台湾の風景」と題された5枚の連作。
素朴で温かみのあるタッチで、台湾の田舎の風景が描かれています。

会期は3月13日(月)まで。開館時間は10~17時で、土日祝日はお休みです。<br>(詳細は台湾文化センターのHPでご確認ください)

会期は3月13日(月)まで。開館時間は10~17時で、土日祝日はお休みです。
(詳細は台湾文化センターのHPでご確認ください)

そしてもう一つのイベントが、NPO法人黄金町エリアマネジメントセンターが主催する「made in Koganecho」です。<br>神奈川県横浜市の「黄金町エリア」では、若手アーティストにギャラリースペースを提供する「アーティスト・イン・レジデンス」という取り組みを2009年から行っていて、<br>そこで活動するアーティストの中に台湾人が多かったことから日台の交流が生まれ、今回の企画につながったんだそう。

そしてもう一つのイベントが、NPO法人黄金町エリアマネジメントセンターが主催する「made in Koganecho」です。
神奈川県横浜市の「黄金町エリア」では、若手アーティストにギャラリースペースを提供する「アーティスト・イン・レジデンス」という取り組みを2009年から行っていて、
そこで活動するアーティストの中に台湾人が多かったことから日台の交流が生まれ、今回の企画につながったんだそう。

今回は3人の台湾アーティストが参加。<br>その一人、陶韡(タオ・ウェイ)さんは、黄金町の歴史的背景に興味があったことから、このプログラムに参加したそうです。

今回は3人の台湾アーティストが参加。
その一人、陶韡(タオ・ウェイ)さんは、黄金町の歴史的背景に興味があったことから、このプログラムに参加したそうです。

台湾原住民の神話や技術を組み合わせ、立体的な作品を生み出しているのは、丁昶文(ティン・チャンウェン)さん。<br>会場を訪れたお客様からの細かい質問にも、丁寧に答えていました。

台湾原住民の神話や技術を組み合わせ、立体的な作品を生み出しているのは、丁昶文(ティン・チャンウェン)さん。
会場を訪れたお客様からの細かい質問にも、丁寧に答えていました。

陳亭君(チェン・ティンチュン)さんは、主に人の居住空間をモチーフにしているそうで、<br>日常のさまざまな出来事を観察しながら作品を作っているんだそう。

陳亭君(チェン・ティンチュン)さんは、主に人の居住空間をモチーフにしているそうで、
日常のさまざまな出来事を観察しながら作品を作っているんだそう。

「made in Koganecho」のvol.1は表参道のVACANTで1月に開催され、今回がvol.2となります。<br>Vol.3は3月4日(土)~20日(月)まで黄金町の高架下スタジオなどで行われるそうなので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。

「made in Koganecho」のvol.1は表参道のVACANTで1月に開催され、今回がvol.2となります。
Vol.3は3月4日(土)~20日(月)まで黄金町の高架下スタジオなどで行われるそうなので、興味のある方はぜひ覗いてみてください。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2017-02-22

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