！「白米炸彈客」！明日4日から全国一斉ロードショー！

華山の一番奥には、インディペンデント映画もよく上映する光點華山電影館（映画館）があります、夜のライトアップもステキなんですよね、ここ

今日は、4月4日から全国ロードショー開始の「白米炸彈客」の記者会見とプレミア試写会にやってきました！

実話に基づいた映画ですが、最近の「KANO」ブームもあって、台湾映画への注目度はすごいものがあります

メディアもこれでもかって感じでシャッター切りまくり

右は、映画監督の卓立、左は、死囝仔を演じた楊朋諭、まだ高校１年生です

「白米炸彈客」は、第64回ベルリン国際映画祭で、パノラマ部門に出品されました

攪和咖を演じた謝欣穎と弟役の楊東才（阿才）を演じた張少懷も登場

そして、登場したのは、実在の人物で映画のモデルとなった楊儒門と、彼を演じた主役の黃健瑋
楊儒門は、1978年生まれ、彰化県二林鎮の農家の出身で、2003年～2004年の間に、合計17個の爆発物を台北市内の各所に放置しました

ストーリーは、楊儒門の幼少時代から兵役時代、そして、台湾農業の未来への助けを探し求める中で壁にぶつかり、人に危害を加えない程度の爆弾を作るしか方法は見つからなくなってしまった2000年代に入ります。

爆弾には白米が詰められ、「反對進口稻米」（輸入米反対）、「政府要照顧人民」（政府は人民を守るべき）などと書かれていました。台湾が2002年1月1日WTOに加入したことから農民の生活が苦しくなってきたからです。彼の苦悩を演じる黃健瑋は、この映画のために自転車で台湾を回ったり、減量したり、万全の態勢で挑みました

この日は、お馴染みの「KANO」の監督である馬志翔と先ごろ東京映画祭で上映された『総舗師 ― メインシェフへの道』の監督である陳玉勳も応援に駆けつけました♪

この後は、皆で田植えの儀式に入ります

楊儒門は懲役5年10ヵ月と罰金10万元の刑を受けましたが、2007年の特赦で釈放されました

彼という台湾農民界の英雄がいたから、映画が作れたとは監督・卓立（左端）の弁

プロデュサーの李烈と葉如芬も出席、台湾映画界で制作に携わる人たちは女性も多いですね

馬志翔監督は今や引っ張りだこです

主演の楊儒門を演じた黃健瑋は、先ごろ台北ナビでもインタビューしました！

台湾農民を救おうとして、メディアに投書したり、政府に陳情した楊儒門の精神を感じてください

4月4日（金）より、各地で上映されます、台湾に観光に来られた方もぜひ！

ますます目が離せない台湾映画です