『人間万事塞翁が犬』3月23日(土)から29日(金)まで、シネマート六本木にて一週間限定公開!

かわいい犬が飼い主に招く49日目の恐怖? 人生ってわからない!と思わせてくれるキュートなコメディ

こんにちは、台北ナビです。
いわくつきの犬との出会いで青年の人生に巻き起こる変化と恋愛模様を描いた『人間万事塞翁が犬』という作品を、シネマート六本木にて一週間限定公開!
三国志演義の物語をもとにした台湾らしいお話を、日台スタッフが協力して作り上げた美しい映像と音楽で盛り上げた作品。日本で見られる一週間だけのチャンスです。

上映期間:2012年3月23日(土)~3月29日(金)
上映場所:シネマート六本木
所在地:東京都港区六本木3-8-15(六本木駅より徒歩約2分)
TEL:03-5413-7711

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あらすじ

不吉な伝説を背負う犬がいた。額にT字の毛並みを持つこの犬は、犬のくせに、なぜか三国志演義の馬、的盧(てきろ)(※1)のDNAを受け継いだらしい。かつて的盧が乗り手に災いをもたらしたのと同様、 この犬を飼い始めて49日目、飼い主には必ず不幸が訪れるという。
的盧犬は巡り巡って、何をやってもうまくいかず、うだつの上がらない青年アドウのもとへやってくる。
人間万事塞翁が馬(※注2)…いや犬?不運な男に、不幸の犬。アドウの人生は的盧犬との出会いで変わり始め、気になる美人女医・ライとの距離も急速に縮まることになるのだが…。

※1 的盧(てきろ)
三国志演義第34回に登場する、当時不遇だった劉備が飼い主を不幸にするという周囲の忠告を無視して飼っていた馬のこと。劉備が危機一髪という状況に追い込まれると、的盧は奇跡の河渡りに成功して、飼い主の劉備を敵から守った。劉備の手を離れた後、的盧はやはり次の飼い主に不幸をもたらしている。

※2 人間万事塞翁が馬
城塞に住んでいる「翁(おきな)=老人」馬が逃げたが、北方の駿馬を率いて戻って来た。喜んでその馬に乗った息子は落馬して足を折ったが、そのために戦士とならず命長らえたという故事。人生は吉凶・禍福が予測できないことのたとえ。

見どころ

●マイナス×マイナス=ハッピー?
周囲と本人の不安をよそに、ハッピーを飼い始めたアドウにはなぜかラッキーな出来事が起こり始める。無欲なアドウの心が運命を動かしたのか、或いは不運な人間+不吉な犬の組み合わせで、運勢がプラスに転じたのだろうか。アドウとハッピーの関係は、三国志演義に出てくる劉備とその愛馬・的盧を想像させる。

●人間万事塞翁が犬?
アドウが的盧犬を飼い始めて49日目、その結末は?
ライとの恋の行方は?そして的盧犬の正体とは?
的盧の伝説に恋愛の行方…気になる結末まで目が離せない!

キャスト紹介

ワン・ボージェ/王柏傑(アドウ役)
2006年からテレビドラマに出演。2008年台湾映画『九月に降る風』(トム・リン監督)で第10回台北映画祭最優秀新人賞受賞。同作品が香港のピーター・チャン監督の目に留まり、同監督がプロデューサーを務める、2009年中国映画『孫文の義士団』(テディ・チャン監督)で重要な役に抜擢された。以降映画を中心に活躍、2010年東京国際映画祭上映「ジュリエット」(ホウ・チーラン監督)ほか、主演作には2012年台湾公開「騒人」(DJチェン監督)があり、阿部力と共演。2013年1月に日本公開のアン・リー監督『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』に出演するなど活躍の場を広げている。最新作は2013年台湾公開予定「阿嬤的夢中情人- Forever Love Grandma -」(北村豊晴・蕭力修監督)。
リン・ルォヤー/林若亞(ライ役)
モデル出身、学生の頃は服飾デザインを学んでいた。2009年からテレビドラマに出演。NHKアジア・フィルム・フェスティバル上映「ピノイ・サンデー」(2009年 ウィ・ディン・ホー監督)、2011年台湾の人気ドラマ「最後はキミを好きになる!」(レイニー・ヤン主演)、などで経験を積み、本作が映画初主演となる。リンは今現在、女優としての道に専念、将来は老け役などにも、進んで挑戦したいという。
ブラックベリー/黒苺(ラッシー・ハッピー役)
台湾犬。2011年台湾映画「セデック・バレ」(ウェイ・ダーション監督)で映画出演は経験済み。台湾犬はナイーブで、環境の変化に対する適応力が弱いため、救急車を追いかけるシーンなど、本作品は彼女にとってチャレンジな撮影だったという。また、訓練士が遊んでやらないとやる気を出さず、撮影前にはタヌキ寝入りをしていたとか。台湾犬は本来、台湾の原住民族と中央山脈一帯で生活をしてきた。賢く、勇敢で、体力的にも優れた犬である。

スタッフ紹介

監督 リー・ティエンジュエ/李天爵
美術監督出身。2004年台湾映画『西瓜』(ツァイ・ミンリャン監督)など、多くの映画美術を手掛け、本作品が監督デビュー作品となる。アドウが工作好きという設定や、アドウの隣人たちがアドウのために建てた“夢見心地な小屋”など、リアルに彩(いろどり)を添えたその色彩感覚は、美術監督出身のリー監督ならではの作風となっている。

撮影監督 小林元

日本の撮影技師。2008年日本映画『クライマーズ・ハイ』(原田眞人監督)他、撮影作品多数。日本映画学校(現・日本映画大学)第一期卒業。日本アカデミー賞優秀撮影賞の受賞歴も持つ。一昨年の東日本大震災の際に、200億円
以上の義援金を日本へ送ってくれた、そんな台湾の皆さんへのお礼の気持ちを兼ねて、本作品に参加したという。

音楽 半野喜弘

パリを拠点に映画音楽からオーケストラ作品、エレクトロニクスミュージックにいたるまで、幅広く世界中で活躍する音楽家、アーティスト。
台湾のホウ・シャオシェン監督作品『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(1998)で、フランスをはじめとする海外メディアから‘新たな映画音楽作家の発見’と評価を受け、現代中国映画の旗手ジャ・ジャンクー、香港のユー・リクワイなど、現代アジアを代表する監督達との共同作業を重ねている。

作品概要

邦題「人間万事塞翁が犬」
原題:「命運狗不理」 
英題:「Legend of The T-dog」
2012年/日本・台湾/109分/
主演:ワン・ボージェ(『九月に降る風』『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』)
リン・ルォヤー(「最後はキミを好きになる!」)
監督:リー・ティエンジュエ
撮影:小林元(『クライマーズ・ハイ』)
音楽:半野喜弘(『フラワーズ・オブ・シャンハイ』)
配給:Hark & Co 宣伝協力:エスピーオー

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記事登録日:2013-03-08

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