エリアを歩こう~雙連駅~

台北市内MRT駅の中でも、ダントツローカル色が強いこのエリア。朝市がメインだと思っていませんか?でも、あんなところに鼎泰豊の小籠包が・・・!



こんにちは、台北ナビです。
5つ星ホテルや、デパート・高級ブランド路面店が立ち並ぶ中山駅エリアを過ぎ北に向かうと、次はがらりと変わった下町が現れます。それが「雙連駅界隈」。駅を降りると、ごちゃごちゃとした細い路地が赤いボンボリとともに延び、路上には、たくさんの屋台が昼夜かまわず所狭しと並んでいます。「えっ、これどうやって食べるの?」「なんか臭い」。人によっては、「こんなところで(不衛生そう)食事していて安全なの?」と思う人もいるに違いありません。でも、このごちゃごちゃとした雰囲気が、まさしく「很台!(台湾らしさ全開の意味)」。台湾が好きな人にとっては、「やっと台湾に帰ってきた!」という感じを呼び戻す場所なのです。

ローカルが始まる2番出口

雙連駅界隈に屋台が集まる一つの理由は、2番出口を出るとすぐわかるでしょう。赤いボンボリストリートは、台北でも有名な朝市。朝の7時から午後の2時頃まで一貫して活気をみせ、野菜だけではなく、ありとあらゆるものが売られています。衣服・下着・かばん・靴のたたき売り。野菜・果物・怪しげなブランドの時計・蒲団、前に来た時は、鳥やヒヨコを売っている人もいました。


ここ朝市の中心地には、学問の神様である小さなお寺「文昌宮」があり、それが朝市の発祥だといわれています。付近で売られているものには学問の神様にお供えするネギやセロリ・粽なんかが目立ちます。ちなみに“葱”は“聡明”の“聡”と同じ発音。セロリ(芹菜)の芹は“勤勉”の“勤”と同じ発音。粽は、“中”(当たる=当選=合格)と同じ発音であることから、縁起担ぎでお供え物にしているんです。
台湾のセンター試験の季節になると、たくさんの願書とともにネギやセロリが備えられ、青々と茂るお供え物の前でわが子のために必死で参拝する母親の姿が涙を誘います(涙は言いすぎですが)。あとは、赤い果物のリンゴ、ブドウ、紅棗。クコの実などもたくさん売られています。赤は縁起担ぎの色なんです。



廟から100メートルほど離れると、食べ物の屋台が集まります。参拝に来た人や、朝市に来た人向けに、食事を提供する場所が増えるからですね。「ちょっとつまみに」感覚的な、小吃屋台が多いのもうなずけるでしょう。

整備された遊歩道

駅前通りの中心を貫く、きれいに整備された遊歩道。一番出口からさらに南に下れば中山駅へつづきます。カフェやショップなどがだんだんと増え、下町からおしゃれエリアへ変貌を遂げるのがこの遊歩道。朝市エリアに比べると、落ち着きはらってしまい、シーンとした静けさがあります。犬のさんぽや、孫とお散歩している老夫婦をよく見かけるのもこのあたり。この遊歩道の下にはMRTが走っているのですが、実はこの遊歩道沿いには昔は鉄路が走っていたんだとか。なので、この地下鉄沿い(線路沿い)は昔から小売業が盛んだったんですって。


駅の東側一帯には、古い金属類を扱ったお店が所狭しと並んでいました。観光客が購入できるようなものは何も売っていませんが、機械の真っ黒になった部品や、チェーンなどを専門に売る「五金行」=金物屋など、ちょっと男くさいにおいのするエリアです。

マカイ病院




台湾でも有数の歴史を誇るマカイ病院。2番出口を出て、東側、中山北路との交差点付近にどどんとそびえます。16F建てのこの総合病院の中を見学するのも実は面白いんですよ。まず、建物の周りには、なんだかよくわからない、煉瓦の壁のようなものが並んでいるのですが、これは実は、旧マカイ病院の壁。最初は淡水にあった診療所は、1911年、台北の双連にマカイ博士を記念した新しい「記念病院」として再建され、当時としては最大規模であった2階建ての病院を作り上げています。
今、目の前にあるこの大きなビルは、3代目のマカイ病院。2階建ての病院の名残として、壁だけを残してあるのです。ちょっとしたアートスペースのようになっていて、よく写真撮影に使われていますよ。
さて。日本の総合病院と比べて、台湾の病院は活気があるのが面白いところ。ぜひロビーから入って、ぐるぐるっと台湾の「病院」を見学してみてください。まるで「地下鉄のホームみたい!」と思うこと間違いなし。カフェもあれば、CDも売っているし、舞台ではコンサートが開かれ、原住民専用のサービスカウンターが設けられているところや、マスク自動販売機があるのも台湾らしいなぁなんて思いました。
実はこのマカイ病院には穴場のレストランがあるのです。平安棟の最上階16FにはViewを眺めながら、鼎泰豊の小籠包が食べられる小さなレストランがあるのです。台北の街の様子を上から見下ろし、台湾名物鼎台豐の小籠包に舌鼓できるなんて…贅沢★



ただ、お昼14:00には閉まってしまいますので気を付けてくださいね。健康診断中心の扉の左側にあります。見つけにくいので探してみてね★



←こんなメニューが。穴場でしょ!
マカイ病院を中山北路に沿って北に向かうと、左手手前の交差点先に大きなコンクリートの立派なビルが見えてきます。ここの一階はTaipei Eye と言って、中国や台湾の伝統芸能が見られる劇場です。台北ナビでも予約できます♪ 

駅前通り



さて、もと来た道をUターンして、民生西路を西に戻りましょう。駅前のこのあたりは、建物もいまだに古く、道もガタガタ。ハイヒールでうろうろするのはちょっと大変かもしれません。さらにこのあたりで目につくのは、小吃の屋台のみならず、中華のウェディングケーキ喜餅を売るお店や、婚礼蒲団屋さんや、いわゆる「銀楼」と呼ばれている、金を売る宝石屋さんなどが目につきます。





駅をこえてさらに西に歩くと、左側には雙連圓仔店が。ナビでも紹介するこのお店は、台湾の冬のデザート「湯圓(白玉デザート)」が食べられます。台湾の白玉のほかに、柔らかいお餅のデザートなんかも。意外に寒い台湾の冬に、近くを通りかかったらぜひ召し上がれ!
さらに右側には「高雄黒輪」。「黒輪」?これは、台湾語で読むと「オレン」と呼んで、要するにオデン。関東煮として表記されるところもあれば「黒輪」と看板を掲げるところもあります。日本に比べて、三角蒟蒻やニンジン・じゃがいも・昆布・卵がないのがさみしいところです。お味は薄味で、白みそでいただきます♪
台北ナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2009-01-15

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