トランジット半日台北市内フリーツアー-Free Half-Day Tour

トランジットで7時間以上あれば参加できる!内容満載の半日台北市内フリーツアーに参加してみよう!

観光局のカウンター、「歓迎光臨」。右側は陳月玲さん。

観光局のカウンター、「歓迎光臨」。右側は陳月玲さん。


Welcome to Taiwan!台北ナビです。

今日はフリー!と聞いて、やってきましたこのツアー(^^♪。中正国際空港の第一か第二ターミナルの観光局のカウンターでまず集合です!ツアーには、午前(三峡&鶯歌)と午後(台北市内)の二種類があるのですが、今回NAVIが参加する午後出発の台北市内観光ツアーには、カナダ人ご夫婦、ドイツ人ご夫婦、アメリカ人女の子2人、オーストリア男性1人、そして、ナビの全部で8人が参加。ドイツ人ご夫婦は第二ターミナルから先に観光バスに乗ってきて、ナビたち6人は第一から合流しました!

このコースに参加するには?

トランジットであること。台湾滞在時間が7時間以上あり、24時間以内に他の国へ飛行機を乗り換えていく人が対象です。なので、ほとんどの人は空港内で待つか、空港ホテルに宿泊する人です。24時間あるからと台北市内へ入って、台北市内のホテルに宿泊する人は対象となりません。ヨーロッパと北米の乗換えとして台北でトランジットする人が一番多いそうですが、日本人も少なくはないそうです。

パスポートの期限が6カ月以上あること、入国カウンターで入国カードにトランジットの許可をもらっていること。も必須条件です。

③参加可能国があって、以下のパスポートを持つ国の人に限ります。
オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、コスタリカ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、アイスランド、イタリア、日本、韓国、リヒテンシュタイン、ルクセンブルグ、マレーシア、マルタ、モナコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スイス、イギリス、アメリカ、チェコ、ハンガリー、ポーランド、スロバキア(2008年4月現在)

コースの時間や内容は?



午前 コース
第二出発 8:00> 第一出発 8:15 > 戻り時間13:00前
内容  空港出発→三峡&祖師廟→鶯歌→空港

午後 コース 
第二出発 13:30 > 第一出発 13:45 >  戻り時間18:30前
内容 空港→龍山寺→台湾民主紀念館→忠烈祠 →101→空港


※第一=第一ターミナル、第二=第二ターミナル

予約方法は?


・台湾交通部観光局のウェブサイトから予約 
・或いは電話で、Call Center 0800-011-765 (03)398-2194(第1ターミナル),(03)398-3341(第2ターミナル)
・営業時間:7:00-23:30 
・各航空カウンターでも予約ができます。 
 

1日前までに予約必須。予約には名前、パスポート番号、生年月日が必要で、当日もパシポートを持参して、保険のため観光局のカウンターで登録内容と照らし合わせて再確認。バスは18人までなので、人数がオーバーしていると申し込んでも参加ができません。また人数を満たしていない時は、当日でも参加できることがあります。
 
第一ターミナルは、税関を出てから右側へ進みます

第一ターミナルは、税関を出てから右側へ進みます

観光局のカウンターはいろんな案内パンフやマップがあります。

観光局のカウンターはいろんな案内パンフやマップがあります。




観光局のカウンター隣のカウンターはホテル予約とハイヤーのカウンターです
フリーなので必要なものはここで。

フリーなので必要なものはここで。

ナビマガフリーペーパーも置いてありますよ♪

ナビマガフリーペーパーも置いてありますよ♪

さて、出発です。

今日のガイドさんは高國雄さん。ナビは高さんにお会いしたのは2回目なんです。以前「九分・東北角のツアー」に参加したときのガイトさんは高さんでした。英語が流暢なガイドさんですが、日本語もポイントで話してくれます。前もそうでしたが、始終ニコニコしていて、ガイド知識がとても豊富な方です。今回もお客さんのあらゆる質問にくわしく答えていました。バスの中ではまず台湾の地図を出して、各所の紹介をしてくれました。

中華民国、ですよ、中華人民○○○じゃないですよ、そして、このツアーはフリーで、中華人民…にはこういうフリーのツアーがないですよ~、とお客さん皆が笑っています。カナダ人のご主人は「台湾にはアメリカ軍の基地はあるんですか?」高さん「基地はもうないです」とここで歴史の紹介をします、最後に「今あるのはアメリカンクラブだけですよ」。
全員集合しました

全員集合しました

バスに乗り込みます

バスに乗り込みます

台湾全土の地図を広げての説明 台湾全土の地図を広げての説明

台湾全土の地図を広げての説明

龍山寺に到着

入ります

入ります


さて、台北市に入ったら延平北路をずっと走り、南路に入ったらもう龍山寺に着きました。入っていきまーす。彫刻の美しい寺内にはいつもですが、人が多い。観光客も多いですが、ここは地元の人たちの憩いの場となっていて、座って楽しそうにおしゃべりしているおじいさんおばあさんたちがいらっしゃいます。見てますよ、といいいます。
お寺の中

お寺の中

トランジット半日台北市内フリーツアー-Free Half-Day Tour ツアー 半日 台北市内 フリーツアー 龍山寺 101中正紀念堂 台湾は若い人もこうやってよくお寺にお参りします

台湾は若い人もこうやってよくお寺にお参りします

歴史ある建物の説明があります 歴史ある建物の説明があります

歴史ある建物の説明があります

芋型占いの仕方を説明

芋型占いの仕方を説明

高さんはここで占い用の紅くて木の芋型の占い方を説明してくれました。2つ一緒に下へ投げて芋の形が2つともふさがった場合は「悪い」ので、もう一回投げます。2つともひっくり返った場合は、神様が笑っています、だから、もう一回投げなきゃ。一つがふさがり、一つがひっくりかえったらOK。おみくじを引いてもいいですよ、祈願してもいいですよ、って神様の許可が下りたということです。この占い、人によっては何回も投げることがあります。なかなか神様が頷いてくれないんですね。台湾の人は、芋型の一つずつが異なる確率は2分の1なのに、だめな時はだめ、神様はよく


ナビが行った時期は4月。5月は台湾の受験の季節です。学問の神様である文昌神の前は他の神様のところより供物が多く、お母さんらしき人たちが子供の合格祈願に来ているようでした。高校受験は年に2回、一斉統一試験(センターのようなもの)があって、1回目は5月末です。大学は2月に1回目、高校も大学も2回目は7月。受験生をもつ親はいずこも同じ気持ちで願をかけているようです。
これはOK

これはOK

これが出たらもう一回

これが出たらもう一回

ネギや大根は縁起を担ぐ野菜、供物の説明に皆聞き入ります ネギや大根は縁起を担ぐ野菜、供物の説明に皆聞き入ります

ネギや大根は縁起を担ぐ野菜、供物の説明に皆聞き入ります

龍山寺の正面全景

龍山寺の正面全景



龍山寺の池の右のほうに鯉がいます、中央は龍。鯉が龍に成ったとか。「鯉の滝のぼり」でしょ?とガイドの高さん。建物の各場所や外側のレンガの説明も。
龍

鯉

このレンガは昔中国から運ばれてきました、レンガの組み合わせにも特徴ありますね このレンガは昔中国から運ばれてきました、レンガの組み合わせにも特徴ありますね

このレンガは昔中国から運ばれてきました、レンガの組み合わせにも特徴ありますね

台湾民主紀念館


2007年に紀念館の前身である中正紀念堂の憲兵の交代式は中止となり、2008年表札も中正紀念堂から台湾民主紀念館へ変更されました。しかし、紀念館の中身は変わらず、今でも蒋介石元総統の写真や記念品が数多く展示されています。かつて日本へ何回も行った事がある人なので(奥さんの一人は日本人ともいわれていますが)、日本と所縁のある写真も多いです。吉田元首相との写真、その時代の英雄ガンジーとの写真など数多くの貴重なものが見られました。

蒋介石元総統が台湾へ国民党軍を率いて来た時、(徳をもって、怨に報いる)すなわちひどい仕打ちに遭っても、報復したりはしない→日本に賠償を要求しない、「以徳報怨」と言った言葉は台湾の人なら誰でも知っている大切な歴史の一部ですが、残念ながら日本人にはあまり知られていません。
中へ入りまーす

中へ入りまーす

トランジット半日台北市内フリーツアー-Free Half-Day Tour ツアー 半日 台北市内 フリーツアー 龍山寺 101中正紀念堂
ナビは台湾に長いですが、前は憲兵の交代式を見るだけで、中までじっくり見ることはありませんでした。今回蒋介石元総統の功績をガイドさんの説明で知ったことは、また台湾に一歩近づけた、いい機会でした。高さんは、蒋介石元総統の車の番号が888と並んでいることを、台湾では縁起のいい数字といい、台湾民主紀念館の屋根が八角であること。など8にちなんだ話しもしてくれました。8の中国語の発音は「發財」の「發」と同じ、お金が儲かるってことなんですよね、電話の番号や車のナンバープレートで8並びの数字は皆高いお金を出して買っているんですよ~。街で8並びのナンバープレートを見かけたら、何万元もつぎ込んでこの番号を買ったということなんですね。
その生い立ちから経歴の数々、すべてがこの館内に。 その生い立ちから経歴の数々、すべてがこの館内に。

その生い立ちから経歴の数々、すべてがこの館内に。

当時の専用車

当時の専用車

館内の天井は美しい梅がかたどられています

館内の天井は美しい梅がかたどられています

記念館の模型の説明があります 記念館の模型の説明があります

記念館の模型の説明があります

忠烈祠へ

入口と全景 入口と全景

入口と全景

忠烈祠は日本でいう「靖国神社」です。着いた時間がちょうど交代時間の合間だったので、門のところと中のほうを見学します。まばたきさえしない憲兵さんの前でちょっと失礼ながら写真を撮らせてもらったり。しかし、この日は韓国人の若い子たちが多く、修学旅行なのかなと思われました。ナビはこの前雨の日に来てしまったのですが、お客さんは傘をさしてたのに、憲兵さんたちは濡れたままでいつもと同じように交代式を行っていました。いつ見ても、凛々しい憲兵さんですよね、とナビも惚れぼれ。
中の様子、観光客が多いです 中の様子、観光客が多いです

中の様子、観光客が多いです

一番中まで歩き、説明をうけます 一番中まで歩き、説明をうけます

一番中まで歩き、説明をうけます

微動だにしない憲兵さんたち、お疲れ様です 微動だにしない憲兵さんたち、お疲れ様です 微動だにしない憲兵さんたち、お疲れ様です

微動だにしない憲兵さんたち、お疲れ様です

最後に101


最終地点は101。大体スムーズに行くと4時半ごろに到着となります。

ここでは101の中には入りません。101が一番キレイに見える台北市政府の前に立ち、高さんが101の説明をします。まず自分の50元を取り出し、よく見てください。そして101の建物を見てくださいって、あ、ホントだ、お金がビルの中央にくっついています。次は鍵を取り出し、ハイ、見てください。
そして101の建物を見てみて…確かに建物の真ん中の上から下まで各所に鍵がぶら下がっているのがわかります。高さんは続けます。ここにもラッキー8がたくさんありますよ~。まず建物はすべて8階で一つの節目があり、全部で8つの節目になります。

確かに~、101の建物はいろんなところで縁起を担いでいるとは聞いていたけど、これだったんですね(^.^)。そして、この節目が入った建物全体の形は大きな竹となっているのです。「松竹梅」…竹も縁起がいいものですよね。そして!台湾では仕事でどんどん昇進していくことを「歩歩高昇」といいますが、この建物も下から上までどんどん登っていくような階段状になっていっています。と聞いていくと、この101は台北のみならず台湾の象徴、台湾がどんどん発展していくようにとの祈願が込められてるんです!
全景とお金と鍵 全景とお金と鍵

全景とお金と鍵

ツアーも終わりに近づきました ツアーも終わりに近づきました

ツアーも終わりに近づきました

このツアーの魅力


なんといってもフリーなので、第一にお金がいらない、第二に台北の名所のいくつかをガイドさんの詳細な説明で知ることができる。第三に7時間以上24時間以内という限られた時間内をホテルでボーッと時間をつぶすより、充実した時間にすることができる、ナビは他の国のトランジットでもこんないいサービスがあるのかどうかよく知りませんが、このツアーは、知らないよりも知ってるほうがいいっていう程度の中身じゃなく、知らないと損をする、とても充実した内容じゃないかと思いました。


台北ナビがおとどけしました。
ガイドの高さんです。ありがとうございました! ガイドの高さんです。ありがとうございました!

ガイドの高さんです。ありがとうございました!

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-07-08

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