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とっておきのお洒落空間でいただく創作台湾料理!

こんにちは、台北ナビです。今回ご紹介するこちらは、忠孝新生にあるしっとりした大人の隠れ家的レストラン「四知堂」や松江南京にあるお洒落な包子屋さんの「包House」も経営する陳超文さんのお店です。
ナビは噂に聞いていたこのオーナー陳さんに会えるのも楽しみにしていました。それに思っていた以上にお洒落な空間にわくわくしましたよ。店名の“TUA”は台湾語の発音から来ています。もともとは攤=屋台の意味ですが、皆でごはんを食べに行こう!という俗語のような感じでTUAと言うそうです。なんだかリズム感があって、ごはんを食べに行くのも楽しくなる言葉ですね。

場所は住宅地の中です



いつもなら方向感覚のあるナビですが、未知の路地に入ったとたん全然わからなくなります。ココもそんな通りにありました。
老房子と呼ばれる昔の家屋を半年かけて改装してあります。店先には、店名の「攤 台灣 TUA」という看板はありませんので、ガラス張りのビルの前に、木々の生い茂る外観で探してくださいね。1階と2階がこのレストランになります。

プライベートギャラリーのような空間


店内に入ったとたん、外からの感じにさらに輪をかけて素敵な雰囲気で、どんなアートがあるのかと周りをキョロキョロしてしまいました。まずは食器。
形の違う質の良いまな板や整然と並べられた繊細な薄いデザインのグラス、フランスの銅製の食器やタイのステンレスでできた大きなスプーンなど、とてもセンスが感じられます。

1階から2階へ上がる階段には、しっとりとした碧の壁にオーナーのお友達であるタイ人アーティストが描いたという絵が飾られています。
“No War & Peace”がコンセプトになっていて、子供の微笑みに和みます。そのアーティストのお名前は?と聞いたところ、「タイ語だからわからないんだよ~あはは~」とおちゃめなオーナー。きっとお話する時は彼のニックネームで呼んでいるんでしょうね。
階段を見上げると…、こちらです!

階段を見上げると…、こちらです!

中階から1階を見てみました

中階から1階を見てみました

紅いテーブルが印象的

紅いテーブルが印象的

2階へ上がってみましょう!


ほかにも2階にフィリピンのアーティストが描いた馬の絵や照明もひとつひとつハイセンスです。
テーブルは全て日本人デザイナーのもの。ほかの家具はデンマークのヴィンテージなどが置いてあります。
そして、トイレを覗いて「えー!」とびっくりしたのが、純白の金魚!!何?この綺麗な純白は!と目を奪われました。日本で見つけたらしく、相当珍しい金魚ちゃんたちです。これらはオーナーが世界各地でピンときたものを集めたもの。いろいろな国のセンスの良いものが集結されて、この素敵な空間が出来上がっているのです。
純白過ぎて眩しい金魚ちゃんたち 純白過ぎて眩しい金魚ちゃんたち

純白過ぎて眩しい金魚ちゃんたち

やさしい笑顔に癒される。センス抜群のオーナー


これだけ個性的でセンスの良いものを集めた陳さんなので、ご自身の作品はないのですか?と確認すると、実はあるよ。と謙虚に教えてくれました。男女のトイレの扉に飾られた中国語の本のページに、デッサンが成されていました。漢字が並んだ上にモノクロのペンタッチはやはり、ナイスセンス!
1年の半分はデザインの仕事をするため海外で過ごし、半分を台湾国内で過ごすそうで、日本も大好きで年に5、6回は足を運ぶのだとか。料理のひとつひとつを丁寧に作り込んであるため大量生産できない。来てくれたお客様から口コミでゆっくり店の評判が広がれば嬉しいなと。いろいろお話をしてくれた後、「他に質問は大丈夫かな?」と気遣ってくれ、「もう大丈夫です」と答えると、忙しそうに台湾のラジオ出演のお仕事へと消えて行きました。

ボトルからお洒落なイタリアの32ビール

“32・ヴィア・デイ・ビッライ”

“32・ヴィア・デイ・ビッライ”



ビールまでお洒落です。
イタリアの“32・ヴィア・デイ・ビッライ”。こちらでは、AUDACE(オレンジ)は柑橘系、CURMI(ホワイト)はレモン系、OPPALE(グリーン)はキャラメル風味の3種を用意しています。
このビールには、それぞれのカラーに32の数字が入った可愛いキーホルダーも付いていますよ。
可愛いキーホルダー 可愛いキーホルダー

可愛いキーホルダー

若手シェフが創り出す台湾創作料理


オープンキッチンで働くのは若手のシェフばかり。台湾料理、中華料理の年配のシェフはたくさんいますが、あえて若いシェフを選んでいるのは、考え方が柔軟で、新しい感覚を持っているからだそう。
オーナー陳さんが自分で食べ歩いて考案したレシピを彼らに伝え、お店のメニューとして出していきます。
そうやって見た目も味も楽しませてくれる料理が仕上がってくるのです。
では、さっそくその料理を紹介していきましょう!


* 洛神花茶 150元 (壺)


赤ワインのような色の洛神花茶は、美容、アンチエイジング、疲労回復、利尿作用などの効果があります。
ひと壺でコップ3~4杯です。


* 高粱酒香腸 200〜300元


白酒とも呼ばれるアルコール度数の高い高粱酒を使ったアペタイザー。色素などは一切使わず、ソーセージ本来の色です。添えられた生姜とビールと一緒にどうぞ。



* 樹子昆布蒸海魚 時價


白ワイン、オリーブオイル、みりん、ナンプラーなどを使用し、台湾近海で採れる紅喉を蒸して仕上げています。
破布子を使うことで、魚の臭み消しをしてあります。
あさりやキノコも入ってさっぱりした料理。

こんな感じで運ばれてきました

こんな感じで運ばれてきました


* 海鮮什香拌飯 850元

台湾の東海岸、宜蘭や花蓮の新鮮な海鮮をたっぷり使い、ベビーウォールナッツ、スライスアーモンド、粒アーモンドを入れたまぜご飯のような感じの料理です。
こちらは小さいサイズ。大きいサイズ(1600元)もあります。いくらは醤油とみりんでの味付け。あっさりした味わいでとっても美味しく、口の中で海鮮やナッツが舌を楽しませてくれます。



* 三杯燒豬腳 650元

日本の重厚な器に盛られて出てきたのは、台湾産の黒豚の前足を醤油砂糖で煮込んだもの。
ニンニクも柔らかく、そのまま食べられます。
台湾バジルと唐辛子、ネギも加えて仕上げてあります。
肉はすごく弾力のある食べ応えで、辛味がちょうどいい。
おいしいです!

魅惑のスイーツ


奥のショーケースには、パティシエが作った見た目からも絶対に美味しいと感じられるケーキがずらり。
その巧妙で繊細なケーキに思わず見入ってしまいました。

渋い紅味みを帯びたマシュマロ(BLACK CURRENT)は、食後のサービスとして出してくれます。口の中に入れたその1粒は、にんまり笑顔になる美味しさで、上品な甘さもあります。

パン職人さんが作るパンもありますよ。
どれにしようかな…本当に困ってしまいます

どれにしようかな…本当に困ってしまいます

大切なお友達やお洒落な人たちとの楽しいひとときを共有するために、
是非行きたいと思わざるおえない素敵な「攤 台灣 TUA」。

以上台北ナビでした。

お店を背にして前の道路の左側

お店を背にして前の道路の左側

お店を背にして前の道路の右側

お店を背にして前の道路の右側

記事登録日:2015-10-01

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2015-10-01

スポット更新日:2016-07-14

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宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供

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