4/17~6/11 【台湾巨匠傑作選 2021】侯孝賢監督デビュー40周年記念「ホウ・シャオシェン大特集」

ホウ・シャオシェン監督・主演・プロデュース作品から、オリヴィエ・アサイヤス監督による貴重なドキュメンタリー『HHH:侯孝賢』まで全22作品を一挙上映!

4/17(土)より開催の「台湾巨匠傑作選 2021」では、2020 年に監督デビュー40 周年を迎えた巨匠ホウ・シャオシェンの監督作、出演及びプロデュース作品まで、現在日本で上映可能なホウ・シャオシェン関連作全 22 作品を一挙上映致します。

なお、昨年「台湾巨匠傑作選 2020」で満席の回もあり好評を得た、【隠れた名作台湾映画発掘!貴重な未公開映画上映&解説】特集コーナー「江口洋子スペシャルセレクト5作品」を今年も開催します。

4月17日(土)~6月11日(金)より新宿 K’s cinema 他順次ロードショー!全上映作品スケジュールもチェック♪

劇場
新宿Ksシネマ(東京都新宿区新宿3-35-13 SHOWAKANビル)
(03)3352-2471
http://www.ks-cinema.com

特別鑑賞券(税込み)
1回券 1200円/3回券 3000円(特製缶バッジ付きの3回券が数量限定で販売されています!お求めはお早めに!)

当日料金(税込み)
一般1500円/大・高1300円/中・小・シニア1000円

・ご入場の際には、必ず受付窓口にて指定席券とお引替えください(当日の朝よりすべての回の受付ができます)
・特別鑑賞券では、インターネット予約はできません
・インターネット予約で満席の際は窓口での販売がない場合があります

上映スケジュールは公式サイトへ(https://taiwan-kyosho2021.com/) に掲載しています。写真付きの作品案内もありますよ!

見たら「台湾巨匠傑作選 2021」に行きたくなる予告編が到着!

特別上映作品として公開される、『風が踊る[デジタルリマスター版]』と、フランスの名匠オリヴィエ・アサイヤス監督による貴重なドキュメンタリー映像『HHH:侯孝賢[デジタルリマスター版]』の映像が公開されました! 映画館で見た過ぎる……。
1981 年の監督デビュー2 作目『風が踊る』は、フィルムアーカイブ作業においては新しい時代の作品ながらも、状態の劣化が非常に激しく修復作業には困難を極めた作品。予告編映像では、台湾ニューシネマ前夜、ホウ・シャオシェンが世界に羽ばたく直前の初々しいラブストーリーが、デジタル修復を得て、色鮮やかに当時のカラーが蘇った映像を公開しています。80 年代初頭、民主化へと向かいつつある戒厳令下の台湾社会を背景に、伝統的な家族観や結婚観と自由恋愛の間で揺れ動く自立した女性の心理を、キャッチーな歌謡曲にのせて軽やかに描いています。ロングショット、田舎の風景と子供たちといった、後のホウ作品に繋がる台湾ニューシネマ以前の瑞々しい息吹を感じられます。
また、批評家時代から台湾ニューシネマを積極的に世界に紹介し、監督デビュー後もホウ・シャオシェンからの影響を公言して憚らない、フランスを代表する映画監督の一人オリヴィエ・アサイヤスが、ホウ・シャオシェンとともに台湾を旅しながら、彼の素顔に迫った貴重なドキュメント『HHH:侯孝賢』(97)は、フランスの伝説のTV シリーズ「我らの時代の映画」の一環で制作されたもので、このたびオリヴィエ・アサイヤス監修のもと、デジタル修復が実現しました。脚本家チュー・ティエンウェン(朱天文)、ウー・ニェンチェン(呉念真)ほか、ホウ監督と共に台湾ニューシネマの傑作群を制作してきた映画人たちのインタビューを交え、『童年往事 時の流れ』(85)『冬冬の夏休み』(84)『悲情城市』(89)『戯夢人生』(93)『憂鬱な楽園』(96)の映像を振り返りつつ、ホウ監督とアサイヤス監督が作品ゆかりの地をめぐります。予告編映像では、ホウ・シャオシェンやエドワード・ヤンが牽引し、世界の映画作家に影響を与えた「台湾ニューシネマ」は、なぜ生まれたのか? 台湾の近代史にも触れながら、監督生活 40 年を迎えた巨匠が語る真実にも触れ、興味深い映像になっています。

「台湾巨匠傑作選 2021―侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督デビュー40周年記念<ホウ・シャオシェン大特集>」

人を感動させるなら、まずは自分を感動させることから」――ホウ・シャオシェン
<開催概要>
2020 年に巨匠ホウ・シャオシェン監督が映画監督デビュー40 周年*を迎え、さらに同年 11 月に第 57 回金馬奨の名誉賞である「終身成就奨」を受賞したことを記念し、現在日本で上映可能な全 22 作品を網羅して大特集します。

台湾ニューシネマの誕生『坊やの人形』から、世界の映画人が驚愕した『風櫃 の少年』『冬冬の夏休み』『童年往事 時の流れ』……、少年時代の記憶をたどる一連の初期傑作群。

1989 年にヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞し、中華圏映画初の世界三大映画祭グランプリ受賞の快挙を成し遂げた大作『悲情城市』は、映画ファンに嬉 しい貴重な 35mm フィルム上映。
©1982 Kam Sai (H.K.) Company  © 2018 Taiwan Film Institute. All rights reserved. ©1982 Kam Sai (H.K.) Company  © 2018 Taiwan Film Institute. All rights reserved.

©1982 Kam Sai (H.K.) Company © 2018 Taiwan Film Institute. All rights reserved.

今回の特集では、1981 年の監督デビュー2 作目、『風が踊る』をデジタルリマスター版で公開します。ロングショット、田舎の風景と子供たちといった、後のホウ作品に繋がる台湾ニューシネマ以前の瑞々しい息吹です。そして、トニー・レオンと羽田美智子が主演し、初めて挑んだ時代劇にして夢のような傑作『フラワーズ・ オブ・シャンハイ』を美しく蘇らせた 4K デジタルリマスター版で劇場初上映。ホウ・シャオシェンからの影響を公言して憚らない、フランスを代表する映画監督の一人オリヴィエ・アサイヤス監督が、ホウ監督の素顔に迫る貴重なドキュメンタリー、『HHH:侯孝賢[デジタルリマスター版]』を劇場プレミア上映します。

また、近年は若手監督の育成に尽力しているホウ監督。プロデュース作より、『One Day いつか』(監督:ホウ・チーラン)は日本初上映、『日常対話』(監督:ホアン・フイチェン)は今夏劇場公開予定のところ特別上映します。

色褪せない永遠の息吹の記憶から、今も熱い世界的巨匠の軌跡を一挙に体験してみませんか?

(*監督デビュー40 周年記念開催は、2020 年に開催する予定が延期になりました)

大大大注目の3本はコレだ!

©1982 Kam Sai (H.K.) Company  © 2018 Taiwan Film Institute. All rights reserved.

©1982 Kam Sai (H.K.) Company © 2018 Taiwan Film Institute. All rights reserved.

【開催記念特別上映作品】
『風が踊る』デジタルリマスター版
1981年/92分/台湾

ホウ・シャオシェンが世界に羽ばたく直前の瑞々しい佳作が鮮やかに蘇る!女性カメラマンと視力を失った青年の爽やかなラブストーリー 


© AMIP-La Sept ARTE-INA-France 1997

© AMIP-La Sept ARTE-INA-France 1997

【劇場プレミア上映】
『HHH:侯孝賢』デジタルリマスター版 (監督:オリヴィエ・アサイヤス)
1997年/92分/フランス・台湾

ホウ・シャオシェンの素顔にフランスを代表する巨匠オリヴィエ・アサイヤス監督が迫る!貴重なドキュメンタリー

©1998/2019 侯孝賢映像製作社・松竹株式会社

©1998/2019 侯孝賢映像製作社・松竹株式会社

【4K デジタルリマスター版 劇場初上映】
『フラワーズ・オブ・シャンハイ』
1998年/114分/日本・台湾

清朝末期の高級遊郭を舞台に、トニー・レオン、羽田美智子など香港・日本・台湾の豪華スター競演で贈る美しい傑作 

<ホウ・シャオシェン監督作品(製作年順)>
『坊やの人形』
1983年/108分/台湾/

『風櫃の少年』
1983 年/101分/台湾/

『冬冬の夏休み』
1984年/98分/台湾/

『童年往事 時の流れ』
1985年/138分/台湾/

『恋恋風塵』
1987年/109分/台湾

『悲情城市』
1989年/159分/台湾/★35 ㎜フィルム上映

『ナイルの娘』
デジタルリマスター版1987年/93分/台湾

『憂鬱な楽園』
1996年/112分/台湾・日本★35 ㎜フィルム上映

『珈琲時光』
2004年/103分/日本★35 ㎜フィルム上映

『黒衣の刺客』
2015年/108分/台湾・中国・香港・フランス
<ホウ・シャオシェン出演作品(製作年順) >
『台北ストーリー』4Kデジタルリマスター版
(監督:エドワード・ヤン)1985年/119分/台湾/

『台湾新電影(ニューシネマ)時代』
(監督:シエ・チンリン)2014年/109分/台湾/

『あの頃、この時』
(監督:ヤン・リージョウ)2014年/113分/台湾
<ホウ・シャオシェン プロデュース作品(製作年順)>
『One Day いつか』
(監督:ホウ・チーラン)2010年/93分/台湾/★日本初上映/特別上映

『天空からの招待状』
(日本語版)(監督:チー・ボーリン)2013年/93分/台湾/

『軍中楽園』
(監督:ニウ・チェンザー)2014年/133分/台湾/

『日常対話』
(監督:ホアン・フイチェン)2016年/89分/台湾★特別上映/今夏劇場公開予定

『台北暮色』
(監督:ホアン・シー)2017年/107分/台湾/

『台湾、街かどの人形劇』
(監督:ヤン・リージョウ)2018年/99分/台湾/

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2021-03-20

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