新郎を乗せた車が爆竹を鳴らしながら、新婦宅へ到着。爆竹は、「新婦を迎えにきたよ〜」というサインで、数台連なる車を運転しているのは新郎側の友人たち。
「チーム新郎」が日本でいう結納品にあたる「六禮(6品目)」を新婦宅へ運び込みます。
結婚してからも旦那様に甘い言葉をかけてもらえるように!という願いを込めて、甘いお茶「甜茶」を新郎の親族へ振る舞い、親族は飲み干したカップに紅包(祝い金)を入れて新婦へ返すしきたりになっています。
続いて、金の装飾品の交換。新郎側のお母さんからお嫁さんへ贈られるものなのだそうです。そのあとお仏壇の前で祖先への挨拶を済ませ、訂婚完了。新郎は一度退出します。
今度は結婚式に向けての行事が始まります。「簡単には新婦は手渡しませんよ!」という意味を込め「チーム新婦」がいろいろなゲームを用意して新郎を待ち受けます。
ゲームを突破できたら、ようやく新郎は新婦の元へ辿り着けるのです。台湾の新郎って大変だ〜!
長年お世話になった家族とのお別れをして、新婦は嫁いで行きます(感動)。チーム新郎は今度は新婦側からの「六禮(6品目)」を新郎宅へ運ぶお手伝い。
新郎宅の敷居を跨ぐまでの間、新婦の美しさに神様が嫉妬しないように仲人が「篩子」でしっかりと覆ってあげます。披露宴の時間まで、新居にて新しい家族と団欒のときを過ごします。
披露宴は日本のようにスピーチや余興はなく、みんなでワイワイ飲んだり、食べたり!
お召替えの衣装は、中華スタイルで♪人との繋がりをとっても大事にする台湾人らしさを垣間見ることができた1日でした。末長くお幸せに〜!
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記事登録日:2015-07-07
自分の人生で一番華やかにスポットライトがあたる結婚式。芸術的結婚式写真と美食天国の台湾の結婚式(喜宴)って、どうなってるの?