宜蘭県でインターンシップ! Part4

宜蘭のレジャー農業の魅力を、皆さんにお伝えします!

初めまして。慶應義塾大学商学部1年の石渡啓朗と申します
私は現在、海外インターンシップを運営する学生NPO団体アイセックに所属しており、そのネットワークを利用し、現在台湾東部の宜蘭の農業を盛り上げるTaiwan Farm Fun Taiwanというプロジェクトに参加しています。プロジェクトには、私を含め8人の海外からの研修生と、台湾の大学生が参加しています。そのなかで、私は宜蘭縣冬山郷にある大進休間農業區という休間農場でインターンを行っています。

私の主な仕事は、パンフレットの英語・日本語翻訳、新しいDIYのアイディアを考えたり、ブログ・ビデオ等で農場での活動を英語でプロモーション、農場内にある小学校で授業を行ったりしています。
また、その他にも、宜蘭にある様々な農場で農業体験をさせてもらっています。
この記事では、私のインターン内容を紹介しつつ、大進休間農業區を中心に宜蘭の休間農業の魅力をみなさんにお伝えしていけたらと思います。

なぜ農業インターン?

まず、私のこのインターンシップの参加動機について書きたいと思います。
僕は子供の時、祖父の小さな畑を手伝ったことがあるくらいで農業とは全く関係ない人間です。正直、インターンに行く前までは、農業といったことにあまり関心はありませんでした。
その一方で、もともと自然保護や旅行(エコツーリズム)に興味がありました。
旅行を楽しむ事はもちろん素晴らしいことですが、様々な自然破壊が叫ばれている現代で、自然資源を生かした観光業であればさらに素晴らしいと思っており、厳密に言えば少し違うのですが、農業を生かした観光業(グリーンツーリズム)である休間農業もこれからますます大切になり、この機会を使っていろいろ学びたいと思い、このインターンの参加を決めました。

休間農業とは?

みなさん、休間農場をご存知でしょうか。レジャーファームとも呼ばれていて、休間農場では野菜や果物をとったり、動物や昆虫と触れ合ったり、豊かな自然の中でリラックスしたり、宿泊することもできます。
特に、宜蘭には豊富な自然があるため多くの休間農場があります。そして、もちろんこの大進休間農業區でも様々な体験をすることができます。
それゆえ大進休間農業には様々な施設があります。私も多くの施設で研修を行いました。

三泰有機農場

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まず紹介したいのが、三泰有機農場です。
ここでは、緑茶・烏龍茶・紅茶を栽培しています。私はここで雑草取り、茶摘み、商品包装、お茶の入れ方を学びました。雑草取りというと非常に簡単なイメージがありますが、ここでの雑草取りはなかなか大変です。
なぜなら茶の葉と雑草を判別し、茶の葉を取り除かないように重い機械を動かすのは素人である私にとっては難しいことだったからです。
ここのお茶で特筆すべきなのが、宜蘭で初めてMOA自然農法文化事業団に認定され、化学農薬を一切使っていない有機栽培によるものということです。それゆえ人気のあるお茶で、東南アジアをはじめ、アメリカ、日本にも輸入されているお茶です。
私の住んでいる横浜にも多くのお茶が輸入され、日本人にも愛されています。ぜひここで実際に茶摘みを体験し、出来たてのお茶の匂い、濃厚のお茶の味を味わってほしいです。

幸福20號農場


台湾ではDIYという言葉がよく使われるのをご存知でしょうか。DIYとはDo It Yourselfのことで、いろいろ自分で作るということです。日本でいう手作りと同じような感じです。
そして、もちろんこの大進休間農業區でもDIYを体験することができる施設があります。
大進農業區内にある幸福20號農場では、木の枝や木の実などを使った鉛筆やアクセサリー作り、蜜餞作り、果物を使ったピザ作りなど様々なDIYを提供しています。
宜蘭県でインターンシップ! Part4 これらは普段日常生活では、体験できないような刺激的な時間を過ごすことができるはずです。

これらは普段日常生活では、体験できないような刺激的な時間を過ごすことができるはずです。

さらにヤギ、ウサギなどの小動物もいて、餌をあげたり触れ合ったりすることができます。

さらにヤギ、ウサギなどの小動物もいて、餌をあげたり触れ合ったりすることができます。

また、園内にはちょっとおしゃれなレストランもあり、コーヒーはもちろん、採れたての果物も食べることができます。
ぜひ利用してみてください。

劉記花生

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また、農園内にある劉記花生という店では、落花生やカボチャの種などを使ったお菓子を食べることができます。
私はここで、杏仁酥というアーモンドのお菓子と南瓜子というカボチャの種を使ったお菓子の一連の工程をお手伝いさせていただきました。杏仁酥とはアーモンドクランチのようなもので、さくっとした食感の後、濃厚な甘さが広がってやみつきになります。
南瓜子もカボチャの種を炙るというシンプルなお菓子ですが、種そのものの味が楽しめてとても美味しいです。なかなか慣れない作業でスムーズに進みませんでしたが、無事商品として出荷されました。
劉記花生では、機械を使う作業もありますが、基本的には手作業で一つずつ丁寧に行われています。他にも様々な商品があります。特にネギとピーナッツを使ったクランチはおすすめです。

大進石板屋


大進休間農業區の近くには羅東渓と呼ばれる川があり、石が豊富にあります。
そのため、昔は石を使って家が建てられていました。その名残で残っているのがこの大進石板屋です。
僕が教えている小学校も石を積み上げてできている校舎があるように、この辺りでは特徴的な文化のようです。日本でもなかなか見ることのできない、石を積み上げてできた家は興味深いものです。ぜひ実際に見てみてください。

昆蟲館(昆虫博物館)



昆虫博物館は、普段事務系の仕事をしている遊客中心(大進休間農業區のインフォメーションセンター)の2階にあります。
大進休間農業區は山、川、森に囲まれているため、様々な昆虫が生息しています。その昆虫を分かりやすく解説しているのがこの博物館です。博物館といっても部屋の一室なのですが、多くの標本と模型があり十分に楽しむことができます。

特に大進に多く生息している蝶に関して、ここでは丁寧に解説を行っていて、昆虫に疎い僕でもしっかりと整理することができました。ぜひ昆虫に詳しくない方も足を運んで楽しんでほしいです。

順進蜜餞行

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ここでは、多くのフルーツの加工品を購入することができます。台湾は日本とは違い、南国ですので独特のフルーツが多くあります。そうしたフルーツの味をそのままにお菓子感覚で食べられるのがこの店です。
なかには、激辛の梅など日本人の口には合わないようなものも置いてありますが、ぜひ試食して台湾文化を感じてみるのも良いと思います。私のおすすめは桃とパイナップルのドライフルーツです。

大進休間農業區の豊富な自然



豊かな自然に囲まれている大進休間農業區散歩をしたり、新鮮な空気を浴びながらゆっくりと時間を過ごしてリフレッシュするのも一つの選択肢だと思います。
季節によって変わる花々や木々を楽しむことができます。私はまだ季節の移り変わりを体験できていませんが、農場のオーナーは嬉しそうにそのことに関して私に語ってくれました。

また、寒渓大橋と呼ばれる全長約200メートルの吊り橋もあったり、日本統治期に建てられた寺の跡地があったりとちょっとしたアドベンチャー気分を楽しむこともできます。
他にも大進休間農業區には、タケノコや黒豆を採れる大進有機農場やオレンジなどの果物を採ることのできる松茂果園、もちろん宿泊施設もあります。いろいろな選択肢があるので、個人にあった楽しみ方ができると思います。
そして、何よりここで働いている方はみんな暖かく接してくれます。気さくに話しかけてくれたり、まぶしいばかりの笑顔を見せて応対してくれます。ましてや日本から来た観光客といえば…何かサービスしてもらえるかもしれません。

小学校での授業


ここまで大進農場内のおすすめスポットを紹介してきましたが、少し私のインターン内容も書きたいと思います。
前述したように私は週2回農園内にある大進小学校で授業を行っています。なぜなら、3月下旬に他の地区の小学生や観光客を呼び寄せて、大進小学校の子供に英語で農園を紹介してもらうという企画があるためです。この授業は、宜蘭大学の学生と一緒に研修を行っているインドネシア人研修生とともに行っております。
私は大学で中国語を学んでいますが、まだ流暢に話せるわけではないので、いかに英語を教えるかで苦労しました。写真を多めに使いイメージで英語を覚えさせたり、体を使ったりゲームをして楽しみながら教えたり、リズムを作り繰り返し音読させて覚えさせたりと子供たちが飽きて英語を嫌いにならないことを意識して教えています。
先日イベントのリハーサルを行ったのですが、子供たちがいきいきと英語を使っている姿を見て、ますますイベント当日が楽しみになってきました。また授業を行うことによって、プレゼン力が身についたことは間違いないのですが、それに加えて農園についてさらに詳しくなりました。なぜなら、子ども達に説明する際にどういうところを特徴にすれば分かりやすくなるか、細かいところまで意識してみるようになったからです。
この成果をパンフレットの翻訳の仕事で+αで情報を加えたりすることにより、上手く他の分野と結びつけることができました。

宜蘭には大進休間農業區の他にも多くの休間農場があり、それぞれに違った特色を持っているため異なったが時間を過ごせると思います。台北と宜蘭を結ぶトンネルが開通され、台北からバスを使って1時間で来られるようになったため台北から日帰りも可能になり、非常に便利になりました。
ぜひ宜蘭の豊かな自然のなかで貴重な経験をみなさんにも体験してもらいたいです。

私のインターンシップもまだ残っていますので、最後まで全うしたいと思います。そして、一人でも多くの方に宜蘭の休間農場の魅力を伝えていきたいです。
これを読んでくださっている方がその一人になっていただけたらとても幸せなことです。そして、ぜひ宜蘭を台湾観光の選択肢に入れていただきたいです。
読んで頂きありがとうございました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-04-06

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