健康、安心にこだわった素材選びで手作り!台湾リピーターのおみやげにもぴったり、見た目にも楽しい5種類のパイナップルケーキ
こんにちは、台北ナビです。台湾のおみやげといえば、パイナップルケーキ。けれどどのお店も同じようだと思っていませんか?今回は見た目にもちょっと珍しくて楽しいパイナップルケーキのお店を取材してきました。もちろん見た目だけでなく素材にも味にもこだわった安心の手作りのお店です。
お店は南港にあります
この赤い看板が目印です。
MRT「南港」駅から徒歩約10分。観光で来た方にはちょっとなじみがない駅ですが、そこに「楽楽斎」のお店があります。赤い看板が目印のきれいなお店で、2013年の11月にできたばかりなのだそうです。こちらでオーナーの陳信良さんにお話をうかがいました。ちなみにパイナップルケーキはこの店舗販売の他に、ネット、ファックスでの受付、信義路にある「蓮池閣」というお店、ナビでも販売予定ですので時間のない方はそちらも便利ですね。
◎◎↓↓↓予約はこちらから!!↓↓↓◎◎
とてもきれいで明るいお店ですので、入りやすい雰囲気です。
|
|
取材中もお客さんがいらっしゃっていました。
|
五行説に基づいた5種類のパイナップルケーキ
この楽楽斎は五行説に基づいて、5種類のパイナップルケーキを作っています。五行説、なんとなくは分かりますが、ちょっと日本人にはなじみが薄いですよね。五行説とは、万物は金、木、水、火、土の5つの元素からなるという古代中国の説。その5つのイメージに合わせた色、形、素材のパイナップルケーキなんです!見た目もかわいらしいですね。
金:原味(プレーン)
木:抹茶
水:黒ゴマ(以前の竹炭から味を変更しました)
火:紅麹
土:咖啡(コーヒー)
パイナップルがぎっしり
パイナップルは今流行りの土鳳梨ではなく、「金鑽鳳梨」という日本人にも人気のある種類を使っています。土鳳梨の特徴と言えば繊維が太い、酸味が強く、香りが高いことが挙げられますが、金鑽鳳梨は台湾パイナップル生産の8割を占め、繊維が細く、甘さがあるのが特徴です。甘いと言っても、その中から特に酸味のあるものを選び、飽きずに食べられる工夫をしているそうですよ。台湾のパイナップルケーキは中の餡に冬瓜を混ぜているところも多いそうですが、こちらの物はパイナップル100%でぎっしり詰まっています。陳さん曰く、冬瓜が入っているかどうかは明りに透かせばわかるそう!なんでも、冬瓜を使っていたら光を通して透明に見えるそうで、透明でない=冬瓜を使用していない証拠だそうです。こちらのパイナップルケーキを明りに透かしてみましたが、透明ではありませんでしたよ。これから他のパイナップルケーキを食べるときにもちょっと気にしてしまいそうです。
素材にこだわった5種類のパイナップルケーキ
金:原味(プレーン)
パイナップル餡はほどよい甘さと酸味で食べたときにパイナップルのザクザクとした歯ごたえがあります。皮はしっとり系で餡とよく合います。また、ぼろぼろ落ちることがなく食べやすいのも◎。形は元寶という昔のお金の形で金運アップとかけているのだそうです。しかし、現在この形を台湾の国花である「梅」に改良する予定だそうです。ナビはお金持ちになれそうな元寶の形が好きだったのだけど、残念。でも、味は据え置きなので御心配なく!
木:抹茶
抹茶は京都宇治の抹茶を使用。抹茶の香りをかがせていただきましたがとっても濃厚でいい香りでした。有機栽培のお茶で252項目もの検査をクリアしたものだけを使っているそうです。配達途中に箱がつぶれると、その際に何が入ったかわからなくなるので、そのお茶は使わないという徹底ぶりです。抹茶味ってありそうでなかったですよね。お茶とパイナップル、合わないわけがない!という感じで、ほんのり抹茶の香りとパインの甘さがちょうどよい味でした。
水:ゴマ
見た目のインパクトもバツグンのこちらは黒ゴマです。黒ゴマには食物繊維、ビタミンB・Eやマグネシウム、カリウム、亜鉛など、様々なミネラルが含まれていて、健康にいいと台湾でも大人気です。
皮のみ食べてみると、ほんのりゴマ味。あまり主張しておらず、甘さ控えめでパイナップルの甘さと合います。甘いものが苦手という人にはこれがオススメです。
火:紅麹
紅麹とは麹菌の一種で発酵食品、みそや清酒作りにも使われるそうです。紅麹は発酵食品だけあってコレステロールや血糖値を下げる効果があるといわれています。健康のことを考えて選ぶ素材にもこだわっているんですね。食べてみて紅麹の味を感じることは難しいですが、赤いハートの形はかわいさナンバー1ですね。
土:咖啡(コーヒー)
コーヒーはUCCのコーヒーを使っているとのこと。UCCと聞くと缶コーヒーの、あれ?と思いますが、こちらが使用しているのはUCCの中でも高グレードのもの。香りも味もなるほど、日本のUCC、コーヒーの甘さも感じることができます。パイナップルとコーヒーは一緒に食べると新しい味になるんですね。甘いものが好きな人にオススメです。皮の模様にもこだわりがあり、コーヒー豆をつぶしすぎないようにして、このマーブル模様を作っているのだそうです。
この中でいちばん人気は原味(プレーン)、2、3位は抹茶と咖啡(コーヒー)、4位が紅麹、5位が竹炭だそうです。竹炭は見た目が黒くてちょっとおいしそうに見えないのかなと陳さん。そのため、黒ゴマに変更し、今は黒さが和らいでいます。今回ナビたちは4人で取材に行ったのですが原味、抹茶、咖啡、竹炭と人気は分かれました!
食べやすい「一口パイナップルケーキ」
一口大の可愛らしいパイナップルケーキが新登場!コロンとフォルムが愛らしいですよね♪ ひとつ約16gと会社など数が多い方々へのお土産にぴったりです!
五元素手工鳳梨酥(10個入り) 190元内容:原味・有機抹茶・芝麻・紅麴・咖啡 各2つずつ
五元素手工鳳梨酥(6個入り) 120元内容:原味・有機抹茶・芝麻・紅麴・咖啡・普羅旺酥 各1つずつ
健康へのこだわり
そして、陳さんがケースの中のパイナップルケーキと作りたてのものを比べて見せてくれました。ケースの中のものは展示用で何日間かたっているものです。色があせたように変わってきています。これは人工色素を使っていない証拠!緑や赤などその違いは一目瞭然です。
小麦粉も遺伝子組み換えでないもの、卵も抗生物質を使用していないもの、バターも反式脂肪酸(一定量摂取するとコレステロールを増加させる)0パーセントのものを使っています。安心や健康といったこともこのお店では大切にしているので、安心して食べられます。
封を切って2、3日経ったもの。
|
|
封を切って時間が経っていないもの。こちらは濃い緑です。
|
ちょっと写真だと分かりずらいですが、左のケースに入っているのが2、3日経っているものです。人工色素を使っていないので色が変わってきています。 |
ひとつひとつ丁寧に手作り
パイナップルを切るところから始まります。
お店の裏が厨房になっているとのことで、今回は特別に作っているところも見せていただきました。なんとなく工場のように大きな機械が置いてあるような場所を想像していたのですが、機械は必要な分が置いてあるだけでした。パイナップルケーキってどんなふうに作るかあまり考えたことがなかったのですが、ナビが思っている以上に手作りでした。
まずはパイナップルを切ります。もちろんひとつひとつ手で。1日約40個切るそうです。細かく棒状に均等に切っていきます。切ったボールには水気がありましたが、これは全てパイナップルの果汁で水は一切入れていないそうです。
それらを機械に入れ、温めながら混ぜていきます。機械の下には火が。少しすると甘い香りとともにパイナップルから湯気が立ってきました。これだけでもおいしそう!混ぜ終わったらパイナップの汁をこします。この汁がパイナップルジュースになり、店頭に遊びに来てくれたお客様に無料で提供しているんです。混ぜ終わったものは最初のものと違い少し茶色がかったあめ色になっていました。
さらに人の手で完成させていきます
特別に見せていただきました。
パイナップル餡を計量し、皮で包み、型に入れて形を整えます。これで見た目はもうパイナップルケーキ。こんなふうに手でひとつひとつ包んでいるとは驚きでした。ひとつのパイナップルから10個のケーキができるそうですよ。
型に詰めて、形を整えます。
|
|
並べて見ると圧巻です!
|
形ができたら約200℃のオーブンで12分焼きます。その日の天候や気温によって焼く温度を微妙に調節しているそうです。オーブンの中は風を回しながら焼いていました。こういったところがお店ならではの技術とこだわりですよね。
型から出して袋に入れ封をし、箱詰めをして完成です。素材ももちろんですが、こうやって作る行程も見せていただくと安心して食べるができるなと感じました。
パイナップルジュースも予定しています
先ほどの製造過程で出てきたパイナップルをこしたときに出てくる果汁を使ったジュースもあります。しかしこれは販売していません。お店に来店されているお客さんに出しているそうなのですが、こちらも大好評で販売してほしいとの声が多数あり、この夏(2014年)にも販売できるかもしれないということです。すごく甘く、とても濃厚で暑い日にはぴったりなジュースでした。
好きな組み合わせが選べます
15個入り540元
15個入り650元(烏龍茶セット)
パイナップルケーキは10個入り360元、15個入り540元があり、好きな組み合わせを選ぶことができます。初めは全種類味わってみて、次回は好きな味を多めに頼むというのもいいですね。また、烏龍茶がセットになっているものもあります。こちらのお茶は台湾の大禹嶺という産地でとれた烏龍茶です。パイナップルケーキの賞味期限は製造より30日ということもあり、甘酸っぱいパイナップルケーキとお茶、両方とも台湾のおみやげにぴったりですね。
現在、お客さんは台湾人が多く、次いで中国人だそうですが、これから日本人のお客さんにも絶対の自信の持つパイナップルケーキを知ってもらいたい!と目を輝かせて語ってくださいました。その思いも込めて箱のパッケージにも日本語でパイナップルケーキと書いてあります。
10個入り360元
|
|
日本語でパイナップルケーキと書いてあるとうれしくて手にとってしまいたくなりますね。
|
手作りクッキーも新発売!
ちょっとしたお土産にも使える手作りクッキーの取り扱いも始まりました♪
手工杏仁薄餅(手作りスライスアーモンドクッキー)
味:原味(オリジナル)/海苔/南瓜子(かぼちゃの種)/ 有機抹茶/芝麻(ゴマ)/ 紅麴/咖啡(コーヒー)
1袋:115元 3袋セット:362元