台湾産オーガニックティーの先駆け!国内外で数々の賞を受賞&パッケージもオシャレなので、おみやげにぴったり
こんにちは。台北ナビです。
台湾産のお茶をおみやげに買いたいときって、種類やお店がありすぎて迷ってしまいますよね。スーパーで買えるものじゃなくて、きちんとしたブランドで、特別な印象を与えてくれるもの。かといって、専門の茶器が必要になるほど本格的な老舗のお茶ではなく、もっと気軽に楽しめるもの。そして、品質もしっかり保証されていて、できれば見た目もオシャレなもの……。
あるんです、そんな台湾茶ブランドが!今回ご紹介するのは、「
小茶栽堂 永康旗艦店」です。
美術館のようにすっきりとまとまった店内!
メインストリートを歩くと必ず目に入る好立地!
こちらの「小茶栽堂 永康旗艦店」は2017年に移転オープンした比較的新しい店舗です。東門駅出口5から徒歩1分、メインストリート沿いという好立地で、市内全4店舗ある「小茶栽堂」のなかでも人気のお店です。
店内に入ると、中央に円いカウンターがあり、それを囲むように、壁際にずらりと展示された商品。向かって右手からお茶・スイーツ・ギフトセットと大きく分かれています。種類が豊富なわりにはパッケージに統一感があるのでごちゃごちゃせず、全体的にスッキリとした印象です。
「小茶栽堂」のお茶はすべて完全無農薬の自然栽培なので、老若男女にかかわらず安心して飲めるから、大切な人や目上の方への贈り物にも喜ばれます。もちろん、自分用・リピート用に買っていくお客さんも多いですよ。
小茶栽堂のお茶の特徴
お茶の味をよくするカテキンやアミノ酸もたっぷり
ブランド自体の設立は2006年。当時からのこだわりは
、「高品質な台湾伝統茶の文化を、オシャレにブランディング」です。
だから『100%国内産&伝統製法で、農薬・化学肥料・成長ホルモン・人工香料を一切不使用』を厳守。茶葉は南投名間郷という村と特別契約し、人にも地球にもやさしい有機農法で生産。その過程はプロの国際評茶師によって管理され、その年の季節や天候によって、自然に成長した茶葉のみを収穫しています。台湾で「食の安全」が注目されるよりも前から、こうした取り組みを続けているんですね~。
オーガニックの台湾茶のパイオニアといっても過言ではないでしょう。
飲み干したあとのカップに残る香りまで楽しんでくださいね!
ここで、そのこだわりの一例をちょっと紹介。花茶を作るときは、ふつう人工香料をまぜて1秒で終了なんだとか。しかし「小茶栽堂」では、茶葉と花のつぼみを一層ずつ丁寧に重ねて置き、自然に開いた花から時間をかけて香りを移してゆきます。花が熟してしまったら、再び新しい花を加えて何層にも重ねて……、を繰り返すことなんと30時間以上(!!)。こうして豊かで自然な香りの花茶ができあがっているんですね。何でも「早い・安い」がもてはやされる昨今、時間をかけて大切に作るってなんて贅沢なことでしょう。
こうして大切に作られたお茶は、シンプルでスタイリッシュにパッケージされ、店頭に並びます。
選ぶのが楽しい豊富な茶葉
「小茶栽堂」のお茶は、大きく分けて台湾茶と花茶の2種類。茶葉はそれぞれ、焙煎度や発酵度によって種類が分かれていて、種類が豊富すぎて迷ってしまいそう!
人気TOP3はパッケージによって若干異なりますが、黒烏龍茶、クチナシ烏龍茶、紅玉紅茶、桂花緑茶あたりが常連です
でも大丈夫。売れ筋の上位3種類は、わかりやすいように商品棚に表示してあるし、カウンターでは好きなお茶をどれでも試飲できます。日本語堪能な店員さんもいるし、簡単な商品説明程度の日本語は全員OK。これは心強いですよね。
親切すぎる日本語の説明カードが嬉しい!
さらに人気商品に関しては、詳しい日本語の説明カードも。焙煎・発酵の度合いはもちろん、なんと飲むタイミングや相性のいいお菓子まで網羅。べ、便利すぎる…!!お買い上げの際は忘れずに持ち帰って、参考にしてくださいね。
人気は気軽に飲めるティーバッグ!
どれにしようか迷っちゃう!
お気に入りの茶葉を見つけたら、さらに好みに合わせてリーフティー(散茶)・ティーバッグ、そしてサイズ…を選びましょう。
スタイリッシュな古典罐
主力商品はグッドデザイン賞も受賞した缶入りティーバッグのシリーズ(古典罐)ですが、初めての方や、おみやげ用なら新シリーズのトラベルセット(輕享包)がいいかも。個包装のティーバッグ3袋入りの箱を、どれでも3つで250元だから、気軽に試せますよね。小分けセット(輕巧盒)はティーバッグ6袋入りだから、1袋ずつ6人に渡せて、バラマキ土産としても良さそう!
家にティーポットもあるという本格派にはリーフティーを。リフィル用のエコ包装もありますよ。
お茶は種類ごとにステッカーの色が違っています
|
 |
自分用に買い求める人が多いので、詰め替え用(右)も販売しています
|
 |
テトラ型のティーバッグで茶葉が開きやすい!
|
缶入りティーバッグのシリーズ(古典罐) |
シンプルでスマートなパッケージ
|
|
長方形のティーバッグです!
|
トラベルセット(輕享包) |
台湾らしさ溢れるパッケージで気分上がります!
|
|
ティーバッグは長方形タイプ
|
小分けセット(輕巧盒) |
缶入り
|
|
リフィル用のエコ包装
|
リーフティー(散茶) |
焼き菓子いろいろ+オリジナルマグカップも!
お茶うけの焼き菓子も充実しています。クッキー、パイナップルケーキ、マカロンヌガーの3種類。
茶葉を練りこんだクッキー(小茶餅)はとくにフレーバー豊富で、また迷ってしまう~と思ったら、ありました、人気トップ3の表示が!し、親切…。
もちろん人気商品以外も食べたいですよね。どれもばら売りなので、気になるお味は1個単位でどんどん買えちゃうのもうれしいポイントです。
紅茶土鳳梨酥
パイナップルケーキはもはや定番となった感のある土鳳梨酥です。パイナップルは南部彰化県の八卦山産。繊維感のあるしっかりした餡が、小茶種紅茶を使った生地に包まれてかなり濃厚。
軽めのさっぱりしたお茶(キンモクセイ緑茶やクチナシ烏龍茶など)が合いそう。
ナッツとマカロン、ヌガーの食感が楽しい!オリジナル、イチゴ、抹茶、ベリー紅茶の4種類
|
|
ギフトセットは美しい!
|
馬卡龍牛軋糖
そしてマカロンヌガーにも注目。その名の通り、ヌガーをマカロンで挟んだ斬新スイーツ!カラフルで見た目にも楽しいですよね。「抹茶&野莓紅茶(ベリー紅茶)」と「原味(ノーマル)&草莓(イチゴ)」の2種類!バラでも購入可能ですし、各種類6袋合計12袋入ったギフトセットのパッケージが美しい!
こちらは黒茶や黒烏龍茶と相性がいいそうです。
旅行者には小茶紅(箱代270元)で、お茶×お菓子が人気だそうですよ!
ちなみに各種サイズのギフトセットもあり、箱代+詰めた分だけの明朗会計。お茶×お菓子、お茶×お茶など組み合わせ自由なので、特別感も演出できちゃいます。
デザイン性だけでなく、使いやすさもばっちりです!
変わり種として、小茶栽堂プロデュースのマグカップも紹介しておきましょう。
こちらはマグの底にピッタリ納まる小さな陶器の茶葉入れがついていて、わざわざポットやカップを用意しなくても、これだけで好きな時に好きな量でお茶を楽しめるスグレモノ。国際的なドイツのデザイン賞reddot awardを受賞しています。
オススメを試飲&試食してみます!
遠慮せずにどんどん試飲して、お気に入りの茶葉を見つけましょう!
ではいよいよお待ちかねの試飲に参りましょう!「オススメは?」と聞いたところ、「
紅玉紅茶をぜひ!」とのこと。
こちらは台湾の野生の茶木とアッサムをかけあわせてつくられたハイブリッド種で、台湾でしか手に入らないといわれています。ひとくち飲んでみると、雑味のまったくないまろやかな口当たり。ウッディでほんのり甘い、豊かな香りが広がります。ミルクとも相性がよく、キャラメルのような風味を楽しめるそうですよ。
ナビのオススメはあまりほかでは見かけない「黃梔烏龍茶(クチナシ烏龍茶)」。前述したように贅沢に時間とクチナシを使用して作られるお茶は、まず華やかで芳醇なクチナシの香りが広がり、後から烏龍茶の甘みを感じられます。一度飲むとその魅力に取り付かれること間違いなしです!
もうひとつは香ばしい「黒烏龍茶」。鉄観音のような重厚な味わいがナビ好み!
その場でお茶を味わえるラインナップ!
家に帰るまで待てない!という方には、すぐに飲めるボトル入りのお茶もありますよ。こちらは店内で8時間かけてゆっくりと水出ししたもので、渋みもなく、ゴクゴク飲めちゃいます。
ホットのお茶も販売しています。目の前で1杯ずつ丁寧に淹れてくれますよ!
小刻みに飲めて、暑い日にもうれしい水出し茶
|
|
寒い日にはやっぱり温かいお茶が飲みた~い!
|
そしてお買い物の最後にぜひ食べてほしいのが、茶葉を使ったソフトクリーム。日替わりで2種類あり、この日は桂花綠茶(キンモクセイ緑茶)と、黑烏龍巧克力(黒ウーロン・チョコレート)。原材料は茶葉とイタリアンヨーグルト、そして牛乳とチョコレートのみ。水は一切加えず、茶葉のざらりとした舌触りと、甘さの中にほんのり苦みもあり、止まらないおいしさ。
小80元、大150元
|
|
小でもけっこうなボリュームです
|
もちろんソフトクリームだけの利用もOK!
実は入口を入って左手の扉を開けると、壁の中にソフトクリームマシンがあるんですが、あまりにさりげないのでナビ、はじめは気がつきませんでした。
これを食べずに帰るのはもったいない!店内には座ってゆっくり休憩できるスペースもあるので、座って食べてもいいし、持ち帰りももちろんOKですよ。
大量生産に流されることなく、品質のいいお茶を地道に作り続けてきた「小茶栽堂」。その実力は国内外でも高く評価され、2018年にはAVPA(フランス農産物振興庁)が開催する「第1回世界茶葉コンクール」でも大賞を受賞しています。こうしたお店で茶葉を買うことは、農家さんや地球にやさしい栽培法を応援することにもつながりますよね。
永康街に行かれた際は、ぜひ立ち寄ってみてください!
以上、台北ナビでした。