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投稿者:鯨丸通信社

口コミ掲示板払暁,黄昏、深更に祈る姿は荘厳です、祈りましょう。

2004-12-21
>先日母を連れて龍山寺に行ってまいりました。 もちろん台北ナビ
>さんのページをプリントして、お参りもやってみました。 でもお
>みくじところは「本殿に向かって右側の建物」にはないんです。 
>親切な日本語を話されるおじいさんに教えてもらったら、「本殿に
>向かって左」の出口の近くにありました。 それからおみくじを説
>明してくれる方もいらっしゃいませんでした。 おじいさんに「日
>本に帰って、お暇だったら辞典をひいて意味を調べてください。 
>これも楽しい事ですよ」って言われちゃいました。 でもおみくじ
>の言葉は辞書を引いてもわかりませんね。 なんとなく自分なりに
>理解しました。 母も「日本のお寺と違って楽しいわね。 香港の
>黄大寺(たぶん)に似てるわね」と言ってました。 それにしても
>龍山寺の駅を出たところがものすごくきれいに生まれ変わろうとし
>てます。 昔のMRTがなかったころに比べるとびっくりです。 
>なんかいい味がなくなってくようです。 ちょっと悲しかった。

>[ みさこの様 Wrote ]-------------------------------------
 常宿が近いこともあって、異なる信仰をもちながらも、龍山寺には
よく足を運びます。みさこの様のお母様の「日本のお寺と違って楽し
いわね。香港の黄大寺に似てるわね」との感想にまったく同感いたし
ました。
                               
 昼の龍山寺に漂うのは、対岸の民間信仰、道教の流れもくんでいる
せいか、明るさが際立っています。僕も初めての訪台のおり、お仕着
せのツアーで龍山寺を訪れました。その際その明るさに目を見張った
記憶があります。                       
 そのうち、幾度となく払暁、黄昏、深更にたずねてみて、老若祈っ
ている姿に、こう思い至りました。行政は腐敗し、国ごとのいさかい
は絶えず、人々の病はことさら重く、残されているのは「祈り」、祈
るしかないのだと。               
  
 さてここ龍山寺は、仏教が勝っていることもあり、色彩的には朱色
が深みを見せていますが、黄大仙はその名の通り、黄色、金色、朱色
と極彩色に身をまとい、身代の繁栄を祈っているように見えます。 
 ただ伝え聞いたところによれば、黄大仙では、日々の喜捨や、功な
り名をとげ、富を重ねた人々からの寄進を背景にして、寺社内に「漢
方医院」を開き、まったく無料で診察、投薬しているといいます。
 旅の者とはいえ、僕らもささやかな喜捨は心がけたいものですね。
 
 翻って僕らの周辺の、自らだけの「現世利益」を求めている法人が
多い、葬式O教に辟易している僕たちにとって見れば、龍山寺や黄大
仙で一心に祈りを続けている姿は救いです。     
 「1回いくら」と無言でお布施を強要し、「1仏OO万」と戒名代
の請求をされるのでは浮かばれませんよね、共に祈りましょう。 
訪問日:2004/12/21