今回の一人旅ではもったいないほどのグレードのホテルでした。
確かに駅からはちょっと遠い、高雄の道はMRTの駅前以外歩道はパーキングエリアといった趣で歩きにくいので、タクシーを使うことを前提とした高級ホテルの位置取りですね。
入口に勢ぞろいしたドアマンの迫力だけで、スーツとパンプスの旅でないのを残念に思ってしまった。
ただ、わかっていて選んだのは、ホテルの隣(ガソリンスタンド)の隣が呉寶春(パン屋)だったから。ナビの記事を見てから高雄に行くならここに行くぞと決めていたので。
もちろんチェックインするとすぐ出かけました。午後4時くらいでしたが、雨模様の天気の中でも行列ができてました。15分ほど待って店内へ。350元の竜眼のパンは焼き立てで大きく温かく、食べきれないと思いつつせっかくなので買ってしまいました。
台北のパンはどこもイマイチなのであまり期待しすぎても、と思っていましたが、ずっしり重くて食べごたえがあり、おいしかったです。大きすぎたけど。
ホテルの一階のベーカリーもお客が絶えませんが、残念ながらこちらまでは試せない、と思いつつ脇に並ぶケーキの姿の良さに、モンブランらしきケーキを一つだけ買ってみました。
これがまた今まで台湾で食べた中のベストワン。渋皮栗が上と中に一個ずつ入り、甘味の薄目の栗ペーストの下はゴマのペースト。さらに下は…?赤いのは何だ、と今まで食べたことのない組み合わせながら面白くてインパクトの強いケーキ。
おいしいものを作る気満々、模倣で終わらせる気もないと見ます。これが一個90元、包装もかわいい花弁のように開く紙箱にスプーン付きで入れてくれます。
パンの方も、朝食で試した限りでは呉寶春にも負けたくないぞという感じで、もっと食べ比べられる胃袋が必要でした。おいしかったです。
もちろんパンとケーキばかりでなく、朝食は種類も豊富で質が高いと思います。
お部屋が後回しになりましたが、34階は眺めがよくスプレンダーホテルとその向こうの海までの景色はなかなかのもの。このホテルでは小さな部屋でしょうが、ゆったりベッドと大きな浴槽。私には十分。
旅では歩き回りすぎるくらいの私も、のんびり旅の良さを感じられるホテルでした。
残念ながら、プールやフィットネスルームはクローズ中でしたが、これらが揃えばさらに、ホテルに泊まることに自体に面白さを感じる人たちの気持ちが私にもわかったかと思います。
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