阿才的店

台湾情緒がたっぷりの個性的な食堂兼居酒屋をお探しの方、歴史も詰まった「阿才」へどうぞ～

阿才的店は、2018年5月に仁愛路二段26号に移転しました。こちらの内容は移転前のものです。ご注意ください。

今まで何故ナビで紹介していなかったのかと悔やまれるお店です。ここはかつて、後に民進党の軸となった人たちが民主運動を熱く語り合う「聖地」でした。昼は食堂、夜は居酒屋で、台湾の若者たちで賑わっています。夜訪れたナビ、木々に埋もれ、趣がありすぎる外観のレトロなドアを開けると･･･、右側の壁に掛かるオーナーと元総統陳水扁氏の古びた写真が目に入りました。戒厳令が解かれていなかった1987年以前、ここで台湾の民主化を語る若者たちが、毎晩集い、語り合っていたんです！
2Fに上がると、壁一面に50~60年代の映画のポスターや古い写真。テーブルや椅子、家具や小物は、当時の映画のロケ地へ迷い込んだかのごとく、台湾情緒たっぷり。地元民たちのおすすめは、牛筋、牛腩、牛肚が煮込まれた牛三寶。ナビは総合魯味がおいしい！と思いました。他にも鹹豬肉、麻辣牛雜湯、油條蚵仔、豬油飯、魚香茄子などなど、おいしいものがありすぎます。台湾の人たちは、お酒を飲みながらでもご飯を食べるからか、味付けはどれも濃いめ。ビールは、セルフサービスでどうぞ。残念なことに、ここは近年土地開発のため取り壊される（台湾では「都更」と言います）そうです。その前にぜひ行っておく価値ありのお店と言えます。