大鵬湾食堂

大鵬灣食堂

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台湾の漁港、屏東の魚料理を満喫できるレストラン!

こんにちは、台北ナビです。今日は、マグロをはじめとする新鮮な魚介類がいただける大鵬湾食堂さんをご紹介します。

東岸地区は台湾隋一の漁港


台湾南部の屏東市東港といえば、台湾でも指折りの漁港。年に一度はマグロ祭りが開かれるほど、マグロの漁獲高の多い港です。そこで水揚げされた魚介類は新鮮でおいしいことで知られています。こちらのレストランは、実家がその東港で有名なレストランを営んでいるという、魚の旨さを知り尽くした女性がオーナーの店。なんと言っても、東港のお店は毎年マグロ料理のコンクールで優勝しているそうですから、筋金入りです。こちらのお店には地元台湾人のお客様はもちろん、日本人、香港人、華僑と、客層も幅広いそうです。ナビがお邪魔したのはランチタイムでしたが、大勢のお客さんで賑わっていました。そして東港の名産の販売もしているので、それを目当てに来るお客様もいました。

お店は海とお花のモチーフ

屏東市は台湾でも最南端に位置するトロピカルなエリア。それをイメージしてか、お店の中もなんとなくトロピカルでマリンなイメージのモチーフがちらほら。壁面に大きくプリントしてある写真は、昔の屏東の海の様子。カウンター下の写真は1960年代に東港で水遊びをする子供たちを撮ったもので、なんとなく郷愁を誘います。そこここに飾ってあるランの花は、オーナーのお友達が経営している花園のものだそうです。また、貝殻と魚の骨で作られているモビールも一見の価値あり。また、大小2つの個室があるので、ちょっとしたグループでの会食も可能です。日本語の話せるスタッフがいるそうなので、細かい注文もお願いできそうですね。

メニューはないけど「お任せ」で安心

こちらのお店の最大の特徴は「メニューがない」こと。なんだか通っぽくてドキドキしちゃいますね。外国のレストランでそんな「勝負」に出るようなことして大丈夫かしら、って思われる方もあるかもしれません。でも、それがダイジョウブなんです。まず一人当たりの予算を伝えて、さらに「大トロが食べたい」とか「貝のお刺身が食べたい」とか、特別なリクエストがあればそれを伝えます。するとオーナーがご飯とデザートを含めたメニューを組み立て、満足できるコースを用意してくれるのです。ただ、大トロはどうしてもお値段がはるので、もし大トロをオーダーすると品数がちょっと少なくなるかも。でもこちらの大トロは、普通のお店で出されるる倍の“厚み”がありますので、それだけの価値はあります…。ただ、トロの季節は8月末から9月初めまで。これからは上海ガニの季節だそうですので、それも楽しみですね~。

新鮮な海の幸の数々を召し上がれ~

さて能書きはそれくらいにして、実際どんなお料理がいただけるのかご報告いたしましょう。一言でいえば「大満足」。今回ナビがいただいたのは2人組で1人1500元程度のコース(大トロ含む)。詳しく説明いたしますので、参考にしてくださいね。
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① 油魚子

① 油魚子



油魚の卵の燻製。カラスミの親戚みたいなものですね。
こちらではリンゴのスライスと合わせていただきます。ねっとり濃厚な歯ざわりと味が、リンゴの酸味とあいまっていくらでもいただけそうです。
② 黒鮪香腸

② 黒鮪香腸


マグロのソーセージです。
にんにくのスライス、ニンニクの芽とともにいただきます。日本の魚肉ソーセージをイメージしたらいけません。ソーセージなんだけど、魚の風味、という感じです。
③ TORO生魚片

③ TORO生魚片


お刺身の盛り合わせ。
今回は大トロもいただきました。お口の中でトロが溶けて行きました~。太刀魚のお刺身、マグロの赤身も、新鮮で美味しかったです。大トロは2~300キロの大きさのマグロから取れるそうです。脂肪分が多いため、冷凍しても味が落ちにくいのが特徴だそうです。
④ 松阪TORO

④ 松阪TORO


いわゆるマグロのステーキ。
黒粒胡椒をまぶし、玉ねぎのスライスとともに鉄板の上でステーキに。じゅうじゅうと音を立てて運ばれてきます。特性ソースをつけて、熱いうちにどうぞ。
⑤ 樹子蒸龍骨

⑤ 樹子蒸龍骨


マグロの背骨の骨髄部分をいただく、ちょっと変わったお料理。
コラーゲンたっぷり、というかコラーゲンそのもの。蓮華にすくっていただきます。全く生臭くなくて、スープもおいしい一品。もちろん骨の周りについた魚肉部分も食べられます。
⑥ 那個魚

⑥ 那個魚


中国語で「あの魚」という名前のお料理。
切り身をそのまま蓮華にすくい、一口ですするようにいただきます。骨まで食べられる、コラーゲンとカルシウムもいっぱいの一品。このお魚は秋になると脂肪がついて旨みが増すそうです。白身の淡白な味なので、ソースをたっぷり絡めていただくとなお美味。
⑦ 黒鮪肋排

⑦ 黒鮪肋排


マグロのリブ。
手づかみでガブッといきましょう。リブステーキ風の強くて濃い味です。赤身が好きな人はイチコロでしょう。食べ甲斐があります。
⑧ 魚翅丸湯

⑧ 魚翅丸湯


ハタハタのすり身、フカヒレ、エビ、イカ、シイタケのお団子のスープ。
冬菜という野菜の薄切りもスープに入っています。あっさりと上品なお味です。
⑨ 櫻花蝦飯

⑨ 櫻花蝦飯


桜海老と、東港名物旗魚鬆というでんぶのようなものを乗せたチャーハン。
ねぎ油のような香りのある油でいためてあるので、美味しさも倍増です。
⑩豆花
デザートです。芋頭もトッピングされています。大豆の味が生きている豆花です。
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番外 貝のお刺身

番外 貝のお刺身



コースには含まれていませんでしたが、「食べてみてください」ということでいただきました。ムール貝の貝柱部分のお刺身です。コリコリしていておいしい。磯の香りが口の中に広がります。

美容と健康には、やっぱりお魚

これほどいただいて満腹になったのにもかかわらず、肉料理を食べた後のような、変な重たい感じが全くありませんでした。ご存知のように魚は高タンパク低脂肪で、とってもヘルシー。魚に含まれる脂肪も、不飽和脂肪酸といってむしろ積極的に摂りたいもの。お腹にももたれませんし、太りにくいです。また小さなお子さんから年配の方まで、安心していただけるのが魚料理です。美食をしても血液サラサラ、DHAもたっぷりでいうことなし、のマグロ料理のレストラン、食べてみる価値ありです。

以上、台北ナビでした。
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記事更新日:2009-08-22

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2005-09-19

スポット更新日:2014-06-19

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