台北旅行で外せない、小籠包や中華料理が楽しめて、香り高いお茶が揃う金品茶樓♪
画像提供:金品茶樓
こんにちは、台北ナビです。
台湾旅行で絶対チェックしたいものと言えば、「お茶」と「小籠包」なんて方も多いのでは?その2つが重なり合ったとき、お互いの味を引き立て、より一層食事が盛り上がっていくのが容易に想像できると思います。上品な香りと味のお茶を飲みながら、肉汁たっぷりの小籠包をはじめとする、台湾ならではの料理を食する。これこそ、台湾の醍醐味といっても過言ではありません。
そして、最近特に増えてきているはじめての台湾旅行。ナビの周りでも、「はじめて台北に旅行に来ました」という声をよく耳にします。今日はそんな初の台湾旅行におすすめしたい、小籠包と中華の数々の定番料理がいただけるレストランをご紹介します。
人気の中山エリアにあります
台北市内はMRTと呼ばれる交通システムが路線を張り巡らせ、旅行者にはとても便利な移動手段のひとつですが、こちらはレッドライン・信義淡水線とグリーンライン・松山新店線「中山」駅近くにあります。中山エリアは、台北駅のお隣の駅、駅前に新光三越や誠品などのデパートを構え、オークラプレステージ台北(台北大倉久和飯店)やリージェント台北(晶華酒店)などの高級ホテルが立ち並び、日本企業が多い地区なので日本人ビジネスマンも多く、観光客の方もたくさん訪れるところです。
リージェント台北の北側を東西に走る長春路の一角にあるのが今回ご紹介する「金品茶樓」です。
有名茶屋「金品名茶」の歴史
実は「金品茶樓」のルーツは「金品茗茶」というお茶屋さんにあります。「金品茗茶」は1978年の設立以来、台湾茶業の発展に貢献し、新しい潮流を生み出してきました。現代と伝統を融合させ、今や国内外の各界から評価を得ていて、1991年頃からは、台北国際美食鑑賞会や全国優良食品評鑑会で金牌賞を受賞するなど、消費者からも厚い支持を得ていました。そして2008年、この信頼の厚い「金品茗茶」と「小籠包」を一緒に楽しむことのできるレストランとして立ち上げられたのが「金品茶樓」なんです。
リニューアルしてさらに高級感がプラスされた店内
お店は2018年に11年目を迎え、店内の安全面などを考え冷房や床、照明など1カ月ほどかけて全面的にリューアルされました。エントランスはガラス張りで、丸窓から中を見渡せる安心感を考え、ディスプレイを低い位置に組んだりもしています。
1階は68席、1階入口左側に2階や地下席行く階段やエレベーターがあり、2階160席、地下130席とパッと見ではわからないですが、かなりの客席数を誇ります。中華テーブルも設けてあり、各椅子には布が掛けられ高級感が漂います。
丸窓からもバッチリ中が見渡せます
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この入口から2階や地下席へ
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小籠包を作るキッチンは1階奥にあり、こちらもガラス張りで料理人の方たちが作っているところを見学できます。中には有名店の鼎泰豐(ディンタイフォン)で修行を積んだ方が何名かいて、作る手つきも素晴らしいです。あっという間にキレイなひだを作ってしまいます。
ホールスタッフの2,3名は流暢な日本語が可能、その他のスタッフも、日本語でメニューの紹介はできるそうなので、おすすめなどを聞いてみるのもいいかもしれませんね。やはり日本語ができるスタッフがいてくれると、安心してオーダーや食事ができますよね。
料理の数々を紹介していきましょう!
「金品茶樓」の料理は全体的にあっさりめの味付けです。中華と言えば油っぽく、濃い味がほとんどですが、こちらはひと味違いました。日本で中華を食べるイメージで来るとあれ?と思うかもしれませんが、あっさりと食べられる中華もあるんです。
* 小籠包 8個 (小籠包) 160元
オーダー必至なのがやはり小籠包ですね!前述しましたが、鼎泰豐で修行を積んだ方たちが作っているので、美味しさは間違いなしです。ガラスに張り付いて作る段階を見ておくと、美味しさが増すかもしれません。
セイロがテーブルに運ばれて来たら熱いうちに食べてくださいね!醤油と酢の比率は、1対3。まずは小皿に刻み生姜をのせて、醤油を円を描くように1回、酢も円を描くように3回入れてタレの出来上がり。薄皮でジューシーな肉汁が口の中で溢れ出しますよ。
* 花素蒸餃 8個 (しいたけ入り野菜餃子) 160元
細長い形が特徴のしいたけ入り野菜餃子。こちらではチンゲン菜が使われています。メニューに緑の印が付いたベジタリアン向け。もちろんベジタリアンの方だけでなく、一般の方たちにも支持されています。青臭みが強い感じもしますが、トライしてみるのもいいでしょう。
* 蝦仁燒賣 (えびシュウマイ) 230元
日本でよく見かけるシュウマイの形とは違い、エビが真ん中にのってお花のように開いた形になっています。セイロを開けたとたんふわっとエビが香り、食欲をそそります。ホロホロになったエビとジューシーなお肉が口の中で素敵なハーモニーを奏でます。
* 蝦肉蒸餃 (海老蒸し餃子) 200元
大人数でテーブルを囲む際、プラスワンしたいエビの蒸し餃子。皮はふっくらもちもち。「えびシュウマイ」と比べてお肉の味がしっかりしていますが、やはりあっさり味で食べやすいです。
* 紹興醉雞 (鶏肉の紹興酒漬け) 260元
プリプリの鶏肉を使った人気の冷菜です。紹興酒で漬けてあるため風味豊か。前菜として食べれば食欲が湧いてきます。お酒が苦手な方でも抵抗なく食べられる味付けです。台湾ビールのお供にもどうぞ!
* 美味烤方 (豚の角煮) 380元
烤方は東坡肉とも言われる豚の角煮です。2時間半かけてじっくり煮込まれて美味しいテカリが見て分かります。バンズは6個付き。スタッフが角煮を切り分けバンズに包んでくれるので、もしもコリアンダー(香菜)が苦手な方は先に伝えてくださいね。ネギやブロッコリーなどの野菜と一緒に、柔らかくとろけるジューシーな角煮にパクリとかぶりついちゃいましょう。甘めのソースは後引く美味しさ。ボリューム満点で大満足間違いなしです!
* 生菜蝦鬆 (海老そぼろのレタス包み) 320元
ナビのイチオシはこの料理。エビのそぼろにじゃがいものみじん切り、台湾の朝ごはんの定番、揚げパン(油條)をぱらぱらに砕いた香ばしい具をレタスで包んで食べます。揚げパンはシャキシャキの食感が楽しく、みずみずしいレタスと相性抜群。自分で好きなだけ具をのせて包んでも良いですし、スタッフに声をかければ取り分けてくれます。噛めば噛むほど味が増してきます。
* 蟹黃豆腐 (カニ味噌と豆腐の煮込み鍋) 360元
身体が芯から温まる煮込み鍋。鍋といってもスープがトロトロであんかけのようになっています。グツグツとテーブルにやってきたら底からかき混ぜてから食べてください。貝や海老などの具がごっそりと中に入っています。カニ味噌の風味がたまらない一品です。
* 蝦仁炒飯 (海老チャーハン) 180元
ぷりぷりのエビがのっかったチャーハンは、やさしい味でお米もパラパラしていて、日本人好みの味。カニ味噌と豆腐の煮込み鍋の具と絡めて食べたら美味しさアップ!
* 金品炒麵 (オリジナル焼きそば) 180元
あっさり味が多い中、わりと濃いめの味付けだったのが、この店オリジナルの焼きそば。見た目よりもボリュームがあります。底にたまった濃厚なタレを絡めるようにすくい上げてから味わってください。
* 酸辣湯 (酸っぱい辛いとろみスープ) 160元
こんもりとかけられた胡椒と、ラー油のオレンジで辛そうに見えますが、まろやかな酢で調和して辛さが抑えられています。もしも辛いのが好きな場合はラー油を追加できます。入門編の酸辣湯といったところでしょうか。お一人様サイズ(小80元)もあります。
メニューには料理写真も日本語料理名もありとてもわかりやすく、お一人様でも、お友達同士のグループや家族などの大人数でも席数が多いので対応可能です。卒業旅行などの団体ツアーでは小籠包作りの体験なども催しています。
台北グルメ旅のスタートはまずここ「金品茶樓」から、いかがでしょうか?
以上、台北ナビでした。