細い路地一本一本に魅力がぎっしり!地元の大学生も愛する公館夜市
こんにちは、台北ナビです。
今回は台湾の名門である国立台湾大学のすぐそばにある公館夜市にやってきました!初めて訪れると、「どこからどこまでが公館夜市?」と思われるかもしれませんが、それもそのはず、公館の夜市には大きな観光夜市の入口などで見かけるようなゲートがないんです。小吃のおいしそうな香りが広がるにぎやかな路地を見つけたら、そこが公館夜市の入口です!
青い大きな建物が水源市場です!
今回は目印となる水源市場のあたりからスタートしました!
公館夜市はいくつもの路地に渡って広がっているので、大通りに出たらまた路地に入って…を繰り返していきます。
行列に並んででも食べたい!葱蛋餅
大通りから路地に入るとさっそく長い行列が!
ナビの友人の留学生たちの間でもおいしいと評判の葱蛋餅のお店です。ナビも大人気の葱蛋餅を求めて列に並んでみました。
葱蛋餅は目の前で老闆が一枚一枚焼いてくれるので、できたて熱々!食べやすい大きさに切ってもらえるのも嬉しいですね。
老闆の手際の良さはさすがです!
自分でソースを選んでかけて食べるのですが、前のお客さんを見ると、ソースをかけた後袋の上からもみ込んでソースをなじませていました!ナビも真似してやってみると、ソースがまんべんなく広がるので良い感じです♪
やっぱり地元のお客さんはおいしく食べるコツを知っていますね。
見た目はお好み焼きのような葱蛋餅ですが、食感はふわふわモチモチ、一口食べるとネギの香りが広がります。
一片といっても結構ボリュームがあるので、他の小吃も食べたい!という時は分け合って食べるのがおすすめです。味、ボリュームに加えて、値段も20元ととっても安い!人気の理由がうかがえます。
オレンジ色がきれい☆
このお店では葱蛋餅の他に、サツマイモに蜜を絡めた蜜地瓜(30元)も売っています。ナビの友人によれば、この蜜地瓜もまたおいしいのだとか。しょっぱい葱蛋餅と甘い蜜地瓜、両方の味を代わる代わる楽しむのも良いかもしれませんね。
様々な小吃のお店が並ぶ公館夜市ですが、長い行列は人気の証。おなかがいっぱいになってしまう前に、まずは大人気の味を試してみてはいかかでしょうか?
色鮮やかな見た目に惹かれて訪れたのがこの「十元燒賣」。ホカホカの白い湯気が立ち上るお店には、蒸籠に入った緑、赤、黄色などカラフルな点心がずらっと並んでいます。
お店からは湯気がもくもく
手のひらサイズの点心はどれもおいしそう!
おこわのようなものもあります。「点心の名前の漢字、難しいな~」と思ったのですが、こちらのお店では漢字の名前の下に英語の表記が!細かいところに観光客への気配りが感じられます。どれにしようか迷ったので、老闆におすすめを伺ってみると「(手前から3列目)この列全部!」との答えが。
確かに、こんなに種類があったらたくさんオススメがあるのも納得です☆袋をもらい、トングを使って自分の好きな点心を選んでいきます。
中身はぎっしり具沢山
せっかくなので、カラフルな点心を食べてみようということで、鮮やかな緑色の「翡翠蝦仁(エビ)」と「翡翠香菇(しいたけ)」にチャレンジ。英語でも「エメラルド」と訳されているように、透き通るような緑色がとても綺麗です。
サイズは小さくても味がぎゅっと詰まっています。どれもひとつ10元で、10個買うとひとつ無料に。サイズも値段も可愛らしい十元燒賣です♪
続いてナビが頂いたのは牡蠣入り煮込みそうめん、蚵仔線麺です。
「蚵」は牡蠣、「仔」は小さなものを意味しますが、その名の通り小さな牡蠣がたくさん入っています。台湾の夜市といえば牡蠣入りのオムレツ「蚵仔煎」も有名ですが、この「蚵仔(オア)」というのは台湾語の読み方なんだそうです。
鍋の中にはスープがしみ込んだ麺がたっぷり。写真ではあまり牡蠣が見えませんが、ちゃんとすくって入れてくれます♪
麺はとっても柔らか
ナビが注文したときは、お店の横のテーブルがお客さんでいっぱいだったのでテイクアウトにしたのですが、渡してくれたのはなんと箸ではなくスプーンのみ!
「麺なのにスプーン?」と不思議に思いましたが、食べてみると麺がとても細くて柔らかく、スプーンのほうが食べやすいからなのだと分かりました。ダシの効いたスープに麺と牡蠣がよく絡み、上に乗っているパクチーも爽やかな味で相性バツグンです。パクチーが苦手な方は、注文するときに「パクチーは入れないで(不要放香菜)」と一言付け加えると良いと思います☆
小吃片手にショッピング
公館の夜市の魅力は食べ物だけではありません!洋服や雑貨などは品揃えが豊富で、お手頃価格で買うことができます。
大学の近くにあるためか、若者向けの商品が多いような気がしました。
映画館もあります
夜市の近くには水源市場や映画館があり、また夜市と隣り合うようにして様々なお店も並んでいます。
映画を観た後夜市でお腹いっぱい食べるのもよし、夜市で買った飲み物や小吃を片手にショッピングするのもよし、色々な楽しみ方ができますね。
デザートはさっぱり?それともがっつり?
たくさん食べてもやっぱりデザートははずせないですよね!さっぱりヘルシーなデザートが食べたい気分なら豆花はどうでしょう?
このお店の「毎碗三種(40元)」はトッピングも含めて、どれでも好きなものを3種類選べるんです。
この日選んだのは豆花、綠豆、タロイモの3種類。プルプルの豆花とこっくり甘い豆や芋がすっきりした甘さのシロップとよく合い、お腹いっぱいでも食べられちゃいます。
デザートもがっつり食べたい!というならシュークリームもおすすめです。
看板のネオンが映えます
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入れたてのクリームがちらり
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味は全部で7種類も
中身はクリームとアイスクリームの2種類があり、今回はクリームの方を注文。ここでは注文してからシュー生地にクリームを入れてくれるんです!
クリームを入れる瞬間を撮ろうとカメラを構えていたナビですが、あまりに速かったので撮ることができませんでした…。さすがプロの技!今回は抹茶味を選びましたが、クリームがほどよい甘さで食べやすかったです。日本ではあまり見かけないような味もあるので、おなかに余裕があるときには別の味も試してみたいです。
公館の名物といったらこれ!
ここ「陳三鼎」の青蛙撞奶を紹介せずに公館の夜市のレポートは終われません!
看板の大きなおじさんの顔と行列が目印のこのお店は、黒糖タピオカミルクの人気店です。
このお店は屋台ではないので昼間も営業しているのですが、いつもたくさんのお客さんでにぎわっています。
やっぱり一番人気は「青蛙撞奶」
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タピオカがたっぷり
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カエルくんもいます☆
注文するときに氷の量が選べるのですが、氷抜きにしたところ、黒糖タピオカの温かさでミルクがぬるくなってしまいました。他のお客さんの注文の仕方を聞いてみると、「少冰(=氷少なめ)」と言っている人が多かったです。
地元の人からも愛される青蛙撞奶、公館夜市を訪れたらぜひ飲んでみてください!
他の夜市とはひと味違った雰囲気の公館夜市。今回紹介できなかった食べ物やお店がまだまだたくさんあります。一本一本の路地をのぞいて、自分のお気に入りを探してみてください!
以上、台北ナビでした。