地元客に人気のローカルな格安食堂。レトロな店内で、浙江料理がいただけます。
こんにちは、台北ナビです。
サラリーマンやOLに人気。この人気ぶりは現地情報誌台北ウォーカーでも紹介されるほどです。レトロな店内は昭和にタイムスリップしたような気分。ワクワクしながら浙江省(上海の南西部)の家庭料理が食べられるなんて最高。オーナーの奥さんのあたたかい接客に、ついつい長居しちゃいたくなるお店です。
店内は懐かしさいっぱいのレトロなムード
店内にズラリと飾られたレトロな看板、人形、タバコ、レコードなどなど、これはすべてオーナーの趣味。コレクショ
ン専門書を見て買い揃えており、実は自宅にもまだまだいっぱいあるんだとか。料理を食べに来るのはもちろんだけど、中華民国50年代のコレクション、これだけ見に来ても充分満足できるくらいの店内なんです。
台湾食品メーカー「味王」のマスコット
|
|
台湾茶飲料トップブランド
「開喜」のマスコット
|
人気は沙茶牛肉飯。
平日のランチセットなら、
なんと副菜3つと、スープ、
紅茶がついてお得。
人気の秘密は安い、早い、そしておいしい!
『平價快炒』のお店の名前の通り、安くて、早いんです。メニューは69元からで、早いものは注文から約5分で次々とテーブルに料理が運ばれてきます。あまりの早さに驚き!4、5人で5、6品注文するといろいろな味を楽しめるのでオススメ。平日のお昼なら、1人用のランチセットメニュー(100元~)もあります。白御飯とお茶は食べ放題、飲み放題なんです。平日の12:00~13:30と17:00~21:00は地元のサラリーマンたちで特にこみあいます。
台湾料理とは一味違う。調味料を使い分け、特色のある味に
浙江省出身の料理長兼オーナーは、コック歴20年以上のベテラン。こちらのお店は開店6年目。本場の浙江省の味を守るため、浙江省料理のレストランで修業したことのあるコックさんしか使いません。台湾料理と違うのは、数種類の酢を料理ごとに使い分けたり、塩味をベースに味付けするのが特徴。最近では台湾料理との融合にも挑戦。伝統の味を守りつつ、新しい味も生み出しています。おいしく料理を味わってもらうため、店内は禁煙です。
一番人気だけあって、クセになりそうなおいしさ!
辣味乾扁肥腸 (129元)店長が試行錯誤して編み出した料理で、この店の一番人気!!モツを台湾風に煮込み、味付けをし、カリカリになるまで油で揚げてから炒めたもの。でも決して油っこくないんです。ちょっぴりピリリと辛くて、これは絶対ビールに合います!!
麻婆豆腐 (89元)
にんにく、唐辛子の香辛料が食欲を倍増させちゃう。きっと日本人好みの麻婆豆腐。
にんにくたっぷり。やわらかいナスが口の中でとろけそう。
魚香茄子 (99元)白御飯にとっても合う、ちょっぴり濃いめな味付けのマーボーナスは是非注文してもらいたい一品。
取り分けやすいように、切れ目を入れてから揚げてあるのが特徴。
糖醋黄魚 (129元)まるで泳いでいるかのような姿。外はカリッと揚げた魚身に甘酸っぱいとろみのあるソースをがマッチしています。
鹽蛋苦瓜 (99元)苦瓜は炒める前に湯がいてあるので、まったく苦味がなく、食べやすかったです。塩漬け卵の黄身の塩ベースの味付けがまろやか。
迷っちゃうほど、豊富なメニュー
ここでは紹介しきれないほど、メニューが豊富なんです。ほかのお客さんが注文していたものも、ちょっと覗いてみましょう。
■芥藍羊肉(99元)
芥子菜と羊肉の炒め物。味付けはにんにく。
■宮保魷魚(99元)
イカとネギとピーナッツの炒め物。唐辛子が効いてそう!
■スープは小が2人前、大が4、5人前。味噌スープ、卵スープ、ハマグリスープなどあり。
■ドリンクは台湾ビール、金牌ビール、その他ソフトドリンクもあり。
こちらのレストランは、有名台湾デザート店「東區粉圓」のすぐ傍にあるので、日本人観光客がこのお店の雰囲気に魅かれ、フラリと立ち寄るのだとか。日本語メニューはないけれども、他のお客さんの注文してるものを指差しで注文したり、周りの英語のできるサラリーマンが注文を助けてくれたりするので、言葉ができなくても苦労せず、とてもあたたかいお店なのです。
以上、台北ナビでした。