海鮮料理やガチョウ料理が充実の、隠れた美食街!地元の食通たちに長年愛され続ける、居酒屋感覚の夜市
こんにちは、台北ナビです。
ここを知っている人はかなりの台湾マニア?!
台北市のど真ん中には、ガイドブックにはなかなか載っていない、とってもローカルな雰囲気の夜市があるんです!日が暮れるころには仕事を終えた人たちが続々と集まり、仲間とビール片手にワイワイ食事をしている風景に出くわします。それはまるで居酒屋やビアホールのような光景。
ほかの観光夜市ではなかなか見られない、ひと味ちがった雰囲気と料理が楽しめる「遼寧街夜市」をご紹介します。
都会のど真ん中に…
今回は南京東路三段と遼寧街の交差点から入ってみました。(これは路地をくねくねと行くので上級者の行き方。初心者は行き方MAPを参考にしてくださいね~)
ちょうどウェスティンホテルの真向かいです。夜市なんてホントにあるの?という雰囲気ですが…
案内の看板などは何もないのでちょっと不安になりながらも進んでいくと、
夜市らしきお店がどんどん見えてきました!
新鮮な魚がズラリ!見ているだけでワクワクしてきます。
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3本で100元!ビール好きにはうれしいかぎり。
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ここからが正真正銘の遼寧街夜市!右側には屋台、左側にはレストランが多く立ち並んでいます。
どのお店も20~30年はゆうに続いているという老舗ばかり。年季の入った風格が漂います。
このお寺を中心に遼寧街夜市は発展しました。
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ローカルなお店ばかりなのに、メニューに日本語が載っているお店も多数。
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台北市の魯肉飯コンテストで入賞したお店。
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「又一村」は水餃子の人気店!中山にも支店があります。
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リーズナブルで明朗会計な海鮮料理店「來來活海鮮」へ
ここ遼寧街夜市は、台湾小吃(タイワンシャオツー)はもちろんですが、海鮮料理のお店が多いのが特徴です。新鮮な魚がズラリと並ぶこのお店。ここは20年続いている名店です。
海鮮類やガチョウ肉をはじめ、羊肉の鍋や火鍋などもあり、メニューが豊富です。入り口の黄色い看板にある「熱炒100」、これは炒め物が100元という意味(2012年取材時)。とってもリーズナブルなお値段です。しかも、なんとその数48種類!これなら好きなものが必ず見つかりそうですね。炒飯や焼きそばなども各種揃っています。ここは店頭の海鮮類にそれぞれ値段が書いてあって、とってもわかりやすいですよ。これなら中国語がわからなくても安心ですね。お店のおばさんは少し日本語が話せます。
今回ナビがいただいたのは、こちらの5品。
①炒雪螺
つぶ貝の炒め物。
九層塔 (台湾バジル)がアクセントになっています。コリコリした貝の食感と、ほどよい辛さがたまりません。
②燙魫魚
こちらはスルメ炒め。
炒める時間が短かったのか、スルメのダシがあまり出ていないようで味が薄かったのがちょっと残念です…。
③滑蛋蝦仁
定番の組み合わせ、エビと卵の炒め物。
あっさりした塩味で、安定感があります。白いご飯が欲しくなる味。
④火腿蛋炒飯
ハムと卵のチャーハン。
オイスターソースの味付けで濃い目に仕上がっていて、なんだか懐かしい味!
ご飯がパラパラ、ふっくらです。
⑤乾煎猪肝
豚レバー炒め。
見た目よりも意外にあっさりとしています。
レバーにありがちなグニャっとした柔らかさではなくプリプリした食感で、ナビたちにはなかなか好評。
全部で460元!なんてリーズナブル!!
店頭に値段がしっかり明記されていて、安心です
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ビールの種類もいっぱい!
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店内は明るくてほど良い広さ。
2Fと3Fもあって、大人数でもOK。宴会もできちゃいますよ。
かわいいビアガールがお酒を勧めてくれるので、ついつい進みそう?!
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ジュースやお茶など、飲み物の種類が充実!ビールの種類も豊富です。ウィスキーや日本酒まであって、お酒好きにはたまりませんね
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來來活海鮮
営業時間:16:00~深夜2:00
遼寧街の中間に位置する、電飾つきのド派手な看板でひときわ目を引くこの「鵝肉城」。
遼寧街夜市の中でもかなり目立っています。鵝肉(ガチョウ肉)と海鮮料理のお店。店頭では店員の元気なおばちゃんたちが威勢よく呼び込みをしています。この光景もほかの夜市ではあまり見かけない名物。店頭にズラリと並んでいる海鮮や肉の中から好みのものを選んで、店員さんと相談しながら量や調理方法を決めて席へと案内されますが、中国語しか通じないので、この交渉がなかなか難しいところ。人数や予算を中国語で書いたメモを持って行って筆談するとスムーズでしょう。基本的にとってもボリュームがあるので、おなかの空き具合で調整してみてくださいね。
ナビたちはお腹がいっぱいになりかけていたのでガチョウだけいただくことにしましたが、料理の種類がとっても豊富なので、ぜひ大勢で行っていろんなものを試すのをおススメします。
ガチョウ肉は燻製されたものと、オリジナルの2種類の盛り合わせです。
燻製のほうは、口に入れるといい香りがふんわり漂います。脂が乗っていて、とっても濃厚。甘辛いタレと、酸味のきいたタレの2種類が来ます。そのままでも塩味が効いています。付け合せのしょうがや九層塔 (台湾バジル)と一緒にいただくとさっぱり食べられてオススメ!
ナビはこの日初めてガチョウをいただきましたが、意外に柔らかくてジューシーなのでとっても食べやすい!
ご飯にも合いそうです。骨があるので、食べる際にはご注意を。そして、ここにもビアガールがいます!
冷えたビールを飲みながら料理をつつくのは至福のときですよね。
鵝肉城
営業時間:16:00~深夜2:00
シメはやっぱりデザートですよね。こちらは、素朴な屋台の「紅心粉圓」。
なんと40年も続く老舗だそう!店名にも入っている粉圓(フェンユアン)とは、タピオカのことです。メニューに日本語が書いてあるので、注文も指差しでラクラク。これなら気軽にいろんなものを試せますね。
ここのデザートは基本的に3種類の盛り合わせになっています。どれも甘すぎずサッパリとしているので、男性にもオススメ。いろいろ食べ歩いて疲れ気味のおなかにもとっても優しいですよ。一律40元。スイーツ好きにうれしい、大盛りやメニュー以外の組み合わせにも対応してくれます。その場合は10元プラス。
こちらは花生(ピーナッツ)、豆花(豆腐プリン)、粉圓(タピオカ)の組み合わせです。
優しい甘さで、シメにぴったり。素朴な味わいです。
芋圓(タロイモ団子)・脆圓(透明な団子)・湯圓(白玉団子)の組み合わせ。
色がとってもカラフル!紫色はタロイモ、オレンジ色なのはサツマイモです。
今回ナビは脆圓を初めて食べましたが、白玉団子とはまた違った食感。とても弾力のある歯ごたえ!
3種類ともモチモチQQなのですが、それぞれ少しずつ違う食感が楽しいです。黒蜜の味が優しい。
メニューに日本語が書いてあって、注文しやすいです。
紅心粉圓
営業時間:15:00~23:00
夜市の目立った看板はなく、観光客の姿はあまり見かけないかなりの穴場なのですが、地元の食通たちがこぞって足を運ぶ美食街。台北市の中心部にあるので主要ホテルや微風広場からもほど近く、タクシーでも気軽に行ける距離です。台湾らしいものを食べたい人はもちろんのこと、いつもの定番ではないものを試してみたい人、ビールを飲みながら気軽に食事をしたい人にもぴったり。深夜2時ころまで営業しているお店もあるので、何か夜食が食べたい!という人にもオススメですよ。ぜひ地元の人たちに溶け込んで、食べ歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。
以上、台北ナビでした。