まるで芸術作品!おしゃれでおいしい進化系台湾かき氷が見逃せない!中山エリアのトレンドカフェを要チェック!
こんにちは、台北ナビです。
台湾に来たらぜひ食べたいものと言えば「台湾かき氷」!台湾ならではの素材を使ったふわふわ食感のかき氷は、ぜひ本場で味わってみたいグルメの1つです。そんな台湾かき氷に最近はまた新たなトレンドが生まれているようです!まるで芸術作品のような美しく、おいしい進化系かき氷を「Vics Dessert Boutique」で体験してみましょう~!
中山エリアの新フォトスポットにできたデザートカフェ「Vic's Dessert Boutique」
富富話合
MRT「中山」駅から10分ほどの場所に、2019年8月にオープンした「Vics Dessert Boutique」は、かき氷や台湾茶を使ったドリンクが楽しめるお店です。店舗はマンションの1階に位置しているのですが、この「富富話合」というマンション自体が最近台北のフォトスポットとして人気の建物なのです!
日本人建築家平田晃久氏が設計したマンションは、まるで異空間から飛び出してきたかのようなブロックパズルを思わせる不思議なデザインが注目を集めています。インスタグラムで検索すると、台湾の名だたるファッショニスタたちがこの建物の前でポーズを決めている写真をたくさん見ることができますよ。
そんな話題のスポットに位置する「Vics Dessert Boutique」も、オリジナリティあふれる建物にぴったりのお店です。シックなロイヤルブルーの店構えが目印のお店は、大きなガラス窓から中の雰囲気がよく分かり、入りやすい雰囲気です。さらにお店の中に入ると白やグレー、ブルーを基調にした落ち着いた色合いが、上品な心地よさを漂わせています。壁に書かれた英語のメッセージやおしゃれなドライフラワーの装飾のアクセントに、ベンチシートの背もたれやメニュー表には台湾伝統工芸の竹細工が取り入れられています。
これらは一見洋風なおしゃれなデザートメニューながら、こだわりの台湾素材を使用しているお店のメニューやコンセプトをしっかり内装にも取り入れていて、表現しているんですね!
メニュー表は竹細工を使ったデザイン
|
|
竹細工を使った背もたれ
|
若きアイデアで台湾かき氷に新たな風を!
Eddieさん、Ericさん、Henryさん
「Vics Dessert Boutique」を立ち上げたのはなんとまだ20代の若者たち5人。今回はメインでお店を切り盛りしているEddieさん、Ericさん、Henryさんが取材に立ちあってくれました。主にお店のマーケティングを担当するEddieさんと経営全般を担当するEricさんは兄弟、そして店長兼メインパティシエのHenryさんは学生時代からの友人なんだそう。そしてもう2人の友人も合わせて5人で、このお店をオープンしました。
店名の「Vics Dessert Boutique」の「Vic」とは誰のこと?と聞いてみると、実はこれは5人組で始めたお店ということでローマ数字の「V(5)」、そしてかき氷のお店で「Ice」から取ったアルファベットを組み合わせてみたんだそう。
色々な質問に熱心に答えてくれる3人
|
|
メインでお店を任されているHenryさん
|
5人ともかき氷を食べるのが大好きで、お決まりのかき氷屋さんでおしゃべりしながら、いつか自分たちのかき氷店をオープンしたいと夢を語り合ううちに、みんなの気持ちは夢の実現化に向けて走り出していきました。
理想の物件探しやメニュー開発など数年がかりで準備をすすめ、そこで台湾のよさを生かしながら、ヨーロッパやアジアなど異国情緒も加えたユニークなお店を作りたいというコンセプトにぴったり合ったのが、どこか異次元感も漂わせる「富富話合」のこの場所だったというわけです。
店舗以外にも、もちろんメニューにもこだわりが詰まっています。台湾のおいしい食材を活かしながら、まだ誰も見たことがないような新発想のかき氷やデザートを作りたいというアイデアのもと、フランスのパリに本校がある世界的に有名な料理学校「Le Cordon Bleu(ル・コルドン・ブルー)」を卒業した先生に指導を依頼し、台湾のよさを生かしながらも、モダンでおしゃれな趣向をこらしたメニューを作り上げました。
冬でもオーダー可能な看板メニューのかき氷は、カクテルの名前をつけています。カクテルのような大人っぽさや高級感、そして色々なフレーバーを組み合わせて完成される1皿というコンセプトなんだそう。そして「デザートブティック」という店名通り、これから様々なデザートを提供していきたいと考えています。
「洛神柯夢波丹(Roselle Cosmopolitan/ローゼルコスモポリタン)」 と名付けられた、ピンクや赤の可愛い色合いのかき氷は、「コスモポリタン」というピンク色のカクテルをイメージしたかき氷。
台湾産の洛神(ローゼル)のシロップ漬けを使用し、鮮やかな色と甘酸っぱさを出しています。ローゼル果汁を入れたかき氷は、まるでソルベのような滑らかな口当たりで、今までのかき氷のイメージを覆す新食感!これぞ進化系台湾かき氷の名にふさわしい!そしてまるでケーキのように美しくデコレーションされたトッピングは、食用バラの花びらを、砂糖をまぶして乾燥させたものと、刻んだローゼルのシロップ漬け、バラ風味のクリームで、まるでかき氷の上に花が咲いたよう!お店のシグニチャーメニューです。小サイズもあるので、1人で訪れても大丈夫!
ローズシロップをかけてもよし!二重ガラス構造になった器で溶けにくい工夫も
|
|
ローズチップスにクリームをつけてかき氷と食べればチーズケーキのような味わいに
|
長島芝麻 (大)250元 (大)150元
「ロングアイランド」というアルコール度数強めのお酒を使ったカクテルをイメージした「
長島芝麻(Sesame Long Island/セサミロングアイランド)」は、濃厚なゴマソースを使ったかき氷。
透明な器に特製ゴマソースをひろげたら、そこにさらさらのミルクかき氷をたっぷりと。空気感たっぷりのミルクかき氷は、あえて固めて平らに盛り付けるのがVic流。食感が硬くなることはなく滑らかなスムージーのようです。上にはゴマペーストを混ぜた生クリームをこんもり、そしてゴマキャンディーを砕いたものもトッピングして香ばしさをプラス。氷の中にはアクセントにグラノーラと梅酒ゼリー(アルコールは入っていません)が入っていて、食べ進めるごとに色々な味わいが楽しめます。
ゴマペーストを混ぜた生クリームとミルクかき氷のハーモニー
|
|
トッピング用のミニ芋圓(タロイモやさつまいもを練りこんだお団子)
|
これからの寒い時期にかき氷は…と思ってしまう人もご安心を。おいしい台湾茶ドリンクも充実しているので、ユニークな建物と記念撮影がてらティータイムはいかがですか?お店で使用する台湾茶は、提携している南投の茶農家のものを使用しています。
高級台湾茶「東方美人」は芳醇な香りと、口に残る蜂蜜のような甘みが特徴です。お茶菓子として出している自家製くるみクッキーも絶品。くるみの香ばしさ、コクが活かされたホロホロ食感のクッキーはぜひ召し上がっていただきたいオリジナルスイーツです。
烏龍奶蓋 100元
ローズフレーバーのクリームのせウーロン茶
|
|
蜂蜜フレーバーのクリームのせウーロン茶
|
おいしい台湾茶をアレンジした「奶蓋茶」メニューもおすすめです。
お茶の上に自家製クリームをのせたドリンクで、クリームは蜂蜜、ローズ、ソルトの3種のフレーバーから選べます。とろ~りとしたミルキーなクリームと、すっきりとした台湾茶のバランスが絶妙です。
台湾茶と合わせて楽しみたい自家製ミルクプリン。とろけるような柔らか食感で、濃厚なミルクの味わいが楽しめます。アールグレイ、黒糖、コーヒーと3種のフレーバーがあるので、お好みに合わせてセレクトしてみてくださいね!
冬の時期には、湯圓(中華風の白玉)など、ホットスイーツにも力を入れていますが、もうすぐスフレパンケーキなどの新メニューも登場予定とか!さらに冬は台湾の苺がおいしい季節!これから苺のかき氷も販売予定です。来年(2020年)の夏にはマンゴーを使ったメニューも考えているそうですよ!新メニューや季節限定メニューも楽しみな「Vics Dessert Boutique」!中山エリアを散策の際にはぜひ訪れてみてはいかがでしょうか~?
以上、台北ナビがお届けしました!