FUJI COMMUNICATION(フジ コミュニケーション)(東京)

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おしゃれに本格餃子を味わえるお店を江戸川橋で!

こんにちは、台北ナビです。

今日は、江戸川橋にある「FUJI COMMUNICATION(フジ コミュニケーション)」さんに行ってきました。台湾原住民が好んで使うとされる調味料の馬告(マーガオ)を輸入して扱うお店としてELLE gourmetのアジアごはん特集に掲載されたりして、今とっても注目されている台湾料理屋さん。すでに気になってる方、多いんじゃないでしょうか?

トントンと階段を上がると……あれ? 中華な餃子屋さんというよりは、ちょっとおしゃれなカフェみたい?ドアを開けると、お店がなんだかとってもいい香り!シナモンみたいな香りがふわっと漂います。そしてよく見ると、お店のあちこちで台湾っぽさを見つけることができて、席に着く前からワクワク!
お店は階段を上がった2階にあります

お店は階段を上がった2階にあります

大きなやかんの中に入っているのはお茶

大きなやかんの中に入っているのはお茶

営業中?いえいえ「営餃中」なんです!

営業中?いえいえ「営餃中」なんです!

テーブルと椅子が台湾っぽい!

テーブルと椅子が台湾っぽい!

窓が大きいから陽の光が入って明るい店内

窓が大きいから陽の光が入って明るい店内

居心地の良さについつい長居してしまいそう

居心地の良さについつい長居してしまいそう

メニュー

メニュー

なぜ水餃子の専門店なの?

写真提供:FUJI COMMUNICATION

写真提供:FUJI COMMUNICATION

餃子といえば、日本でもはやポピュラーな料理。でも、よくあるあの焼き餃子じゃなくて、こちらは水餃子のお店なんです。

「日本でみかける水餃子って、モチモチっとしたものが多いんですけど、そのモチモチっとした食感を出すためにタピオカの粉とか、市販のものだと増粘剤とか……そういうものが混ざっているんです。でも実際に台湾で食べてみると材料はシンプル。もっと粉感があって、歯切れがいい皮を使っているんですよ。それで、そういう水餃子が食べられるお店を出したくて」と、近藤さん。
キッチンに立つ齋藤さん。水餃子は生地も手作りなので、生地がなくなったら売り切れです

キッチンに立つ齋藤さん。水餃子は生地も手作りなので、生地がなくなったら売り切れです

こちらのお店は近藤さんがホール担当、様々な飲食店で鍋を振っていた齋藤さんがキッチン担当で、スタッフは今のところ2人。お店の名前がなんだか会社みたいですけど、実は近藤さんにも斎藤さんにも「藤(フジ)」の字がつくので、フジ コミュニケーションという名前なんです。

ホテル業務に携わっていた近藤さんと、料理に関わっていた齋藤さんは高校時代の野球仲間。2019年のある日、二人はお店を出そうと決意します。

そこで2人は3泊4日で台湾に行き、人気の水餃子店からディープな店まで、1日20食もの水餃子を食べて食べて食べつくすという荒行をなし、ついに「粉は強力粉95%以上、あとは塩と水のみ」という黄金比にたどり着きます。

そして満を持してこの江戸川橋でお店を開いた、というわけなんです。

それでは、水餃子をご紹介します!

水餃子は手作り皮の弾力に負けないように、餃子の餡の具は豚肉を超荒ミンチにしています。にんにくやニラを使わないのも、台湾の水餃子と同じ。4種類の水餃子はそれぞれ中の具に合わせて形を変えています。生地も手作りなので、頑張っても1日400個までしか作れないそう。

水餃子
肉餡にうまみがぎゅっと詰まっているので、しょうゆなしでも十分美味しい! しっかりとした皮は歯切れ良く、これはまさに台湾で食べる味。中の餡は豚肉にセロリと白菜をプラス。

にんにくやニラが入ってなくても、化学調味料を使わなくてもここまで美味しくなるんですね。

エビ餃子
エビのおいしさがちいさな餃子の中に凝縮されたようなエビ餃子。エビ好きにはたまらないです。

ニラと白菜餃子
発酵した白菜と腐乳(豆腐よう)が入っているんです!腐乳が餃子に合うなんて、ナビは目からウロコが落ちましたよ!台湾料理ファンは絶対オーダーすべき一品。

写真提供:FUJI COMMUNICATION

写真提供:FUJI COMMUNICATION

ハイブリット餃子(焼き餃子)
水餃子用の皮を使った餃子を一度ボイルしてから、最後に揚げ焼きにしたもの。
2つを掛け合わせているからハイブリッドなんです。

香ばしく焼きつけた皮がパリッ!思わずビールが飲みたくなります(それも台湾ビール)。ニンニクが入ってないからとても上品な味で、次の日がデートでも安心して食べられますね。デートの予定なんてないけど……(笑)

馬告(マーガオ)目当てにくるお客さんがじわじわ増えてる!

こちらのお店は馬告を扱うことで有名。SNSや掲載された雑誌を見てやってくる人がじわじわ増えているんです。聞けばこの近藤さんと齋藤さんのお2人、花蓮県太魯閣のタロコ族のところに会いに行き馬告を分けてもらったのだとか。

また、同じ里でもその収穫した年によって味も香りも違ってくるとのことで、お店では今なら2018年のと2019年の馬告の食べ比べができちゃいます。ナビもさっそくトライ!おっ、2018年はさわやかなレモングラスの香りと「さわやかな味」。こちらは、一般的に使われている味に近いんだそう。でも2019年の物は香りが強めで、しっかり辛い~!この辛さが、いろんな食材の美味しさを引き出しているんですね。

馬告ソーセージ
こちらは自家製のソーセージ。豚肉、馬告、塩、ニンニクのみで作られたソーセージは一口噛むとジュワっと肉汁と馬告の香りが口の中に広がります。

自然派ワインもたくさん揃えているので、ワインに馬告ソーセージ、っていう組み合わせも試してみたいなぁ。

フジコミュニケーションの台湾っぽさはこんなところに!

まず、飲み物は冷蔵庫から各自勝手に取り出すというスタイル。台湾の飲食店の多くの場所で見かけるスタイルですね。台湾ビールも冷えてます。アップルサイダーがあるなんて、ほんとに台湾みたい。
ランチ時はウーロン茶とジャスミン茶のブレンドティーが無料提供されます!

ランチ時はウーロン茶とジャスミン茶のブレンドティーが無料提供されます!

テーブルの横にスタンバイしているオーダーシート<br>そしてオーダーは自分で伝票に書き込むスタイル。これもザ・台湾なやりかたで、なんだかワクワクします。

テーブルの横にスタンバイしているオーダーシート
そしてオーダーは自分で伝票に書き込むスタイル。これもザ・台湾なやりかたで、なんだかワクワクします。

ランチなら迷うことなくミックス飯をチョイスすべし!

大人気のランチメニュー。どれにしようか迷ったら、ナビのイチオシはミックス飯ランチ!魯肉飯、葱油鶏飯、排骨飯を3種類、大胆にのっけてしまうという豪華で豪快なワンプレートなのであります。

まず魯肉飯から。こちらは大きめゴロゴロの豚肉がたまりません。五香粉や八角の香りがするタレがご飯にからんで、ぐんぐん箸が進みます。添えられた大根のピリ辛漬け「醤蘿蔔」をあいまに食べると口がさっぱりして幸せ。

葱油鶏飯は、柔らか~な鶏肉にネギ湯をベースにしたオリジナルのタレをたらしたもの。さっぱりとした美味しさなので、他の2品との相性がバツグン。テーブルに置かれた自家製ラー油をちょい足ししても。

そして排骨飯は、お皿の大部分をドーンと占めてく存在感。豚のロース肉を五香粉とカレー粉でスパイシー味付けし、カラッと揚げたもの。このスパイス具合がまさに台湾チックでしょ。サクサクとした歯ごたえもご飯によく合います。

こちらのランチにはマーガオのスープがつきます。マーガオの味が引き立つように丁寧に鶏と野菜でだしを取っているので、やさしいまろやかな味わいです。

もしも食べきれなくなったら……台湾のように外帯(テイクアウト)も可能。このビニールに嬉しくて胸が震えるのはナビだけじゃないはず♪

馬告をきちんと正規輸入しているお店って、まだまだ日本では珍しいはず。アンテナ高い台湾好き女子の皆さんは、もうこちらでオフ会を開いているという話も。羨ましい!あ~ナビも友達とフジ コミュニケーションで餃子パーティーしたいな~!

以上、台北ナビ(保谷早優怜)でした!

記事登録日:2019-09-11

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2019-09-11

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