本格牛肉麺を東京で味わうならここ!
こんにちは、台北ナビです。
台湾旅行から帰ってくると、無性に台湾料理が恋しくなるのはナビだけではないと思います。そんな時ふらりと立ち寄りたくなるのが、東京・祐天寺にある匯豐齋(えほうさい)。それでは、店内をご紹介しましょう。
東横線の祐天寺駅で降りて、商店街をてくてく歩いた先を左に曲がると、大きな黒い看板がどーんとあるので、すぐわかります。
お店に入って目を引くのが、ずらりと並ぶ漫画家さんのサイン。どうしてこんなに漫画家さんのサインばかりなのでしょう?オーナーの彭さんに聞いてみたら「ある漫画の映画をこの店で撮影したことがあったんです。それで漫画家さんがここで忘年会を開いてくれるようになって、その時に皆が一枚ずつサインしてくれたものなんです」って。
彭さんはさらっと言っていましたが、40人の漫画家さんのサインが一斉に集まるってなかなかないですよね。ナビはマンガ読まないけど、好きな人が見たら誰のサインかわかるんじゃないかな?
落ち着いた温もり感じる店内
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台湾のガイドブックもたくさんあります
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じゃあ何故彭さんは匯豐齋という店名にしたのかというと、彭さんがこのお店を始める8年前、ここに24年続いた匯豐齋という名の台湾料理屋があったんです。それで、その名前を引き継いだというわけ。
匯という字には集まるという意味があり、たくさんお客様が入ってたくさん収入を得られるという縁起のいい文字なんです。ナビもゲンを担いで、ここでランチしていいこといっぱい集めるぞ~!
匯豐齋で食べておきたいおすすめメニューを紹介!
牛肉麺(牛すね煮込みラーメン):1200円まず押さえておきたいメニューは、牛肉麺。コシのある太めの麺が力強く、そこにスパイシーなスープがよく絡んでいます!細かく刻んだネギと高菜もスープによく合い、もうもう箸が止まらないおいしさ!牛肉は柔らかさがありつつも、旨味がしっかりとしみているんです。それもそのはず、この牛肉、骨から12時間煮込んでるんですって!
麺もモチモチで、時間が経ってものびず(え、あっ、ほら、食べてみた後にほかのメニューを写真撮影とかしてたらつい麺をほったらかしに……すみません)あまりに美味しいので「なんでこんなにこの麺美味しいんですか?!」って思わず聞いてしまったんです。そしたら奥様が笑って「台湾の粉で、日本の製麺所で作ってもらっているからですよ」という答え。なるほど~!
ナビはいつも思ってたんです。台湾で食べる麺がおいしいのはなぜだろうって。やっぱり日本の粉はうどんに合っているわけだし、台湾の粉は牛肉麺に合っているんですよね。で、乾麺より製麺したてのほうがおいしいに決まってる。だから『台湾の材料を使って日本で作る』ってとても大切なひと手間なのかも。うん、納得!
ちなみにこちらの牛肉麺、ランチだと1050円で食べられるので、お昼に行くというのもおすすめです。
台湾のたけのこ冷製:1500円さて次に出てきたのは台湾の旬の味、タケノコ!皆さん食べたことありますか? 台湾では夏のこの時期にしか食べられない季節ものの食材なんです。こちらでタケノコを出している時期もだいたい5月末くらいから始まって、8月中旬くらいまで。
一口食べたらまさに台湾!本場のタケノコの味にナビびっくり!すると彭さんはにこりと笑って「これ、台湾から空輸してるんですよ」え~!そんな貴重なものが東京で食べられるなんて、感激!
台湾から来た旬の味タケノコを台湾のマヨネーズ(←この組み合わせが最高)につけて食べる幸せと言ったら!柔らかくて、やさしくて、清らかな味わい……日本のタケノコと全然違うんですよ。癒されます~~!
わさび醤油にも合うので、マヨネーズと甲乙つけがたいから、交互に食べてしまいそう。この時期、台湾のタケノコを味わうために匯豐齋さんを訪れてほしいと強く思うナビです。
ほかに季節限定のメニューといえば、夏限定空心菜炒め、秋冬限定A菜炒め、冬限定台湾豆苗炒めと、台湾料理好きな人なら食べたいメニューですよね。季節の変わり目にまた来なくちゃ!
しじみの醤油漬け:900円これ見てください、生のしじみなんです!日本では今なかなか食べられないメニューの一つですね。日本では火を通したしじみの醤油漬けを出す店が増えているんですが、こちらは昔ながらの生しじみ。優しい醤油の味わいと、ほんのりピリ辛で、ビールのおつまみにもGOOD♪
魯肉飯(台湾風ひき肉かけご飯):1100円台湾にある魯肉飯って小さなお茶碗に入ってるイメージですが、こちらは半熟に焼いた目玉焼き、青菜、プリプリのエビをトッピングしたリッチな魯肉飯。目玉焼きをレンゲで豪快にくずして食べましょう!
アルミのレンゲで豪快にくずしてみて
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夜市の味とはまた違うけど、この味のファン多し
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現地の魯肉飯をアレンジした濃い目のタレが卵にからんでたまらない美味しさ。でもこの魯肉飯、どこかで食べたことがある味という気が……?
そう思いながら話を聞いていくと、何と匯豐齋の彭さんのお母さんは、あの原宿にある名物台湾料理「千」のお母さん(今はいとこのお姉さんに代替わり)。彭さんは息子さんだったんです!え~!ナビ今日の取材で一番驚いたのはこのことかも。どうりで魯肉飯の味が似ているはずですよね。
タピオカミルクティまんじゅう:500円
東京では匯豐齋しか扱ってないというタピオカまんじゅう。中を割るとミルクティがとろーり、タピオカがぷるん!おまんじゅう部分もミルクティ味です。デザートはこれがイチオシ。
特製自家製ラー油:1000円
この写真は店内のテーブルにあるラー油ですが、自家製ラー油が購入できます。餃子や麺にちょい足しすれば台湾の味に早変わり!
ランチメニューもあります。人気なのは魯肉飯や角煮ご飯、牛肉麺、それと五目焼きそばなんだとか。次は角煮ご飯も食べてみたいな~。
以上、台北ナビ(保谷 早優怜)でした!